楽天モバイルの050データSIMプランの特徴と注意点

楽天モバイル050データSIMは2016年9月から提供を開始した、おすすめのSIMサービスのひとつです。楽天モバイルの契約を検討しているあなたも、この新しいタイプの格安SIMが気になっているのではないでしょうか?

 

ただ、新しいサービスのために情報が少なく、選択するのに困ってしまうかもしれませんね。そこで本記事では、050データSIMの特徴や従来のSMS付きデータSIMとの違いを詳しくご紹介します。

 


目 次

  1. 050データSIMの特徴
  2. 1-1. 仕組み
    1-2. 採用技術と通話品質
    1-3. 050プランがない時のviberとの変化

    1-4. 通話料金について

  3. 他のIP電話との比較
  4. 050データSIM使用上の注意点
  5. 3-1. 待ち受けで受信モレ起きないか
    3-2. 高速切替えアプリの活用

    3-3. その他の注意点

  6. 050データSIMのまとめ

 

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050データSIMの特徴

まずは楽天モバイル050データSIMという新しい格安SIMプランの特徴を押さえておきましょう。050データSIMは、従来のSMS付きSIMに代わるサービスとして登場しました。果たしてこの新しいSIMカードには、どのような可能性が秘められているのでしょうか。

 

仕組み

050データSIMは、SMS付きデータSIMに050番号が付帯したSIMカードです。050番号とは、050で始まるIP電話番号のことです。この電話番号を利用できることが格安電話としても使える050データSIM最大の特徴となっています。

 

従来のSMS付きデータSIMでは、同じIP電話アプリをインストールしている端末との間でしか通話ができませんでした。つまり、携帯電話や固定電話との通話はできなかったのです。その点、050データSIMは050の番号付きのため、IP通話はもちろん携帯電話や固定電話との通話が行なえます。

 

050データSIMの特徴をより深く理解するために、ここで少しIP電話の仕組みについてご紹介します。IP電話とは、旧来の電話回線の代わりにインターネット回線を通じて音声通話を行なうサービスのことです。

 

IP電話を利用する際、通話者の音声は「VoIPゲートウェイ」でデジタル化されて「IPパケット」に格納されます。IPパケットとは、ごく簡単にいうとデータのかたまりのことです。IPパケットは通話相手に送信され、ふたたびVoIPゲートウェイでアナログ音声に再構成されます。こうした仕組みにより、IP電話はインターネット回線での音声通話を可能としているのです。

 

ただ、かつてのIP電話には、発信者に電話番号を割り当てられないという欠点がありました。電話番号がなければ、携帯電話や固定電話への発着信を行えません。そこでIP電話の欠点を解消すべく開発されたのが、050番号なのです。

 

050番号の開発は、発信先への番号通知という恩恵をIP電話にもたらしました。もちろん050データSIMでも、電話相手に番号を通知することができます。

 

採用技術と通話品質

050データSIMの050番号通話には、Viberの技術が採用されています。IP電話Viberとは、楽天の子会社であるViber Mediaが開発を行った通話アプリです。開発元のViber Mediaは、キプロス共和国に本拠地を置くIT企業です。その主力製品であるViberのユーザー数は、世界で3億人以上にのぼるとされています。

 

ここで、通話アプリViberの特徴に触れておきましょう。簡単にいうと、ViberはLINEによく似たアプリです。メッセージのやり取りやViber同士で可能な通話サービスは、LINE同様に無料で行えるようになっています。

 

上記の基本機能に加えてViberに備わっているのが、「Viber Out」というIP電話機能です。Viber Outを利用すれば、携帯電話宛てや固定電話宛てでもViberとの間で通話を行えます。ただしViber Outは有料の電話機能であり、「Viber Outクレジット」を購入しなければ利用できません。

以上の点を踏まえて、話を050データSIMに戻しましょう。050データSIMの050番号での通話は、Viber Outを使って行われます。もともとViber Outは、050番号での登録に対応しているサービス。その技術をそのまま取り入れることで、SMSデータSIMでの050番号の音声通話機能は実現されているのです。

なお、Viber Out通話に限らず、全てのIP通話は通信状況に応じて通話品質が変化します。このため電波の入りにくい場所では、音声が乱れる場合もあるかもしれません。

