Qualcomがコスパに優れるミドルレンジ向けの最新SoCとして「Snapdragon 670」を発表しました。
Introducing Snapdragon 670 for superior performance, camera capabilities, and AI tech
この記事の目次
スナドラ670の3つのウリ
AIエンジン搭載でAI機能は1.8倍の性能
AI機能が高速化されているようです。
We also integrated our 3rd generation AI Engine, designed to deliver up to 1.8x AI performance than available in the previous generation. Because its AI capabilities are on-device, users can expect near real-time responsiveness, improved privacy, and enhanced reliability, even when the device lacks a network connection.
前機種660に対して最大15%以上の高速化
前の世代に比べて15%以上高速化されていると書いてあります。前の世代といえば660なので、スナドラ660に対して15%の性能アップだということです
Nestled in the Snapdragon 670 is the Kryo 360 CPU. Because it utilizes two performance cores (of up to 2.0GHz) and six efficiency cores (of up to 1.7GHz), this latest iteration of the Kryo CPU is designed to deliver up to 15 percent higher performance than its predecessor. For users, this means their Snapdragon 670-powered devices can juggle multiple power-intensive experiences without acutely affecting battery life.
カメラと動画撮影の性能向上
より高解像度の写真や動画を処理できるようになるとのことで、より高精度な写真を撮影することができるようになると思います。
The Snapdragon 670 is the first 600-tier platform to feature the Qualcomm Spectra 250 ISP, the second generation of our signature ISP. The ISP enables most of the premium camera features found in professional cameras — including noise reduction, image stabilization, and active depth sensing.
登場に期待！
ミドルレンジのSoC/CPU
Snapdragon670は、ミドルレンジのSoCとなりますので、だいたい3~5万円台のスマートフォンに搭載されると思います。
スマホのCPU一覧にもまとめましたが、この価格帯のスマートフォンであれば、3Dをバリバリ使うようなゲームや高解像度のVRといったヘビーな用途でなければ、ほとんどの機能を満足につかうことができると思われます。また、AI機能などへの対応がうたわれていることから一部のアプリはこれまで以上に高速に動くものと思われます。
Snapdragon670の搭載が予想される機種
Snapdragon670は、Snapdragon660の後継機種として登場します。なので、Snapdragon660を搭載しているスマートフォンの次世代機種に搭載されることが確実だと思われます。しかし、意外にも日本で発売されている機種でSnapdragon660を搭載している機種は少ないようです。
現時点で発売されているSnapdragon660搭載機種は、
となっています。そのため、次世代機となるであろう
- Oppo Japan「R12s」
に搭載されると思われます。日本で発売されるとしたら2019年になるかと思いますが登場が楽しみですね。