というのも、LogicLinks(ロジックリンクス)はAbemaTVなどヒットを出し続けるサイバーエイジェントの系列会社です。サイバーエージェントのゲーム部門子会社が「Cygames」です。TVCMでも有名ですね。
このCygamesで大ヒット作「グランブルーファンタジー」や「Shadowverse」を生んだプロデューサー春田康一が作った会社が「LogicLinks」です。
LogicLinks(ロジックリンクス)はサイバーエイジェントのグループ会社なので、とらえ方によってはとうとうサイバーエイジェントが格安スマホに参入してきたようにもとらえられます。
業界に遅れて参入したリンクスメイトは、後だしジャンケンのメリットを最大限生かし通勤通学を楽しく過ごせるMVNOに仕上げてきました。ニコニコ大会議で発表されたばかりで口コミや評判がないので当サイトでしっかり解説してみます。
ちなみにサービスはすでに先行受付が始まっています。連携特典などフルサービスでの利用は7月からですが、メインのカウントフリーは5月末から利用できます。
この記事の目次
LinksMateの特徴
LinksMateの最大の特徴はカウントフリーです。カウントフリーとは、特定のサービスで利用したデータ容量を月間高速データ容量の消費にはカウントしないサービスです。
もし月の高速データ容量をその他のサービスで使い切ってしまったとしても、カウントフリー対象のサービスは引き続き高速データ回線として快適な回線速度で利用することができます。※例外ケースがあるのでココをご覧ください。
このカウントフリー対象を人気ゲームと、Twitter、facebook、AbemaTVなど通勤通学で大勢の人が利用する人気アプリを上手に組み合わせてきました。
低用量プランからOKのデータシェア機能。いつ辞めても違約金がとられない気軽さ、SMS標準装備など、使ってみるとゲームが好きな方には役立つサービスに仕上がっています。
ただ、プラン数が少なく 5GB/10GB/20GB/30GBと4つだけです。自分の利用するデータ容量を細かく把握している方にとってはプランとプランが5GBから10GBも間が空いている飛びの多い設定になじみにくいかもしれません。
しかし、そんなデメリットもカウントフリーなどを上手に活用すればきっとかなりのコスパをたたきだすMVNOになります。
利用料金、プラン一覧
リンクスメイトの利用料金は業界最安値というわけではありません。まず他社ではオプション扱いのSMSが標準装備になっているので、SMSの通常付帯料金の120円が全プランのっかています。
これは、最近のゲームがショートメッセージで認証して初めて利用できるものも増えているので、まさにゲーマー系MVNOとしてのこだわりの料金設定です。
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データ専用プラン (SMS付き) |
音声通話付きプラン (SMS付き) |
5GB |
1,500円 |
2,100円 |
10GB |
2,500円 |
3,100円 |
20GB |
4,200円 |
4,800円 |
30GB |
5,400円 |
6,000円 |
最安値ではないですが、カウントフリーが強烈なのでわずかな価格差を吹っ飛ばすコスパになります。狙うはゲームやAbemaTV使い放題で最安値の5GBプランで収めたいですネ。
主なオプションサービス機能の有無
カケ放題 |
× |
ポイントシステム |
× |
データ共有 |
○ |
複数SIM契約 |
○ |
カウントフリー |
○ |
大容量・無制限プラン |
○ |
Wi-Fiスポット |
○ |
バースト転送機能 |
? |
データ繰り越し |
○ |
|
|
カウントフリー対象ゲーム・SNS・コンテンツ一覧【17年5月更新】
LinksMateのカウントフリーは大きくわけると、ゲーム/コンテンツ/SNS の3つのコンテンツが対象になっています。サイバーエイジェントグループ以外のサービスもその対象になっています。
2017年5月段階の対象カウントフリーサービスをまとめます。
ゲーム |
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■ Cygames | ||
グランブルーファンタジー |
Shadowverse |
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■ KONAMI | ||
実況パワフルサッカー |
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■ ブシロード・CraftEgg | ||
BanG Dream!ガールズバンドパーティ! |
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■ ForwardWorks | ||
みんゴル |
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■ DMM.com | ||
三国ブレイズ |
千年戦争アイギス A |
刀剣乱舞-ONLINE- Pocket |
一血卍傑-ONLINE- |
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■ Marvelous | ||
剣と魔法のログレス いにしえの女神 |
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■ Happy Elements | ||
あんさんぶるスターズ! |
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コンテンツ・SNS |
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AbemaTV < CyberAgent > |
AWA < CyberAgent > |
GooglePlay |
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AppStore |
ゲームと連携してもらえる毎月の特典って何?
