家族でイオンモバイルを契約する場合や、一人でスマホやタブレットなど複数端末を利用する場合は、シェア音声プランがおすすめです。
このページでは、イオンモバイルのシェア音声プランの仕組み、料金を解説した後に、シェアプランを提供している他MVNOと料金やサービス内容を比較して、イオンモバイルのシェア音声プランのメリット、デメリットをご紹介します。
この記事の目次
イオンモバイルのシェア音声プランとは
イオンモバイルのシェア音声プランを契約すると、最大4枚までSIMカードを追加して、最大5枚のSIMカードで契約したデータ容量を分け合うことができます。
1枚目に契約するSIMは必ず音声SIMである必要がありますが、2枚目以降のSIMは音声SIM、SMS付データSIM、データSIMどれでも好きなものを追加できますので、個別に1枚1枚SIMを契約するよりも全体の料金を安く抑えることができます。
複数の端末を持っている場合や、家族でイオンモバイルを利用する場合にピッタリのプランですね。
シェア音声プランの料金
以下、イオンモバイルシェア音声プランの月額料金です。
▼1枚目の月額料金
プラン |
月額料金 |
シェア音声4GBプラン |
1,780円 |
シェア音声6GBプラン |
1,980円 |
シェア音声8GBプラン |
2,680円 |
シェア音声12GBプラン |
3,280円 |
シェア音声20GBプラン |
3,980円 |
シェア音声30GBプラン |
5,380円 |
シェア音声40GBプラン |
7,280円 |
シェア音声50GBプラン |
10,100円 |
※1枚目のSIMは音声SIM。初期費用として3,000円必要です。
▼2枚目以降の月額料金
SIMカード |
音声SIM |
SMS付きデータ |
データSIM |
追加利用料 |
2枚目 |
700円 |
140円 |
0円 |
0円 |
3枚目 |
700円 |
140円 |
0円 |
0円 |
4枚目 |
700円 |
140円 |
0円 |
200円 |
5枚目 |
700円 |
140円 |
0円 |
200円 |
※追加利用料は初月無料。SIMカードを1枚追加するごとに初期費用として3,000円必要です。
シェア音声プランでは、2枚目以降のSIMを音声SIMは700円、SMS付きデータSIMは140円、データSIMならなんと0円で追加することができます。3枚目までは追加利用料もかかりません。
例えば図のように3人家族の場合、お父さんがシェア音声プランの8GBプランを契約して、お母さんと娘さんがデータSIMをそれぞれ1枚ずつ追加したとすると、データSIMの追加料金は0円、3枚目までは追加利用料もかかりませんので、シェア音声8GBプランの月額料金、2,680円だけで3人分のスマートフォンを利用できることになります。
一方、同じ3人家族で、お父さんが音声2GBプラン、お母さんがデータ1GBプラン、娘さんがデータ5GBプランを夫々別々に契約したとすると、月額料金は音声2GBプランが1,380円、データ1GBプランが480円、データ6GBプラン(イオンモバイルに5GBプランはありませんので6GBで計算します)が1,480円で、月額料金の合計は3,340円になります。
シェア音声プランを契約したほうが、月額料金を安く抑えることができて、データ容量もシェアして無駄なく使うことができるのでお得ですね!
