世界シェア4位のスマホメーカーOppoが日本参入第二弾のスマートフォンとして「R15 Pro」を発表しました。第一弾のR11sは、あまり話題にならずに静かな門出でしたが、今回発表のあった「R15 Pro」はかなり大規模に日本展開するものと思われます。同じく中国メーカーのHUAWEIの日本参入時の戦略的価格などを思い起こすと、かなり競争力がある価格で展開するものと予想されます。
2018年8月22日にOPPOから発表があり、発売日は8月31日に決定しました。価格は、ミドルレンジとしては少し高めの69,980円が定価となりました。
2018年8月30日、IIJmioから発売となることが発表されました!キャンペーンも実施されます。記事の最後にキャンペーン内容を紹介しています。
この記事の目次
R15 Proのスペックを紹介
R15 Proのスペックをかんたんに紹介すると以下のとおりです。
メーカー | OPPO |
OS | ColorOS 5.1(Android 8.1ベース) |
CPU | Snapdragon 660 |
RAM(メモリ容量) | 6GB |
ROM(ストレージ容量) | 128GB |
バッテリ容量/充電時間 | 3430mAh /約??分 |
本体サイズ | 約75.2(幅)×156.5(高さ)×8.0(奥行き)mm |
重量 | 約180g |
画面サイズ | 約6.28型フルHD+ 有機EL |
解像度 | 2,280×1,080ドット |
カメラ性能 |
有効約1600万画素CMOS+2000万画素CMOS(アウトカメラ) 有効約2000万画素CMOS(インカメラ) |
CPU(SoC)は「Snapdragon660」
SoCは、採用が噂されていた新SoCのSnapdragon670ではありませんでした。前の機種のR11sと同様の660を搭載してきました。Snapdragon660はミドルハイに属するCPUなので、ゲームを含む一般的な使用用途であれば快適に動かすことができます。(参考:スマートフォンのCPU)
PUBGやFORTNIGHTなどの3Dゲームを最高解像度で利用したい、動画編集(視聴ではなく)をスマホで実施したい、VRやARをさくさく楽しみたいという超ヘビーユーザー以外であれば、まったく問題なく(むしろ超快適に)使うことができますので、かなりコストパフォーマンスの高い端末になります。
高い質感のガラスパネル背面
R15 Proは、iPhone8などと同様のガラスパネルの背面を採用しているとのことです。路線としては高級路線の見た目を採用してきたと思います。ただし、ガラス背面は落とすと簡単にヒビがはいってしまうため、普段遣いする際にはスマホケースやカバーを使用する必要がありそうです。
せっかくのガラス背面であれば、iPhone8/Xと同様に無線充電に対応してくれればいいなと思うのですが、この価格帯のミドルハイスマートフォンにそこまで求めるのは酷かもしれません。
防水・防塵・おサイフケータイ・ワンセグは対応している?
日本で要求されることが多い三大機能である「防水・防塵」「おサイフケータイ」「ワンセグ」のうち2つに対応してきました。これは、国内でかなり使い勝手の良いスマートフォンとして爆売れするのではないでしょうか。
- 防水・防塵:防水対応
- おサイフケータイ:FeliCA対応 →モバイルSuica、Edy、iD、QUICPay、WAON、マクドナルド、nanacoに対応
- ワンセグ:非対応 →ワンセグ機能はついていません
特におサイフケータイの「FeliCA」に対応してきたのはかなりの高得点です。FeliCA対応のSIMフリースマートフォンはこれまで数が限られていたので、格安SIMユーザーにとっての福音となりそうです。
R15 Proの対応するLTEバンド周波数帯 docomo/au/ソフトバンクとの対応表
周波数帯 | R15 Pro | docomo | au | ソフトバンク | 楽天(2019年新規参入予定※「楽天モバイル」とは異なります) |
主要な格安SIM/MVNO | 楽天モバイル ,イオンモバイル,IIJmio,U-mobile | UQモバイル,mineo | Y!mobile,LINEモバイル | ||
Band1 (2.1GHz) | 〇 | ◎(エリアと速度重視のメイン周波数) | ◎(2つ目のメイン周波数) | ◎(エリア重視のメイン周波数) | |
Band3 (1.7GHz) | 〇 | ○(速度重視。東名阪のみで使えて快適に) | △(これから整備していく周波数) | ○(速度重視の周波数。都心部ではエリアも広い) | ◎(楽天唯一の重要なメイン周波数) |
Band8 (900MHz) | 〇 | ◎(エリア重視のメイン周波数) | |||
Band11 (1.5GHz) | × | △(速度重視。まだ整備中) | △(速度重視。まだ整備中) | ||
Band19 (800MHz) | 〇 | ◎(エリア重視。FOMA+として使われていて山間部に強い) | |||
Band21 (1.5GHz) | × | △(速度重視。あるとより快適に) | |||
Band26 (800MHz) | 〇 | ◎(エリア重視のメイン周波数。Band18とも表記される) | |||
Band28 (700MHz) | 〇 | ○(エリア重視で整備中) | ○(エリア重視で整備中) | ○(エリア重視で整備中) | |
Band41 (2.5Ghz)/TDD | 〇 | ◎(速度重視。子会社のUQがWiMAXとして展開) | ◎(速度重視。子会社のWCPがAXGPとして展開) | ||
Band42 (3.5Ghz)/TDD | × | △(速度重視でエリア狭い。整備中) | △(速度重視でエリア狭い。整備中) | △(速度重視でエリア狭い。整備中) |
表の見方は以下のとおりです。使おうと考えているキャリアの◎に対応していることを確認した上で購入することが大事です。
- ◎・・・それぞれのキャリアを利用するなら必須の周波数帯
- ○・・・それぞれのキャリアを快適に利用するために重要な周波数帯
- △・・・それぞれのキャリアを利用するためになくても困らない、もしくは、現在整備中の周波数帯(もちろん対応しているとより快適に使える可能性が上がります)