リンクスメイトはカウントフリーの対象になるゲームアプリに提携特典を付けています。そのゲームで利用できる「レアアイテム」をもらえたりなどゲームにより特典の中身は変わってきます。
ただゲーム提供会社に特典提供をリンクスメイトから呼びかけているので必ず対象ゲームすべてに特典があるわけではありません。あったとしてもすべてのゲームと「連携」して特典を受け取れるわけでもありません。
契約しているプランにより連携できるゲーム数が設定されているのでその範囲内で「連携」することができます。以下の表をご覧ください。
プラン |
連携可能タイトル数 |
毎月獲得できるスター数 |
5GB |
1タイトル |
なし |
10GB |
3タイトル |
1個 |
20GB |
3タイトル |
1個 |
30GB |
3タイトル |
1個 |
10GB、20GB、30GBのそれぞれは連携タイトル数は同じですが、連携によりもらえるアイテムなどの量は質はそれぞれに違うようです。
と、ゲームをしない人にとってはどちらでもよい話ですが、そのゲームを楽しんでいる方にとってはうれしいプレゼントが毎月もらえる楽しさがあるようです。
価格は安いのか、徹底料金比較
LinksMateの利用料金は格安スマホ各社と比べて高いのか安いのか比較してみましょう。ここではまず最安値宣言をしていた「DMMモバイル」と比較し業界の中でどの程度の価格なのか見てみましょう。
そのあと特徴が似ている「BIGLOBE sim」と「LINEモバイル」と比較してみたいと思います。LinksMateの特徴が見えてきます。
LinksMate vs 最安値路線イオン/DMMモバイル 料金比較
プラン数が多く最安値路線で展開しているイオンモバイルとDMMモバイルの2社と比較してみます。イオンとDMMで同プランがある場合は価格の安い方とリンクスメイトで比べています。では早速一覧表でチェックしてみましょう。
※データ専用(SMS付き)プランで比較
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LinksMate |
イオンモバイル(E)/ DMMモバイル(D) |
5GB |
1,500円 |
1,360円(D) |
10GB |
2,500円 |
2,340円(D) |
20GB |
4,200円 |
4,130円(D) |
30GB |
5,400円 |
5,520円(E) |
イオンモバイルやDMMモバイルは特定のサービスを特に使うことがなくとにかく安く使いたい人にはお勧めのMVNOです。でもカウントフリーを利用できるリンクスメイトのインパクトは大きいです。
カウントフリーライバル2社BIGLOBEとLINEモバイルとの比較
LinksMateのカウントフリー機能は、BIGLOBEのエンタメフリープランとLINEモバイルのコミュニケーションフリープランと比べるとメリットを理解しやすくなります。それぞれの特徴を見てみましょう。
カウントフリーの対象アプリ |
LinksMate カウントフリーオプション |
BIGLOBE エンタメフリー |
LINEモバイル MUSIC+プラン |
ゲーム |
○ |
× |
× |
SNS |
Twitter |
× |
LINE |
その他 |
AbemaTV AWA |
YouTube Google Play Music Apple Music AbemaTV Spotify AWA |
LINE MUSIC |
唯一ゲームが対象になっている。かつSNSとAbemaTVが利用できる | まさにエンタメ系に特化したサービス。ゲームをしない人にはよいかも | その名のとおりコミュニケーションとしてスマホを利用している人によい |
では次に3社の料金を比較してみましょう。ぴったりのプランがないので上のスペックを加味したうえで評価する必要があります。
※データ専用(SMS付き)プランで比較
|
LinksMate カウントフリーオプション |
BIGLOBE エンタメフリー |
LINEモバイル MUSIC+プラン |
例としたプラン |
5GB/ 1,500円 |
6GB/ 1,570円 |
5GB/ 2,140円 |
オプション料金 |
500円 |
980円 |
上記コミ |
合計 |
2,000円 |
2,550円 |
2,140円 |
LINEモバイルと比べると同じ5GBプランで少し安くそれでいて「AbemaTV」が見放題なのは評価が高くなります。LINEのヘビーユーザーでなければリンクスメイトがお勧めかも。
ゲーム好きの方が利用しやすいシェアプランの中身
リンクスメイトのシェアプランは結構使いやすい仕上がりになっています。一人が5枚までSIMを複数契約できるのですが、ここがすごいのはどのプランでもデータをシェアすることができるところです。
「××BG以上のプランでないとデータシェアできない」とか「合計3枚のSIMしか共有できない」などしばりが多い中、リンクスメイトはどのプランでも5枚までSIMを共有することができます。
つまり、一番安い5GBプランで契約して1枚300円ごと毎月支払って自分の複数の端末(デバイス)にそれぞれSIMを入れて利用することができます。
家族でわけあって節約することもできますが、ゲームをする方はスマホとタブレットなど複数のデバイスを使い分ける方が多いのでそれぞれにSIMを挿入して利用し、しかもゲームはカウントフリーにしておけばかなりの節約になります!
データプランだけじゃない通話プランも縛りなし!