 

とはいえ、一定基準の通話品質を満たせる業者でなければ、050番号を取得できません。ということは、IP電話同士で比べた場合、特に050データSIMの通話品質が悪いということはないはずです

 

050プランがない時のviberとの変化

Viberは、050番号が付帯しないデータSIMでも利用できます。そもそもがLINEと似たタイプのアプリなので、ほとんどの機能は通常のデータSIMでも利用できるのです。…と、このようにいうと、「050番号のないデータSIMでもViber Outを使えるのでは?」と考える方もいるかもしれませんね。

 

しかし、答えはNO。そもそもViber Outは音声通話に対応したSIMでしか使えない機能であり、通常のデータ専用SIMでは利用できません。加えていうと、従来のSMS付きデータSIMでも利用不可能です。そのViber Outを低料金のSMS付きSIMで利用可能とした点が、050データSIMの大きな特徴なのです。

 

ちなみに050データSIMの月額料金は、従来のSMS付きSIMと同額に設定されています。050番号を利用するからといって、別途利用料がかかることもありません。ここで050データSIMの月額料金を確認しておきましょう。

 

ベーシックプラン

645円

3.1GBプラン

1,020円

5GBプラン

1,570円

10GBプラン

2,380円

 

各データプランの料金は、通話SIMと比べて580円(ベーシックプランのみ605円)安く設定されています。この低料金で、使い勝手の良い電話アプリが利用できる点はありがたいですね。

 

通話料金について

ここまでにご説明したように、050データSIMで利用できるViber Outは従来の通話回線を利用しなくても便利に使えるかなり魅力的な機能です。ただ、やはり気になるのはViber Out通話料ですよね。2016年10月現在、Viber Outを使った050番号発信の格安IP通話料金は以下のようになっています。

 

  • 固定電話宛にかけた場合・・・3.05円/分
  • 携帯電話宛にかけた場合・・・9.98円/分

 

格安スマホの一般的な通話料は、30秒毎に20円前後です。比べてみると、050番号通話の料金はかなり安価ですね。さらに楽天モバイルでは、Viber Outを完全無料で利用できるキャンペーン「Viberアプリ国内通話料0円トライアル」を実施しています

 

この無料トライアルは、タイトルどおりViber Outを使った国内通話料が無料になるというものです。通話先が固定電話や携帯電話でも、通話料金が完全無料になります。しかも、キャンペーンの終了日は未定(2016年10月現在の情報)。音声通話SIMじゃないのに完全無料でIP電話の通話を試せるのですから、利用してみる価値大ですね。

 

 

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他のIP電話との比較

Viber Outは機能的に申し分ないIP電話です。しかし、やはりほかのIP電話も気になりますよね。そこでこの節では、Viber OutとそのほかのIP電話を比較してみることにしましょう。

 

比較対象とするのは・・・

  • LINE Out
  • OCNモバイル ONE 050plus
  • mineoDプラン LaLa Call

の3つ。先ほどご紹介したViber Outの通話料を踏まえたうえで、上記3つのIP電話の通話料を見てみましょう。

 

 

固定電話番号への通話料

携帯電話番号への通話料

LINE Out

3円/分

14円/分

OCNモバイル ONE 050plus

8.65円/分

17.28円/分

mineoDプラン LaLa Call

8.65円/分

19.44円/分

Viber Out

3.05円/分

9.98円/分

 

どのIP電話の通話料も、Viber Outより高く設定されています。LINE Outの固定電話への通話料は安価ですが、携帯電話への通話料はやはり高額です。次に、Viber Outを含めた各IP電話サービスの機能をチェックしてみましょう。

 

 

携帯電話への番号通知

一般電話からの着信

LINE Out

×

×

OCNモバイル ONE 050plus

mineoDプラン LaLa Call

Viber Out

 

ほとんどのIP電話が、番号通知や一般電話からの着信に対応しています。ただし、LINE Outだけは例外。携帯電話への番号通知が全く表示できないわけではありませんが、条件が限定されています。また、一般電話からの着信を受けられない点は、使い勝手に大きく影響しそうですね。

