金属を使用した高級感のあるフルメタルボディ仕様、大容量バッテリー搭載、5.2インチの携帯性抜群の大画面を低価格で備えたASUSの『ZenFone3 Max』。前モデルの『ZenFone Max』から新しく指紋認証を搭載、さらに202gから160gへ軽量化され価格も1万近く抑えられました。
ZenFone3 Maxの特徴やレビュー、他のZenFone3シリーズの『ZenFone3 』や『ZenFone3 Laser』とはどう違うのか?また同価格帯のライバル機種HUAWEIの『P9 lite』、『iPhnoe7』との比較してまとめました。ZenFone3 Maxを安価で利用する方法も紹介していますので、ぜひ参考にして下さい。
この記事の目次
ZenFone3 Maxで利用できる周波数帯域
通信方式 |
回線種類 |
バンド |
W-CDMA |
ドコモ・ソフトバンク /3G回線 |
1/2/5/6/8 |
CDMA2000 |
au /3G回線 |
非対応 |
LTE |
ドコモ・au・ ソフトバンク /4G回線 |
1/2/3/4/5/7/8/ 18/19/26/28/ 38/41 |
ZenFone3 MAXの対応周波数帯域は上記の表を参照してください。ドコモ、ソフトバンクのLTE(4G)、3Gの周波数に幅広く対応している為、ドコモ/ソフトバンク系の格安SIMであれば通話&データ通信が可能です。
auのLTE周波数には11バンド以外はすべて対応していますが、3G回線には非対応、Volteにも非対応です。その為au系の格安simでは音声通話ができません。また、2つ以上の周波数を同時に使用するキャリアアグリゲーションにも非対応です。
非対応となっています。
ベンチマークなど9つのポイントで比較するZenFone3 Max
ベンチマーク |
29426 |
ハイレゾ |
× |
防水機能 |
× |
デュアルスマホ |
○ |
防塵機能 |
× |
ワンセグ |
× |
耐衝撃 |
× |
お財布スマホ |
× |
バッテリー |
× |
|
前機種である『Zenfone Max』のベンチマークスコアが25000台だったのに対しZenfone Max3では、約4000点もスコアアップしています。
3D画像を駆使したオンラインゲームをプレイするには不向きですが、TwitterやインスタグラムなどのSNSの使用やWEB観覧、動画再生など通常使用では問題はありません。
Zenfon3 Maxは背面に指紋センサーを搭載しており、0. 3秒でサッとアンロック可能でわずわらしいパスワードの入力も不要です。
さらにダブルタップするとカメラが起動し、再びタップすると写真を撮影することが出来るので、撮りたい瞬間を見逃しません。カメラの機能には、薄暗い場所でフラッシュなしでも自然な明るさで撮影ができる『ローライトモード』、5200万画素のクリアさで細かい部分まで再現可能な『超解像度モード』を選べます。
では、Zenfon3 Maxの強みであるバッテリー容量はどうでしょうか?3G連続待受時間は30日間、3G通話は最大20時間と長時間駆動を実現しています。
従来のスマホでは、バッテリー残量が10%となるとすぐに電池がなくなってしまい、あわてて電源を探すことに‥ということもありましたが、Zenfone3 Max では残り10%の電池残量でも連続待受時間が最大約36時間と、バッテリー残量が少なくなっても焦らなくても大丈夫です。
また、付属している専用のケーブルを使用し、他のタブレットやスマホ、モバイルルーターと繋げばZenfone3 Max の電力を供給することが可能な、リバースチャージ機能が搭載していいる為、モバイルバッテリーのように使用することができます。
バッテリー持ちの良さや、他端末に電力を供給できることから、外出先でスマホを使用する機会が多い方や、スマホでゲームをあまりしない方、お財布ケータイや防水機能などの付加価値を求めないライトユーザーの方には、コストも抑えられるのでオススメのスマートフォン端末です。
ただ、残念ながらバッテリー交換は自分で行うことが出来ません。修理扱いになりますが、ASUSの修理センターで交換対応してくれます。
ZenFone3 Max デュアルSIMカードスロットスペック
- SIM 1: 2G/3G/4G microSIMスロット×1
- SIM 2: 2G/3G/4G nanoSIM スロット×1
- Dual SIM Dual Single Standby
Zenfone3 MaxはデュアルSIM対応でDSSS(デュアルシムシングルスタンバイ)です。デュアルSIMとは?DSSSとは?簡単に説明していきます。
デュアルSIMとは?
