ただし、端末によっては楽天モバイルのテザリングが利用できないことがあるので、自分の端末はテザリングに対応しているかどうかをしっかり確認する必要があります。
今回は楽天モバイルでテザリングを使う方法について解説します。
この記事の目次
テザリングとは
テザリングとは、スマホを経由してパソコンやタブレット、ゲーム機などをインターネットに接続することです。
テザリングを使えば自宅で無線LAN(Wi-Fi)を使っているような感覚で、外出先でもパソコンやタブレットでインターネットを楽しめます。
テザリングにはUSBテザリング、Wi-Fiテザリング、Bluetoothテザリングの3つの接続方法があります。
USBテザリング
USBケーブルでパソコンとスマホを接続する方式です。有線LANに近いので通信速度が安定しやすいですが、外出先でUSBテザリングを利用するためにはUSBケーブルを持ち歩く必要があるので少し面倒です。
Wi-Fiテザリング
スマホのWi-Fi機能を使って接続する方式で、テザリングの中ではもっとも一般的な方法です。無線LANと同じような感覚で使えるので設定が簡単
ですし、複数の端末を接続することができます。
Bluetoothテザリング
近距離無線通信規格の1つである「Bluetooth」を使う方式です。感覚的にはWi-Fiテザリングと似ていますが通信速度は遅いです。その代わりWi-Fiテザリングよりもバッテリーの消費が少ないです。
通信速度よりも長時間の利用を重視する場合におすすめです。
楽天モバイルではテザリングができる
パソコンやタブレットを外で使う際に便利なテザリングですが、楽天モバイルでも問題なく使うことができます。
楽天モバイルは全プランでテザリングが可能
楽天モバイルには全部でSIMカードタイプごとに、6種類のプランがあります。
以下、楽天モバイルの料金プランです。
プラン名 |
通話SIM |
050データSIM |
データSIM |
ベーシックプラン※ |
1,250円 |
645円 |
525円 |
3.1GBプラン |
1,600円 |
1,020円 |
900円 |
5GBプラン |
2,150円 |
1,570円 |
1,450円 |
10GBプラン |
2,960円 |
2,380円 |
2,260円 |
20GBプラン |
4,750円 |
4,170円 |
4,050円 |
30GBプラン |
6,150円 |
5,520円 |
5,450円 |
※最大通信速度は200kbps
楽天モバイルではSIMカードのタイプにかかわらず、全プランでテザリングを利用することが可能です。高速通信が使える3.1GB~30GBのプランはもちろん、低速通信しか使えないベーシックプランでもテザリングが使えます。
ただしベーシックプランの通信速度は遅いので、テザリングには向いていません。テザリングを利用する際は高速通信が使えるプランを選びましょう。
テザリングを利用して、頻繁にパソコンやタブレットなどをインターネットに接続する場合は、スマホだけを利用する場合よりも多くのデータ通信量を消費しますので、10~30GBの大容量プランを選ぶのがおすすめです。
※月のデータ容量をすべて消費すると、通信制限がかかり、通信速度がベーシックプランと同じ200Kbpsに制限されます。この通信速度でテザリングをすることも不可能ではありませんが、WEBページの表示速度がかなり遅くなるなど、ストレスを感じることになります。
申し込みや別途料金は不要
楽天モバイルのテザリングは申し込みが不要で月額料金、オプション料金など一切かかりません。楽天モバイルを申し込めば誰でも使うことができます
大手キャリアの場合、テザリングはオプションとして用意されていることが多いです。利用する際に申し込みをしないといけませんし、しかも有料です。
申し込み不要かつ無料でテザリングを利用できる楽天モバイルのほうが使い勝手が良いですね。
楽天モバイルでテザリングが出来る端末と出来ない端末
楽天モバイル自体はテザリングに対応していますが、端末によっては楽天モバイルでテザリングが出来ないことがあります。テザリングを使う予定のある人は、自分の端末がテザリングに対応しているかどうかをあらかじめ確認するようにしましょう。
iPhoneであれば全機種でテザリングができる
楽天モバイルでは自分で用意したiPhoneを利用することができます。iPhoneの場合、楽天モバイルに対応しているすべての機種でテザリングが可能です。
SIMフリー版およびドコモ版のiPhoneであればSIMロック解除をすることなくそのまま挿して使えます。au版およびSoftbank版のiPhoneもSIMロック解除をすれば楽天モバイルで使用でき、テザリングも可能です。
Androidでも、SIMフリー端末を利用する場合は問題なくテザリングを利用することが出来ますが、ドコモ版のAndroid端末でテザリングを利用する場合は注意が必要です。
Androidのうち、ドコモ版のAndroid端末ならSIMロック解除せずに楽天モバイルで使用できますが、ドコモ版のAndroid端末ではデータ通信や電話はできてもテザリングができません。
ドコモ版のAndroid端末はテザリングを使うと強制的にドコモのアクセスポイントを利用するようになっているので、楽天モバイルではテザリングができないようになっています。
ドコモ版のAndoird端末でも一部のものはテザリングに対応していますが、ほとんどの端末では対応していないので注意が必要です。
※楽天モバイル動作確認済み端末一覧ページ:
https://mobile.rakuten.co.jp/device/?l-id=header_pc_decvicecheck
テザリングの使い方
楽天モバイルでは対応している端末であれば、別途申し込みをすることなくテザリングを使えます。設定方法もとても簡単です。
iPhoneのテザリング設定
iPhoneのテザリング設定は以下の通りです。
iPhoneの場合
▼これで、iPhoneのテザリングがオンになります。テザリングをオンにするとSSIDとWi-Fiパスワードが表示されるので、接続する側の端末でSSIDを選択し、Wi-Fiパスワードを入力すれば接続できます。
Androidのテザリング設定
Androidの場合はメーカーによってカスタマイズされているので設定方法が異なることがありますが、おおむね同じです。
Androidの場合
▼ネットワーク名およびパスワードを設定する画面が表示されるので、任意のネットワーク名とパスワードを入力しましょう。
▼セットアップが完了したらさきほどの画面にもどり、「ポータブルWi-Fiアクセスポイント」をタップしてオンにします。これでテザリングがオンになります。接続する端末側でさきほどのネットワーク名を選択し、パスワードを入力すれば接続できます。
まとめ
今回は楽天モバイルでテザリングをする方法について解説しました。楽天モバイルでもテザリングは問題なく使えます。しかも大手キャリアとは違い、申し込みが不要で料金もかかりません。
ただし、すべての端末でテザリングが出来るわけではありません。端末の中には対応していないものもあるので、楽天モバイルでテザリングを利用する場合は自分の端末がテザリングに対応しているかどうかをあらかじめ確認するようにしましょう。