 

以上の内容を踏まえると、Viber Outは高機能でリーズナブルに利用できるIP電話だといえます。前述のキャンペーン終了後は通話料がかかりますが、それでもほかのIP電話よりは安価に利用可能です。(料金プランで050番号の基本料金は発生しませんが、データSIMのユニバーサルサービス料が税別3円、 及び050番号利用の別途ユニバーサルサービス料も税別3円という費用は発生します。)

 

 

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050データSIM使用上の注意点

リーズナブルで機能性の高い050データSIMやViber Outにも、使用上の注意点がいくつかあります。ここで、各注意点を押さえていきましょう。

 

待ち受けで受信モレ起きないか

インターネット回線を使った電話アプリという特性上、Viber Outは待受中に受信もれを起こす場合があります。常に電話を受けられるようにしたいなら、バックグラウンドデータに関する設定を行っておかなければなりません。以下で、Android 5.6〜6.0のバックグラウンドデータ設定方法を見てみましょう。

 

Android 5.6〜6.0のバックグラウンドデータ設定方法

  1. 端末の設定アプリを起動する
  2. 「データ使用量」、「モバイルデータ使用量」の順にタップ
  3. 画面をスクロールさせて「Google Playストア」をタップ
  4. 「バックグラウンドデータ」、「データの無制限使用」の順にタップ

上記の設定方法はあくまで一例です。ほかのバージョンのAndroidでは、設定方法が異なるのでご注意ください。各バージョンのバックグラウンドデータ設定方法については、楽天モバイルのホームページでチェックできます。

 

続いて、iPhoneでViber Outを利用する場合のバックグラウンド設定方法をチェックしてみましょう。

 

iPhoneのバックグラウンドデータ設定方法

  1. 端末の設定アプリを起動
  2. 「一般」をタップ
  3. 「Appのバックグラウンド更新」をタップ
  4. Viber Outの項目をONに設定する

iPhoneの場合は、どのバージョンのOSでも上記とほぼおなじ方法で設定を行えます。

 

高速切替えアプリの活用

Viber OutはIP電話であるため、通話を行なう度に高速データ通信量を消費します。消費されるデータ量は、1分間あたり0.3MB〜1MB程度と少量。とはいえ、動画視聴やネットの閲覧などを行なうことを考慮すると通信速度も気になるので、できるだけデータ消費を抑えたいですよね。

 

そこで活用してほしいのが、楽天が提供している楽天モバイルSIMアプリです。このアプリを使えば、好きなタイミングで高速データ通信量のONとOFFを切り替えられます。楽天モバイルを利用するなら、楽天モバイルSIMアプリのインストールは必須ですよ。

 

その他の注意点

ここまでにあげたもののほかにも、Viber Outには使用上の注意点がいくつかあります。特に注意したいポイントを以下にまとめたので、ご覧ください。

Viber Out 使用上の注意点

  • Viberアプリ国内通話料0円トライアル期間中は10分で通話が途切れる
  • Wi-Fi接続時に050番号で着信できない場合がある
  • 緊急通報できない

先にご紹介した国内通話無料のトライアル実施期間中は、Viber Outの通話が10分で途切れます。すぐにかけ直すことは可能ですが、不便を感じる場合があるかもしれません。

 

Wi-Fi接続時に着信不能となる場合がある点も、注意しておきたいポイントです。この注意点を回避するには、Wi-Fi接続時に必ずViberアプリを起動させる習慣を付ける必要があります。

 

何よりも注意しておきたいのが、Viber Outでは緊急通報を行えないという点です。050番号では緊急通報を行えないため、いざという時は周囲の人に電話を借りるといった対応を迫られます。なお、この点はIP番号の番号利用時に共通する注意点です。ほかの電話アプリを使っても回避できないので、ご注意ください。

 

 

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050データSIMのまとめ

いろいろと注意点はあるものの、やはり050データSIMとViber Outは魅力的なサービスです。緊急電話通報が行えない点はネックですが、サブ回線用のSIMとしてはかなり優秀な専用サービスといえるでしょう。本記事を参考にして、ぜひあなたなりの050データSIMの利用法を見つけてみてください。

 

 

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