表に記載していない、その他の対応周波数帯は以下のとおりです。日本では対応していても意味はありませんが、海外旅行などの際に役に立つ情報なので記載しておきます。
FDD-LTE:Band 2/4/5/7/18/20
TD-LTE:Band 38/39/40
W-CDMA: B1/B2/B4/B5/B6/B8/B19
デュアルSIM対応状況
R15Proは、デュアルSIMに対応しています。利用できる回線は2G, 3G, 4Gとなっており、DSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)が利用可能です。
DSDVでは、4G+4Gの2回線を同時に利用することができます。auのVoLTEにも対応します。となると、auのカケホ+データSIMや、UQmobileとドコモ系MVNOの組み合わせなど、かなり自由度の高い使い回しが可能になりそうです。
ディスプレイは6.28インチの大画面
R15 Proは、かなり大画面の6.28インチのディスプレイを持ちます。同時に発表されたR15 Neoと同様に大画面でありつつも端末全体は比較的コンパクトに作られています。画面占有率(スマートフォンの大きさに占める画面の比率)は88.8%とかなり大きい数字になっており、スマホ全体が「ほとんど画面」といっても過言ではない印象を持ちます。
現在、ご来場頂いた方々による #R15Pro&#R15Neo の“タッチ&トライ”のお時間です。#OPPO pic.twitter.com/a3fQN6mFYK
— OPPO Japan (@OPPOJapan) 2018年8月22日
OPPOの公式Twitterで紹介されている画面を見ると、上下のわずかな部分を除いて画面になっていることがわかります。
OPPOの特徴は「美顔機能」
中国でOPPOが大ヒットしている理由の一つが、ビューティ補正機能です。
インカメラは2000万画素の超高解像度でありながら、シャッターを押すとほぼ同時に顔の特徴的な296箇所を捉えてAIが最適なビューティ補正をしてくれるという機能がついています。R15 Proに搭載されているSnapdragon660は、こうしたAI機能にも強みを持つSoCのため、かなり高速に「いい感じ」に仕上げてくれます。AI機能を美顔機能に使うというのはOPPOならではの尖った機能です。
取扱予定の格安SIM会社は?
前の機種である「R11s」は、主だったMVNOが取扱をすることがなかったので、直販サイトで単体購入する必要がありました。今回の「R15 Pro」の対応周波数帯の表を見ると「Band21」と「Band26」に対応していることが気になります。
発売が予想されるドコモ系MVNO
特に「Band21」は、世界的に使われていない周波数帯で基本的に日本のドコモしか対応していない周波数帯となります。ここに○がつくということは、おそらくドコモ系のMVNOから販売される可能性が非常に高いと思われます。
ドコモ系MVNOの代表格である「楽天モバイル」と「OCN系列」から発売されることは間違いないのではないでしょうか。
発売が予想されるau系MVNO
もうひとつ気になるのはauのメイン帯域である「Band26」にも対応していることです。この帯域は中国でも使われているので、必ずしも日本国内を狙ったものとは言えないかもしれませんが、UQmobileからの発売ももしかするとありえるのではないかと思います。
気になる発売時期と価格は?
今回の発表は8/14にありました。発売時期ですが、特に新SoCなどを使っているわけでもないので、すでに出荷準備は揃っていると思いますので9月までには発売されると思います。実際、オーストラリアのTelstraではすでに販売が開始されているとのことです。
おそらく8月末ごろなどに楽天モバイルなどのMVNOとの端末合同発表会が開かれて、9月頭に販売開始となるのではないでしょうか。→その後、9月下旬に順次発売になると発表がありました。
気になる価格は6万円台の69,980円!
オーストラリアの価格情報を見ると「The Oppo R15 Pro commands a slight premium over the $659 Oppo R15, retailing for $779 outright in Australia.」と記載されており、豪ドルで659~779ドルで販売開始されるだろうとのことです。
779豪ドルを日本円に直すと62,800円なので、6万円台で発売されるものと思います。しかし、冒頭に書いたように今回の端末はOppoにとっての事実上の日本本格参入となるので59,800円などの金額で発売するのではないかと予想しています。
とかなりの衝撃価格を期待しておりましたが、やや高めの69,980円での販売となりました。
まずは、Amazonや家電量販店で販売するとのことですが、楽天モバイルやOCNモバイルなどのMVNOからの販売に期待したいと思います。こうした会社であれば、端末キャンペーンで4万円台で購入できるセールを10月~11月頃にはきっと開いてくれると期待しています!
気になるみんなのレビューと口コミ
早速、発表会で実機を試している方のツイートを見つけました。
OPPO R15 Proのビデオ機能。アウトカメラは4k、1080p、720p。インカメラは1080p、720p。動画でもビューティーモードで撮れるけど720pに限られる #OPPO #R15Neo #R15Pro pic.twitter.com/roLCBIejeO
— ノダタケオ Takeo Noda (@noda) 2018年8月22日
かなりくっきりとした写真や映像をとれるようで、OPPOの実力発揮と言えるでしょう。
R15 Proをセット販売している格安SIMのキャンペーンはこれだ!
IIJmio
価格
月額 2850円(×24ヵ月=68400円)
一括 67,800円
+Amazonギフト10,000円
→実質57,800円!
9月下旬より販売開始!現在IIJmioでは、10/3(水)まで「OPPO発売記念キャンペーン」実施中!
最大10000円分のAmazonギフト券プレゼント!