LinksMateは最低利用期間や違約金がありません。データ専用プランでは常識ですが、音声付きプランも違約金ゼロに設定しています!
これをやっているのはイオンモバイルとここぐらいかもしれません。解約時に事務手数料として3,000円かかりますがこれだけです。
カウントフリーサービスを試しで利用してもし回線速度が遅いなど不満があれば通話付きのメイン回線でもすぐに解約することができます。この安心感はうれしいです。
LinksMateのここがわかりずらい!
linksmateのホームページをみるといくつかわかりずらいところがあります。オペレーターに聞いてもまだ慣れていないのかよくわからないとの回答が多く、チャットでのやりとりがすぐに1時間を超えるほどスローリーなやり取りになりました。
だんだんプロフェッショナルになっていかれると思います。ここがすごいのが後日電話で不明点を丁寧に回答してくださいました。以下のわかりずらかったこともスッキリしたので皆さんと共有いたします。
90%のカウントフリーってどういう意味?
カウントフリーの解説に『対象アプリの通信量のカウントが90%以上OFFになるオプションサービスです。』とあります。カウントフリーなのに10%はカウントするの?どういう意味なのでしょうか?
オペレーターの方に確認したところ、これは主に対象アプリを利用しているときに起きてしまうアプリ外の通信量のことを言っているようです。
何かのゲームをしていてもどうしてもそのゲームの誘導で他のブラウザが動いて広告を見せようとしてくることがあるようです。その場合カウントフリー対象外ブラウザが裏側で走ってしまい通信容量を消費してしまうことがあるようです。
リンクスメイトの方でテストをしたところ1割ほど容量を対象外として消費してしまったので90%という言い方にしたようです。ある意味正直な会社だなぁと思いました。
あと、ツイッターなどで時々掲載されるYouTubeなどの動画もツイッターのブラウザの中で見ている分にはカウントフリーです。外部リンクにとんでしまうと通信量がカウントされますので、タップしてYouTubeにいって閲覧しないよう注意が必要です。
3日間規制ある?低速からデータ通信規制状態になるとは?
通信制限の解説ページに「低速モード時に3日間でデータ通信容量が300MBに達した場合データ通信規制状態になる場合があります。」とあります。
高速モードを3日間使いすぎたら低速にする。ではなく3日間の利用容量によって「低速」から「通信規制状態」になるとはどういう意味なのか?
これもオペレーターの方に確認したところ以下のことがわかりました。
・月間の高速データ容量を使い切ると「低速モード」になる
・高速容量を使いきり「低速モード」になった状態で3日で300mb以上利用すると「通信規制状態」になる時がある
・低速モードは200kbps。通信規制状態はそれ以下で具体的速度は開示していない
低速モードになっても、カウントフリーの対象アプリは高速のまま利用できます。ただ低速モードで3日で300mb以上使って規制された場合はカウントフリーの対象アプリも制限速度になってしまいます。
低速の200kbpsだと何とか検索やSNSはできますが、規制状態のそれ以下はほぼ何もできないので注意が必要です。しかし、低速モードでの3日合計容量を見て規制をかけるMVNOはあまり例がありません。
LinksMate~お勧めできる人・できない人
サイバーエイジェントグループのLogicLinksが提供するゲーマーにとことん優しい格安スマホ「LinksMate」について解説してきました。
最後にまとめるとどんな人に「LinksMate」はお勧めできて、どんな人におすすめできないか?
LinksMateをあまりお勧めできない方
- ゲームをほとんどしない人
- LinksMateで対象外のゲームしかほぼ利用しない方
- AbemaTVではなく、YouTubeをよく見る方
- 通話回線からの電話が多い方
LinksMateは対象ゲームとAbemaTVがたった500円でカウントフリーになることが一番大きな特徴です。それでそもそもゲームをしない方や、対象のゲームはほぼ遊ばない方にとってはメリットはありません。また容量を使うAbemaTVのカウントフリーも利用しないかたにとっては無用の長物になります。
またかけ放題プランがないので、090などの通話回線で電話をかけることが多い方にはお勧めできません。カケ放題がついている楽天モバイルなどをお勧めします。またYOUTUBEをよく利用する方ならBIGLOBEのエンタメフリープランをお勧めします。
LinksMateをお勧めしたい方
- カウントフリー対象ゲームの愛用者
- AbemaTVをよく利用する方
- データシェアを低容量プランでも利用したい方
ゲームがカウントフリーで通信量を気にせず利用できるので、自分の愛用しているゲームがカウントフリー対象であれば間違いなくお勧めです。
またAbemaTVにはまっている人もまったく容量を気にせず楽しめるので通勤通学時間が楽しく過ごせるようになります。連絡はLINEなどで十分でほとんど電話はかけない方で上記に該当すれば今すぐ乗り換えをお勧めします。解約違約金もないのでまずは試しで使ってみましょう。