iPhone5・5sを楽天モバイルで利用する方法まとめ

2012年に登場し、大人気スマホとなったiPhone5。翌年にはマイナーチェンジ版の5sが発売され、ドコモユーザーもiPhoneを利用できるようになりました。
本サイトの読者にも、iPhone5や5sを所有している方は多いのではないでしょうか。iPhone5や5sは、条件を満たすことで楽天モバイルの端末として利用できます

 

分割払いの終了した端末であれば、回線を楽天モバイルに換えることで、かなり安価に運用することが可能となります。今回は、楽天モバイルでiPhone5・5sを利用するための方法や条件を、詳しくチェックしてみることにしましょう。

中古で購入するSIMフリーiPhoneの選び方にも触れますので、ぜひご一読ください。

楽天モバイルで利用できるiPhone5・5s

冒頭で述べたとおり、iPhone5と5sは楽天モバイルの端末として活用できます。ただし、無条件で利用できる機種は、以下の端末のみとなります。

  • SIMフリー版のiPhone5・5s
  • ドコモ版のiPhone5s

楽天モバイルはNTTドコモの回線を使用するMVNOであるため、APN構成プロファイルをインストールすれば、docomo版iPhone5sの通信に利用できます。また、SIMフリー版のiPhone5や5sも、楽天モバイルのSIMカードで活用可能です。APN設定方法については以下のページで解説しています。

⇒ iPhoneの場合の初期設定手順を解説

他方、au版およびソフトバンク版のiPhone5・5sは、そのままでは楽天モバイルの端末として利用できません。各キャリア会社のSIMカード以外では、通信を行えないようになっているのです。逆に言えばau系の回線を使う他社格安SIMならau版iPhoneがそのまま使えます。

ただ、auやソフトバンクのiPhone5・5sも、SIMロックを解除すればドコモ系である楽天モバイルのSIMカードも利用できるようになります。SIMロックを解除する方法は、以下の2つです。

  • 業者にファクトリーアンロックを依頼する
  • SIMロック解除アダプタを利用する

専門業者にファクトリーアンロックを依頼すると、iPhoneをSIMロックがかかる以前の状態に戻すことができます。ただし、ファクトリーアンロックを依頼できる業者は海外に集中しており、利用に英語でのやりとりが必要である場合がほとんどです。

また、料金も2~4万円程度と高額であるため、あまり利用をおすすめできません。

SIM解除を行うなら、SIMロック解除アダプターの利用がおすすめです。設定にある程度の知識を要する場合はありますが、基本的にナノSIMカードと一緒にSIMスロットにいれて動作確認をするだけです。価格が2,000円程度と安価なので使用してみる価値はあります。

ただ、市場に流通しているsimロック解除アダプタには、粗悪品も多いので要注意です。また、購入したアダプタは、楽天モバイルのSIMカード契約後でなければ使えるかどうか試せません。

SIMロック解除アダプタの購入は、一種の「賭け」になりがちです。不要な出費を避けるためにも、SIMロック解除アダプタは返金保証付きの製品を選ぶようにしましょう。アフターサービスのしっかりした製品なら、設定に困難を感じた場合もサポートを受けることができますよ。

中古のiPhone5・5s購入について

現在Appleストアでは、iPhone5および5sの販売を行っていません。新たにiPhone5・5sを入手したい場合は、白ロムの中古品を探す必要があります。もし中古で購入するなら、おすすめはiPhone5sです。iPhone5は発売から5年が経とうとしており、2017年のうちにアップデートへの対応が打ち切られる可能性があります。

では、中古のiPhone5sは、どの程度の価格で取引されているのでしょうか。2017年1月16日現在の、ヤフオク相場などから中古市場価格をチェックしてみましょう。

まずは、ドコモ版iPhone5sの中古価格から。

ドコモ版iPhone5S

中古価格

16GB(未使用品)

4万円前後

32GB(未使用品)

4万3千円前後

64GB(未使用品)

4万6千円前後

データ記録容量による価格差は、あまり大きくありません。ドコモ版のiPhone5sを狙うなら、記録容量の大きいモデルを探したほうがよいでしょう。ちなみに、未使用品にこだわらなければ、2万円台で程度のいい64GBモデルも狙えますよ。

続いて、SIMフリー版iPhone5sの中古価格をチェックしてみましょう。

SIMフリー版iPhone5s

中古価格

16GB(未使用品)

4万7千円前後

64GB(未使用品)

6万円台半ば

SIMフリー版iPhone5sの流通量はやや少なく、未使用品となると数えるほどの台数しか見つかりません。運よく見つかっても、64GBモデルの取引相場は高額。6万円の予算があるなら、未使用品のiPhone6や6sを探した方が賢明です。

他方、美品のSIMフリー版iPhone5sなら、64GBモデルが3万円台後半で見つかる場合があります。この程度の値段であれば、5sを購入する価値は十分あるといってよいでしょう。

なお、iPhone5であれば、SIMフリー版65GBの美品を2万円台後半で狙えます。とにかく安く買えるiPhoneが欲しいなら、こうした商品を探してみるのも1つの手です。

ネットワーク利用制限に要注意

中古のiPhone5・5sを購入する際は、「ネットワーク利用制限」の表記に注意してください。ネットワーク利用制限とは、スマホの不正利用を防ぐために設けられている制限です。端末代の未払いや、端末の盗難といった事態の発生により適用され、問題が解消するまではキャリアの回線での通信が行えなくなります。

中古iPhone購入時に注意したいのは、ドコモ版iPhoneのネットワーク利用制限。ドコモ回線の利用制限がかかっていることにより、楽天モバイルのSIMカードでも通信を行えない可能性があります。