他MVNOシェアプランとの料金比較
イオンモバイルのシェア音声プランのように、複数のSIMカードでデータを分け合うことのできるシェアプランを提供しているMVNOは他にもいくつかあります。
では、イオンモバイルのシェア音声プランの料金は、他MVNOシェアプランの料金と比べても安いのでしょうか?ここで、イオンモバイルと同じようなシェアプランを提供しているIIJmio、BIGLOBEモバイルの2社のサービス内容、料金と比較してみましょう。
IIJmioの「ファミリーシェアプラン」との比較
IIJmioには、「ファミリーシェアプラン」というデータ容量シェアプランがあります。ファミリーシェアプランでは、最大10枚のSIMカードで、10GBのデータ容量を分け合うことができます。
▼IIJmio、ファミリーシェアプラン(10GB)の月額基本料金です。
1枚目のSIMカードのタイプ |
月額料金 |
データ通信専用SIM |
2,560円 |
SMS機能付きSIM |
2,700円 |
音声通話機能付きSIM |
3,260円 |
▼2枚目以降の月額料金
SIMカード | 通話SIM | SMS付きSIM | データSIM | 追加SIM利用料 |
2枚目、3枚目 | 700円 | 140円 | 0円 | 0円 |
4枚目以降 | 700円 | 140円 | 0円 | 400円 |
IIjmioのファミリーシェアプランの場合、データ容量は10GBしか選ぶことができません。(大容量オプションを付ければ、20GB、30GBをプラスすることができます)
イオンモバイルのシェア音声プランとの大きな違いは、IIJmioの場合は1枚目のSIMを音声通話SIM、SMS機能付きデータSIM、データSIMから自由に選ぶことができる、という点、またIIJmioは最大10枚目までSIMを追加することができるという点です。
では、条件を同じにして料金を比較してみるとどちらが安いでしょうか?
▼イオンモバイルのシェア音声12GBプラン月額料金
SIMカード |
音声SIM |
SMS付きデータ |
データSIM |
追加利用料 |
1枚目 |
3,280円 |
ー |
ー |
ー |
2枚目、3枚目 |
700円 |
140円 |
0円 |
0円 |
4枚目、5枚目 |
700円 |
140円 |
0円 |
200円 |
▼IIJmioのファミリーシェアプラン(10GB)月額料金
SIMカード |
音声通話SIM |
SMS付きSIM |
データSIM |
追加利用料 |
1枚目 |
3,260円 |
2,700円 |
2,560円 |
ー |
2枚目、3枚目 |
700円 |
140円 |
0円 |
0円 |
4~10枚目 |
700円 |
140円 |
0円 |
400円 |
こうして比較すると、イオンモバイルシェア音声12GBプランの月額料金は3,280円、IIJmioファミリーシェアプラン(10GB)、音声通話SIMの月額料金は3,260円と、イオンモバイルの方がデータ容量が2GB多いにもかかわらず、月額料金はほとんど変わらないことが分かります。
SIMカードタイプごとの基本的な追加料金は両社とも変わりませんが、4枚目以降にかかる追加利用料は、イオンモバイルが200円、IIJmioが400円と、イオンモバイルの方が200円安いです。わずかな差でも、毎月かかる料金になりますので、少しでも安い方がいいですよね。
イオンモバイルシェア音声プランと、IIJmioファミリーシェアプランの料金比較は、イオンモバイルの方が安い!という結果になりました。
ただし、1枚目にSMSつきデータSIM、もしくはデータSIMを選びたい方、SIMカードを6枚以上使いたい方は、IIJmioを選んでください。
BIGLOBEモバイルの「シェアSIM」との比較
BIGLOBEモバイルには、「シェアSIM」というデータ容量シェアプランがあります。BIGLOBEモバイルのシェアSIMでは、主SIM(1枚目のSIM)に加えて4枚のシェアSIMを追加できますので、最大5枚のSIMカードでデータ容量を分け合うことができます。この点はイオンモバイルのシェア音声プランと同条件ですね。
▼シェアSIMを追加できるBIGLOBEモバイルのプランは以下の通りです。
プラン |
音声通話SIM |
データ通信SMS付きSIM |
データ通信SIM |
3GBプラン |
1,600円 |
1,020円 |
900円 |
6GBプラン |
2,150円 |
1,570円 |
1,450円 |
12GBプラン |
3,400円 |
2,820円 |
2,700円 |
20GBプラン |
5,200円 |
4,620円 |
4,500円 |
30GBプラン |
7,450円 |
6,870円 |
6,750円 |
▼シェアSIMの月額料金
SIMカード |
音声通話SIM |
データ通信SMS付きSIM |
データ通信SIM |
2~5枚目 |
900円 |
320円 |
200円 |
BIGLOBEモバイルでは、主SIM(1枚目のSIM)がデータSIMである場合、シェアSIM(音声)は追加できません。シェアSIM(音声)を追加する場合、主SIMは音声通話SIMである必要があります。
BIGLOBEモバイルのシェアSIM追加料金は、データ通信SIMでも月額200円と、イオンモバイルのシェア音声プランと比べて200円高くなっています。その分、4枚目以降の追加でも、追加利用料の設定はありません。
では、イオンモバイルとBIGLOBEモバイルのシェアプランの料金を、条件を同じにして比較してみるとどちらが安いでしょうか?
