良いことづくめに見える楽天モバイルを利用したiPhoneでのLINE活用。果たして楽天モバイルでiPhoneやLINEは使えるのでしょうか?格安SIMカードを使うスマホだとLINE年齢認証が出来ないので使えないと記事に書いているブログもあります。果たしてその真相は?
年齢確認が出来ない格安スマホでの友達追加方法や、データSIMを選ぶ時の注意点などにもふれますので、是非チェックしてみてください。
この記事の目次
楽天モバイルは楽天ユーザーに有利、iPhoneでも使えます
楽天モバイルは今、話題の格安SIMで値段が安いだけでなく楽天ポイントがたまりやすいことも人気の理由となっています。
- 料金の1%がポイント還元される
- さらに普段のショッピングで還元されるポイントが+1倍になる
この格安SIMを提供する事業者のことをMVNOと呼び、docomo、au、SoftBankの通信回線のどれかを借りているという特徴があります。
楽天モバイルの場合はドコモ回線を借りているため、通信エリアや品質はドコモと一緒です。ただ、回線の量が大手キャリアより少ないため回線の混雑が起きやすいです。それでも日中にデータ通信を控えれば大丈夫です。楽天モバイルが用意しているスマホ端末は全てAndroidスマホです。
もちろんSIMフリー端末を持っている人のためにデータプランの契約とSIM発行のみを行うこともできます。この方法によりiPhoneを楽天モバイルで使うことも可能となります。
そこで、これまでキャリアSIMでiPhoneを使っていたものを引き継ぎSIMロック解除をしたり、新品・中古でiPhoneを買う人でも安心して楽天モバイルを使えます。しかも、使わなくなったスマホの買い取りも楽天買取を利用すれば新しい機種ならポイントバックがされます。
iPhoneはVoLTE対応で、楽天モバイルでVoLTEを使う時もVoLTE用SIMが必要とされません。
- auやSoftBank用のiPhone
SIMロック解除すればdocomo回線の楽天モバイルでも使える - docomo版iPhoneやSIMフリー版iPhone
SIMロック解除なしに楽天モバイルに乗り換えられる
通話料を節約したい人にはLINEがおすすめ
格安SIMのデメリットと言えばサービスが手厚くないことや通信が混雑しやすいこと、そして通話料が高いことなどが挙げられます。とくに通話料は無料通話分がないにもかかわらず30秒で20円もします。
楽天モバイルで通話料を節約する方法としては通話料を半額にできる楽天でんわのダウンロードがおすすめです。このアプリを使って電話をすれば国内だけでなく海外(対応地域)の通話料も30秒10円にできます。もちろん、アプリの使用料は無料で通話料の1%が楽天ポイントとして還元されます。
さらにLINEアプリを使えば通話料をもっと安く、あるいは無料にすることもできます。
LINEってどんなアプリ?
LINEとは基本料なしで使えるコミュニケーションツールでFacebookやmixi、Skype、Google+などと同じくSNSと呼ばれています。SNSでは個人がアカウントを持つことで日記を閲覧したり、メールや電話をしたり、イベントで集まったりと新しい人間関係を広げることができます。
LINEアカウントを持っている人同士のメールやLINE電話の通話料金が無料で行えるため、普段よく電話する人同士でLINEを使えば月々のスマホ料金を大きく下げられます。
LINEがおすすめな理由は利用者が多いことや、気軽に使えること。またスタンプやゲームが充実していることが挙げられます。とくに絵文字の1種であるスタンプは同じSNSであるFacebookに比べてかなり充実していて、有名なマンガ家やイラストレーターのスタンプを購入することもできます。
ただし、データ通信をしている以上パケット通信料が発生します(通話もパケット通信を使っています)。楽天モバイルの場合は月々のデータ量だけでなく3日間の速度制限にも気を付けてくださいね。
3日間制限で制限される通信量の通信速度
- 3.1GBプラン:540MB
- 5GBプラン:1GB
- 10GBプラン:1.7GB
ちなみに3日間制限で起きる速度でも動画閲覧・ビデオ通話以外は問題なくできるようです。
IP電話もLINEoutで格安になる
さらに、LINEはLINEout(かつてのLINEでんわ)を使うことでLINEを使っていない人への通話も格安になります。こちらはインターネット回線を音声化したIP電話で050から始まる番号を使います。
LINEoutの通話品質は通常の通話より若干劣りますが、それでも1分6.5円で通話できることは大きなメリットです。さらにLINEoutは15~30秒の広告を受け入れることで、無料で使えるフリープランもありますただ、フリープランは携帯電話に発信するときは1分、固定電話に発信するときは3分という時間制限付です。
LINEoutはプリペイド式の電話サービスなので、突然切れてしまうことがある反面、通話料を使いすぎる心配も不要です。
LINEはPCでも使えるけど
LINEは他のSNSに比べてスマホをメインに使われることを前提としたつくりになっています。そのため、PC版LINEもスマホでのアカウントが必須です。またPC版のLINEはスマホ版のトーク履歴がうまく反省されないなどのデメリットがあります。
LINEをPCで使うメリット
- データ消費量を気にしなくて良い
- 通話がしやすい
- メッセージを入力しやすい
- 大きな画面で表示される
さらに、PC版のLINEではワードやエクセルなどのPCに入ったファイルのやり取りも可能です。プライベートで使うファイルのやり取りやオンラインで会議をするときにもお勧めです。外出先ではスマホ版LINE、自宅ではPC版LINEと使い分けるのも良いですね。
「格安SIMではLINEが使えない」の真相は?
