2017年12月から、トーンモバイル(TONEモバイル)が「090電話かけ放題オプション」の提供を開始!これで、電話をする機会が多い親の方も一層トーンモバイルを使いやすくなりました。
この記事では、新たに申し込みがスタートしたトーンモバイルの「090電話かけ放題オプション」について解説します。
この記事の目次
「090電話かけ放題オプション」とは?
「090電話かけ放題オプション」とは、月額750円で国内通話がかけ放題になるオプションです。固定電話・携帯電話・PHS・IP電話への5分間以内の通話が回数無制限でかけ放題になります。
090電話かけ放題オプションを利用するには専用アプリのインストールと設定が必要です。専用アプリをインストールするとアイコンの下に「090電話かけ…」と表示されます。どうしても「090電話かけ…」の続きがわからなかったのでこの記事ではこのアプリの名称を「090電話かけ…」アプリとして扱います。
トーンモバイルの「090電話かけ放題」では、なんと「090電話かけ…」アプリで「090電話かけ放題」をONにするだけで通常の「電話」アプリから発信した電話が5分かけ放題になります。他のMVNOのようにかけ放題専用アプリが必要ないのでとっても便利です!
別途「090音声オプション」の契約が必須
トーンモバイルの料金プランは月額1000円の「基本プラン」1つだけです。基本プランではパケット使い放題+IP電話の利用が可能で、IP電話を利用すればトーンスマホ同士なら無料で通話ができますが、そのままでは090の音声通話機能(ふつうの電話)は利用できません。
▼基本プランにはIP電話サービスのみ付帯
トーンモバイルで090音声通話を利用するには基本プランに加えて、別途「090音声オプション」の契約が必要です。
▼090音声オプションを別途契約
090音声オプションは月額950円なので、基本プラン1000円+090音声オプション950円の合計1,950円でIP電話と090音声通話の両方が利用できるようになります。
「090電話かけ放題オプション」を利用するには、まずこの「090音声オプション」に加入する必要があります。「090かけ放題オプション」に加入すると月額料金は以下のようになります▼
+090音声オプション「950円」
+090電話かけ放題オプション「750円」
=2,700円
合計すると、毎月の支払い額は2,700円(税抜)+通話料ということになります。
トーンモバイルの090かけ放題オプションは高い?
090電話かけ放題オプションを利用すると、基本プランと比べて月額料金が約3倍になってしまうのでちょっと値段が高く感じるかもしれません。でも忘れてはいけないのが、トーンモバイルの基本プランでは通常時500kbps~600kbpsの速度でデータ通信が無制限で利用できるというメリットです。
トーンモバイルでは高速チケットを購入するかWi-Fiに接続しない限り動画視聴とアプリのダウンロードはできませんが、500 kbps~600kbpsの速度が出ればそれ以外の用途(メールの送受信やLINE、WEBページの閲覧)などは快適に利用できます。データ通信無制限で090かけ放題を付けても2,700円というのは決して高くありません。例えば似たようなプランを提供する他社の料金とトーンモバイルの料金を比較してみましょう。
OCNモバイルONEと比較
NTTコミュニケーションズが提供する「OCN モバイル ONE」には通信速度500kbpsでデータ通信を月に15GBまで使用できるプランがあります(月間通信量が15GBを超えると200kbpsに速度が低下します)。
このプランに090音声通話の基本料金と090かけ放題オプションを付加すると、トーンモバイルの基本プランに、090音声オプションと090電話かけ放題オプションを付けた場合とほぼ同条件になります。
▼OCNモバイルONEとトーンモバイルの料金比較
|
OCNモバイルONE |
トーンモバイル |
090通話基本料 |
700円(税抜) |
1,950円(税抜) |
データ通信 |
1,800円(税抜) |
上記に込み |
090かけ放題 |
850円(税抜) |
750円(税抜) |
月額合計 |
3,350円(税抜) |
2,700円(税抜) |
トーンモバイルの方が、OCNモバイルONEと比べて月額650円も安くなっていますね!