▼イオンモバイルのシェア音声12GBプラン月額料金
SIMカード |
音声SIM |
SMS付きデータ |
データSIM |
追加利用料 |
1枚目 |
3,280円 |
ー |
ー |
ー |
2枚目、3枚目 |
700円 |
140円 |
0円 |
0円 |
4枚目、5枚目 |
700円 |
140円 |
0円 |
200円 |
▼BIGLOBEモバイルの12GBプランにシェアSIMを追加する場合の月額料金
SIMカード |
音声通話SIM |
データ通信SMS付きSIM |
データ通信SIM |
1枚目 |
3,400円 |
2,820円 |
2,700円 |
2~5枚目 |
900円 |
320円 |
200円 |
比較してみると、1枚目のSIMカードを音声通話SIMにする場合であれば、イオンモバイルのシェア音声12GBプランの月額料金が3,280円、BIGLOBEモバイルの12GBプランの月額料金が3,400円と、イオンモバイルのシェア音声プランの方が安い結果になりました。
さらに、2枚目以降のSIMを追加する場合の月額料金も、イオンモバイルのシェア音声プランの方が1枚につき200円ほど安くなっています。(4枚目、5枚目を追加する場合、SIMカード1枚ごとの料金はほぼ同じになります)
イオンモバイルシェア音声プランと、BIGLOBEモバイルのシェアSIMの料金比較も、やはりイオンモバイルの方が安い!という結果になりました。
ただし、1枚目をデータ通信SMS付きSIMカード、データ通信SIMカードにしたい場合は、BIGLOBEモバイルを選んでください。※シェアSIM(音声)を追加する場合、主SIMは音声通話SIMである必要があります。
イオンモバイルシェア音声プランの弱点
ここまで、イオンモバイルのシェア音声プランのメリットをお伝えしてきましたが、実はシェア音声プランには1点、致命的な弱点があります。
その弱点とは、現状イオンモバイルのシェア音声プランは、イオンモバイルの「ご契約即日お渡し店舗」に行かなければ申し込みできない、ということです。シェア音声プランは、WEB、または「後日配送お渡し店舗」で申し込むことはできません。これはぜひ改善していただきたい点です。
イオンモバイルのご契約即日お渡し店舗は、2017年9月現在、全国で220店舗ほどしかありません。シェア音声プランは月額料金が安く、おすすめしたいプランなのに、契約するためのハードルが高くなってしまっています。
格安SIMのデータ容量シェアプランをWEBで申し込みたい方は、この記事でご紹介したIIJmioや、BIGLOBEモバイルのシェアプランを検討されることをおすすめします。
以下のバナーから、イオンモバイル、IIJmio、BIGLOBEモバイルの公式サイトをチェックしてみてください!
例えば3人家族みんなでイオンモバイルのシェアプランに他社からMNP転入する場合、3人が転入前の会社でそれぞれの名義でスマホを契約している場合、前もって同一名義に変更してからでなければ、イオンモバイルのシェアプランにMNP転入することはできません。
▼各社のシェアプランをチェックしたい場合はコチラ
(各社公式サイトにジャンプします)