2つのスロットにそれぞれ違う種類のSIMカードを入れて使い分けて使用できるのがデュアルSIMの特徴です。例えばスロット1には楽天モバイルのSIMを、スロット2にはDMMモバイルのSIMを装着して電話番号をビジネス用とプライベート用に分けたり、データ専用、電話専用と分けたりしての使用が可能になります。
一番安いプランを組み合わせて使うと、通信料金を安くすることも出来るので非常に便利な機能です。
DSSS(シングルスタンバイ)とは?
デュアルSIMには、同時待ち受けが出来ないシングルスタンバイ、同時待ち受けができるデュアルスタンバイ(DSDS)、同時待ち受けが可能でさらに通話中も通信が可能なデュアルアクティブ(DSDA)があります。Zenfone3 MaxはDSSSですので、2つのSIMを入れて利用する場合は、設定画面から自分で使いたい方のSIMを切り替える必要があります。
例えばスロット1のSIMを使用する設定にしてる際に、スロット2のSIMに電話がかかってきた場合は圏外扱いになるので着信ができません。2万円前後で購入できるエントリーモデルのスマホの多くはこのDSSS式です。両方のSIMを同時に利用したい場合は、DSDS対応の端末を購入する必要があります。
もし、DSDS式が良いのであれば同じASUSから発売されているZenfone3はDSDS対応ですので、そちらを検討しても良いかもしれません。しかし、両SIMのデータ通信のみを利用する場合は、切り替える手間はあるものの個人的には普通に使用する上では問題ないかと思います。しかし感じ方には個人差がありますのでよく検討されることをオススメします。
ZenFone3 Maxデメリット・注意点は?
Zenfonn3 Maxは前述したように、CPUの性能があまり高くないため、3D映像を頻繁に取り入れたデレステのようなゲームをプレイすると、画像に乱れが出るなどの声があがっています。そして端末が傾きの速さを検出する機能を持つ、ジャイロセンサーを搭載していない為、ポケモンGoでAR機能を使用して遊ぶことはできません(現実世界を背景にして遊ぶ)。しかし電池持ちが良いので、ポケモンgoのようなバッテリーの消耗が多いゲームや、AR機能を重要視しない方にはとてもオススメです。
また16GBで内部ストレージ容量がが少ないですがmicroSDの挿入が可能なので、写真や動画などのデータをmicroSD移せば内部ストレージ容量の少なさをカバーすることは出来るでしょう。しかしデータをmicroSDに移したり管理したりする手間が煩わしい人にはデメリットとなってしまいます。バッテリー交換が自分で行えないのも同じくデメリットのひとつです。バッテリーを交換したい場合は、ASUSの修理センターに依頼する必要があります。
バッテリーの寿命は2年~3年と言われていますので、ひとつの使用期限の目安として考えておくと良いかもしれません。
基本スペックをライバル HUAWEI P9 lite& iPhone7と比較
基本スペックは、他機種と比較すると数値や特色の違いが見えてきます。そこでZenfone3 Maxのライバル機である『HUAWEI P9 lite』と、2017年最新機種の「iPhone7」を比較してみましょう。
ZenFone3 Max |
HUAWEI P9 lite |
iPhone7 |
価格 |
||
21,384 円 |
27,864円 |
72,800円 |
CPU |
||
MediaTek MT6737M /1.25GHz |
Huawei Kirin650 (4×2.0GHz+4x1.7GHz) |
A10 Fusionチップ |
RAM/ROM |
||
2GB/16GB |
2GB/16GB |
2GB/32GB |
ベンチマークスコア |
||
29,426 |
52,000 |
170,124 |
外部メモリ最大容量 |
||
32GB |
128GB |
不可 |
(メイン/サブ/動画) |
||