高額な「使えない中古iPhone」の購入は、絶対に避けたいものです。ネットワーク利用制限の状態は、以下3つの記号で示されます。購入時にしっかりチェックしましょう。

=制限なし
=現時点では制限がかかっていない
×=ネットワーク利用制限が掛かった状態

ネットワーク利用制限が「○」となっていれば、楽天モバイルの端末として問題なく利用できます。「△」と表記されている場合は、元の所有者の端末代分割払いが完了していない状態だと判断してください。元所有者が支払いを怠たることにより、突然ネットワーク利用制限が課される可能性があります。

「×」と表記されている端末は、ネットワーク利用制限がかかっているので購入を避けましょう。下手をすると、盗難品かもしれません。もしネットワーク利用制限の表記が確認できない場合は、ショップに問い合わせを行いましょう。以上の点に注意して、安全に利用できるiPhone5・5sをゲットしてください。

プランを選ぼう

楽天モバイルでのiPhone5・5s利用を決めたら、契約するプランの選定を行いましょう。楽天モバイルで契約できる格安SIMカードには、データSIM、050データSIM、音声通話SIMの3種類があります。

音声通話を利用したい場合

キャリアと同じように音声通話を利用したい場合は、通話SIMを選んでください。SIMカードのタイプを決定したら、次はデータ通信量を選択します。

今まで利用していた端末を利用したい場合

「長年使ったiPhone5を安く運用できるようにしたい」という場合は、3.1GBプランがおすすめです。3.1GBプランの月額料金は、通話SIMを選んだ場合で1,600円(税抜)。税込でも、月々1,728円で利用でる料金設定になっています。

iPhone7や今後登場する7sへの将来的な乗り換えを考えるなら、こうした安価なプランでスマホ代を節約するのも1つの手。浮いたお金を貯めておけば、最新端末も購入しやすくなります。

3.1GBだと少し心配な場合

「高速データ通信量が3.1GBでは心もとないかも…」という方は、5GBプランをチョイスするとよいでしょう。通話SIM・5GBプランの月額料金は2,150円。通話SIM・3.1GBプランとの料金差は、わずか550円です。

思いっきり利用したい場合

「データ通信量を気にせずにiPhoneを利用したい」というヘビーユーザーには、以下3つのプランがおすすめ。利用できる高速データ通信量が多く、高画質動画の視聴も存分に楽しめます。

通話SIM・10GBプラン

2,960円

通話SIM・20GBプラン

4,750円

通話SIM・30GBプラン

6,150円

いずれのプランも、大手キャリアと比べれば利用料金は安価な上、通信速度もドコモ回線なので安定しています。ただ、20GBプランだけは、大手キャリアとの料金差が小さめ。たとえば、ドコモの20GBプラン「ウルトラデータLパック(月額6,000円)」との料金差は、わずか1,250円です。

料金の安さを求めて格安スマホに乗り換えるなら、もっと大きな節約効果を得たいところ。楽天モバイルで契約する格安simプランは、コストパフォーマンスも考慮して選ぶことをおすすめします。

楽天モバイル契約時の注意点

iPhone5・5sを端末として楽天モバイルを契約する際は、以下の点に注意してください。

楽天モバイル契約時の注意ポイント

  • MNPは予約番号の有効期限が10日以上残っているうちに申し込む
  • SIMカードサイズはnanoSIMを選ぶ
  • 空白期間に注意する

大手キャリアから電話番号を引き継ぐ場合は、MNP予約番号の有効期限に注意してください。MNP予約番号の有効期限が10日を切ると、楽天モバイルにMNP転入を申し込めなくなります。

ドコモであれば「My Docomo」で、auとソフトバンクは電話でMNP予約番号を取得可能です。いずれにせよ自宅で手続きできるので、MNP予約番号を取得したらすぐに楽天モバイルの申し込みを行うとよいでしょう。

楽天モバイルを契約する際は、SIMカードのサイズに注意してください。iPhone5・5sに利用できるSIMカードは、nanoSIMのみです。標準SIMやマイクロSIMでは、SIMトレイに収まりません。SIMカードサイズを間違えて注文すると、交換するために1枚3,000円の手数料がかかってしまうので気を付けましょう。

もう1つ注意したいのが、MNPにともなって生じる空白期間。楽天モバイルにMNP転入を申し込むと、手続きを完了してからSIMカードを受け取るまでにキャリアの回線を利用できなくなる期間が生じます。SIMカードが届くまでに回線切り替えが行われるため、機能するSIMカードが手元にない状態が発生してしまうのです。

この空白期間をなくしたい場合は、楽天モバイルを申し込む際に「自宅から楽天モバイル開通受付センターに電話して開通する」を選択してください。これにより、SIMカード到着後に自分で回線の切り替えを行えるようになります。

回線の切り替え手続きは、「楽天モバイル開通受付センター」に電話を入れるだけと簡単。ただし、電話をかけてすぐに回線が切り替わるわけではありません。以下の点に注意してください。

電話をする時間

切り替えが実施される時間

午前9時になる前

当日の午前9時~午後9時までの間

午前9時を過ぎてから

翌日の午前9時~午後9時までの間

回線が切り替わる時間は指定できないので注意しましょう。「仕事中に突然スマホが使えなくなるのは困る!」という方は、お勤め先に楽天モバイルのSIMカードを携行してください。ときおりスマホでインターネット接続を試して、通信ができなくなった段階でSIMカードを差し替えるとよいでしょう。

以上のように注意点はあるものの、キャリアから楽天モバイルへの乗り換えは簡単です。ぜひ楽天モバイルの安価な料金プランを、iPhone5・5sの運用に役立ててみてください。

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Q1
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