ところで、最近は減ってきたものの「格安SIMではLINEが使えない?」という不安は依然としてあるようです。どんな理由があるのでしょうか?
格安SIMでもLINEは使えます
まず、楽天モバイルに限らず格安SIMであっても問題なくLINEでの通話機能やメール機能は使えます。そのため、LINEを使いたいから楽天モバイルを諦める必要はありません。
ちなみに、LINE利用がもっとも使いやすい格安SIMはLINE自らが提供するLINEモバイルです。LINEモバイルのコミュニケーションフリープランやLINEフリープランならカウントフリーサービスもついています。
また、LINEモバイル以外で格安SIMを使う時にはこのような注意が必要です。
データSIMを希望の際は要注意!
電話をしないという人やIP電話やLINEで事足りるという人は音声通話SIMよりもデータ専用SIMを選ぶことで月額料金が700円安くなります。しかし、データSIMの場合はLINEが使えなくなることがあります。
SMSありのSIMを契約する
その理由は、スマホ版LINEのアカウント認証に電話認証を利用するからです。正確にはSMS機能を利用しSMS認証をするためデータ専用SIMに月額120円をプラスしてSMSも付けておきましょう。
通話SIMで番号を引き継ぐときもメールアドレスが必要なので大手キャリアに登録している人はフリーメールに変えておきましょう。また、PINコードについては2016年2月に廃止されたので気にしなくてOKです。
Facebook認証を使う
その他にはFacebookと連携しておく方法もあります。これなら電話番号の認証が必要ありませんが、Facebookアカウントの登録が前提なので、使いたくない人はSMS登録をした後にデータSIMに変えましょう。
また、音声通話SIMで番号を変える時にもFacebook認証は活用できます。なお。Facebook認証を使うとLINEにFacebookと同じアカウント名が出てきますが設定で写真も名前も変えられます。
格安SIMの場合は「LINE ID検索」ができません
そして、LINEを使う上で最大の弊害と言えるのがID検索ができないことです。LINEは友達の名前ではなくID検索をしなければいけないため、リアルでない知り合いとはまずつながれませんし、リアルな知り合いであっても友達登録してLINEでつながるのが面倒です。
この理由はLINEの年齢認証にあります。年齢認証と言えば年齢を入れるだけで良さそうに見えますが、大手キャリア以外はそもそも年齢認証ができないシステムになっています。つまり、楽天モバイルでは未成年としてLINEを使うことになるわけです。
LINEのID検索が使えないなら、こんな方法がおすすめ
そこで、LINEのID検索が使えないならどうするかを考えてみましたが、やはり地道な作業に行きつきました。楽天モバイルでLINEの友達を増やしたい場合は直接会った時にアカウント交換が基本となります。
ふるふる機能やQRコードの読み取りを使う
ID検索ができないというだけでそれ以外の機能は普通に使えます。そのため、直接会ってつながるならふるふる機能やQRコードの読み取りで事足ります。
このふたつを比較すると、作業が簡単なのがふるふる機能でお互いのスマホを振るだけでアカウント交換ができます、一方でふるふる機能は失敗することもあるのでQRコード読み取りの方が1回でうまくいきます。
QRコードをメール送信することもできる
さらに、QRコードをメールで送ることもできます。これなら、直接会わない時でも相手にアカウントを共有できますが、メールアドレスを知っておく必要はあります。
dアカウントは使えません
大手キャリアで年齢認証ができるならdアカウントを使った年齢認証もできるのでは...と考えてしまいます。確かにdアカウントはdocomoユーザー以外も手に入れられますが、LINEの新規登録の際に年齢認証ができるのはdocomoユーザーのみとなっているのが現状です。