1300万画素/ 500万画素/ 4K動画非対応 |
1300万画素/ 500万画素/ 4K動画非対応 |
1,200万画素/ 700万画素/ 4K動画 |
電池 |
||
4,100mAh |
3000 mAh |
1,960mAh |
対応周波数 |
||
W-CDMA 1/2/5/6/8 LTE 1/2/3/4/5/7/8/ 18/19/26/28/ 38/41 |
W-CDMA 1/5/6/8/19 LTE 1/3/5/7/8/19/28 /40 |
W-CDMA 1/2/5/6/8/19 CDMA 800/1,900 /2,100MHz LTE 1/2/3/5/7/8 /11/12/13/17 /18/19/20/21 /25/26/27/28 /38/39/40/41 |
大きさ(高さ x 幅 x 厚みmm) |
||
149.5×73.7×8.55 |
146.8 ×72.6×7.5
|
138.3×67.1×7.1 |
重さ |
||
160g |
147g |
138g |
発売日 |
||
2017年1月発売 |
2016年6月発売 |
2016年9月発売 |
価格を比較するとZenfone3 Maxが最も安いことがわかり、iPhone7よりも5万以上も金額も安く、それにも関わらずiPhoneの約2倍ものバッテリー容量があるので電池持ちがよく、外出先などでの電池切れの不安が減ります。
またライバル機種のHUAWEI P9liteとはスペックはほとんど変わらないものの、Zenfone3 Maxの方が価格が安く、電池容量も多いです。また対応周波数に関してもZenfone3 Maxの方が幅広いバンドに対応していることがわかります。もちろんHUAWEI P9liteやiPhone7が優れている部分もありますので、上記の表を参考になさって下さい。
ZenFone3とZenfone3 Laserとはどう違うのか?
Zenfone3 Max |
Zenfone3 |
ZenFone 3 Laser |
価格 |
||
21,384 円 |
42,984円 |
30,024 円 |
CPU |
||
MediaTek MT6737M /1.25GHz |
Qualcomm Snapdragon625 /2.0GHz |
Qualcomm Snapdragon 430 /1.4GHzx4 |
RAM(メモリ)/ROM(内蔵ストリーム) |
||
2GB/16GB |
3GB/32GB
|
4GB/32GB |
ベンチマークスコア |
||
29,426 |
63,076 |
44,285 |
外部メモリ最大容量 |
||
32GB |
2TB |
128GB |
(メイン/サブ/動画) |
||
1300万画素/ 500万画素/ 4K非対応 |
1,600万画素/ 800万画素/ 4K |
1300万画素/ 800万画素/ 4K非対応 |
電池 |
||
4,100mAh |
2,650mAh |
3000mAh |
対応周波数 |
||
W-CDMA 1/2/5/6/8 LTE 1/2/3/4/5/7/8/ 18/19/26/28/ 38/41 |
W-CDMA 1/2/5/6/8/19 LTE 1/2/3/5/7/8 /18/19/26/28 /38/39/40/41 |
W-CDMA 1/2/5/6/8/19 LTE 1/2/3/5/6/7/8/ 18/19/28/38/41 |
大きさ(高さ x 幅 x 厚みmm) |
||
149.5×73.7×8.55 |
146.8×73.9×7.69 |
149 x 76 x 7.9 |
重さ |
||
160g |
144g |
150g |
発売時期 |
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2017年1月発売 |
2016年10月発売 |
2017年1月発売 |