DTI SIMのネットつかい放題プランと比較
DTI SIMもデータ無制限プランとかけ放題オプションを提供しています。DTI SIMの「ネットつかい放題プラン」は実際の提供速度は公表していませんが、ユーザーが実感している感じでは、平均500 kbps~600kbpsとトーンモバイルとほぼ同水準のようです。DTIの090かけ放題は1回10分となっており、料金比較は下図の通りです。
▼DTIとトーンモバイルの料金比較
|
DTI |
トーンモバイル |
通話基本料 |
2,900円(税抜) |
1,950円(税抜) |
データ通信 |
上記に込み |
上記に込み |
090かけ放題 |
820円(税抜) |
750円(税抜) |
月額合計 |
3,720円(税抜) |
2,700円(税抜) |
トーンモバイルのほうがDTI SIMと比較して月額1,020円も安くなっています。1年間にすると12,000円以上の差額です!この比較で、トーンモバイルのかけ放題プラン料金は安いということがよく分かりますね。
どのくらい電話をするならオプションを付けたほうがいい?
トーンモバイルで090音声通話をする際の通話料は18円/30秒(36円/1分)です。では1ヶ月間にどれくらいの時間通話するなら「090電話かけ放題オプション」をつけたほうが良いでしょうか?
通話料が1分で36円なので、1ヶ月に21分間通話をすると、36円/分×21分=756円となり090かけ放題オプションの月額750円を上回ります。
通話時間 |
通話料(税抜) |
090かけ放題(税抜) |
1ヶ月に21分間 |
756円 |
750円 |
1ヶ月に20分間 |
720円 |
750円 |
毎月の音声通話が20分以内に確実におさまるか分からないようであれば、090電話かけ放題オプションを付加することをおすすめします。
090電話かけ放題オプションの注意点
トーンモバイルでは090電話かけ放題オプションを付加しても、通話が5分を超えると18円/30秒の通話料がかかります。この料金は他のMVNOと比較した場合に割高です。
例えば、OCNモバイルONEの「10分かけ放題」の場合、10分を超えた時の通話料は10円/30秒、DTI SIMも10分を超えた場合の通話料は10円/30秒です。
そこでトーンモバイルで「090電話かけ放題」オプションを付けた場合、通話が5分間を超えないように注意や工夫が必要です。通話が5分を超えないようにするために通話時間を音や振動で知らせてくれる「通話時間タイマーアプリ」などを活用するといいかもしれません。
ちなみに、他社MVNOでは「かけ放題」アプリが「通話料削減」アプリも兼ねているケースが多いですが、トーンモバイルの「090電話かけ…」アプリはあくまでも「かけ放題」のON/OFFをするためだけの専用アプリです。
そもそも「090電話かけ…」アプリは090電話かけ放題オプションを申し込んだ後に送られてくる「利用開始案内メール」内に記載されているリンク先からのみインストールできるアプリで、 Google PlayストアやTONEストアからダウンロードすることはできません。
IP電話かけ放題オプションもあり
トーンモバイルには090電話かけ放題オプションの他に、「IP電話かけ放題オプション」もあります。
▼IP電話かけ放題オプションもあり
IP電話かけ放題オプションは、月額500円でTONEスマホの「IP電話」アプリから発信した1回10分以内の国内通話が回数無制限でかけ放題になるオプションです。かけ放題になる対象は、国内の固定電話・携帯電話です。
トーンモバイルの基本プランに、IP電話かけ放題オプションを付加すると料金は下記の通りとなります。
+IP電話かけ放題オプション「500円」
=1,500円(税抜)
090電話かけ放題オプションは1回5分までの通話が無料ですが、IP電話かけ放題オプションでは1回10分まで無料となっています。10分を超過した後の通話料は相手が携帯電話の場合21円/1分、固定電話の場合は13円/3分(1分で4,3円)と090音声通話で発信した場合の通話料と比べるとかなり安くなっていますので、月額料金を安く抑えたい場合には、「IP電話かけ放題オプション」の付加をおすすめします。
▼IP電話かけ放題オプションについて詳しくはコチラ
まとめ
「090電話かけ放題オプション」のポイントは以下の3つです。
- 月額750円で専用アプリから発信すれば5分かけ放題!
- 1ヶ月に21分以上通話するならお得に!
- 5分を超過した際の通話料は割高なので注意!
トーンモバイルなら、データ通信量無制限でネット使い放題に090通話の5分かけ放題がついてたった2,700円。他社類似プランよりも安く使えておすすめです!