機種名だけを見るとZenfone3 MaxやZenfon3 Laser の方が上位機種だと思ってしまいますが、実際のスペックはZenfone3>Zenfon3 Laser>Zenfone3 Maxとなります。スペックが高い分、値段もZenfone3が一番高価です。
Zenfon3 LaserはZenfone3を全体的にスペックを低くした廉価版ですが、同じ高速シャッターや5200万画素相当の、撮影が可能な超解像度カメラを搭載しています。
Zenfone3 MaxはそのZenfon3 Laserの廉価版ではあるものの、3G連続待受時間最大約30日間と、Zenfon3 Laserの3G連続待受時間最大22日より8日も多く、またさらに3G連続通話最大約20時間、Wi-Fiウェブブラウジング最大約18時間と、Zenfone3Laserの3G連続通話最大約19.6時間、Wi-Fiウェブブラウジング最大約14,8時間に比べてより長い稼働時間を可能にした、4,100mAh大容量バッテリーを搭載しています。毎日こまめにスマホの充電をしたり、モバイルバッテリーを持ち歩く必要もありません。電池持ち重視の方、また3機種で最も低価格なことからよりライトユーザー向けのモデルとなっています。
3機種で最も低価格でよりライトユーザー向けのモデルとなっています。
デザイン、質感、持ち心地は?写真でレビュー
正面 |
背面:フルメタルボディ |
ハイソな質感 |
前機種のZenfone Maxはプラスチック製でしたが、Zenfone3 Maxは上品でスタイリッシュなメタルボディーでチープさを微塵も感じません。ハイスペック機なみの高級感すら醸し出しています。そして画面の見やすさ、片手操作のしやすさを兼ね備えた5.2インチとなっており、ホームボタンの間隔も狭いので楽に操作することが可能です。
そして、多少好みが分れるデザインではあるもの丸いフォルムが手に馴染みとても操作がしやすくなっています。うっかり手から滑って落ちてしまうということもなさそうです。Zenfone3シリーズの中で唯一、カメラが全面に出ていないタイプなのでレンズを傷つけないようにと、神経質になることもありません。
持ちやすさや、扱いやすさは端末選びで非常に大切ですが、その点でZenfone3 Maxは優れています。
ZenFone3Maxの損をしないための購入方法
ZenFone3をお得に購入するの為には、2点を気を付けなければいけない点があります。1点は価格。もう1点はサポートがあるのか?という点です。ASUS公式通販サイトやAmazon、楽天市場の現在価格を確認し、楽天モバイルなどのMVNOの端末のセット販売の価格も確認しどこで買うのが1番安いのかよく調べる必要があります。
楽天モバイルなどのMVNOは端末で利益を出すのではなく、継続利用をして利益を上げることを目的としている為、端末をかなり安く値引きしていることが多々あります。お得なキャンペーンをぜひ利用しましょう。
また『サポート』も大切です。端末はAmazon、SIMだけMVNOで購入した場合、端末本体に万が一不明点もしくは、トラブルが起きてもMVNOのサポートデスクでは対応してもらえない可能性があるからです。
自分で別途購入したスマートフォンの操作方法については別扱いにされることが多数あり、そうなると非常に面倒なので出来たらMVNOでセット購入することをオススメします。トータルで相談に応じてもらえると安心ですね。
ZenFone3 MaxとSIMをセットで取り扱っているMVNOは以下の7社です。
・楽天モバイル
・イオンモバイル
・BIGLOBE
・DMMモバイル
・IIJmio
・NifMo
・OCNモバイルONE
以下のバナーからでも各リンク先で現在ZenFone3 Max(定価税込み21,384 円)の価格がいくらなのかがわかりますので、せひ参考にしてください。
- ZenFone3の端末だけ購入する場合は以下をチェック!
- ZenFone3MaxとSIM回線セットのMVNO価格は以下をチェック!