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iPhoneXS Maxを使うならデュアルSIM版を購入して、サブブランド+格安SIMの運用が最強最安

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2018年9月13日、新型iPhoneが発表されました。今回からデュアルSIM版がiPhoneXsとiPhoneXs Plusには用意されるとのことで大変注目しています。

デュアルSIM版を利用して賢く2枚刺しをすることで「音声通話し放題」+「データ大容量」を格安で実現することができます。

1つ目の鍵:アプリを使わずとも音声通話が定額のSIMを手に入れよう

iPhoneではMVNOの「音声通話オプション」が不便な理由

まず、アプリを使わずとも音声通話が可能なSIMを手に入れたいと思います。最近では格安SIM各社でも5分や10分といった音声定額オプションを提供することが増えてきました。しかし、音声定額の対象の通話とするためには、発信時に電話番号の先頭に7桁のプレフィックス番号を付与して電話をかける必要があります。

それでは手間がかかって面倒なので、各社はこのプレフィックス番号を自動的に付与してくれる電話アプリを提供しています。一見、このアプリを使えば何の問題もないように思われるのですが、実はiOS版には大きな欠点があるのです。それは、着信履歴からの折返しができない、ということなのです。アンドロイド版であれば着信履歴へのアクセスが可能なため、問題なく折返し通話もできますので特に問題はないのですが、iOSではアプリに電話の着信履歴へのアクセスを許可していないため、各種通話アプリでは「折返し通話」をすることができないのです。

iPhoneで折り返しをしようと思うと、毎回iPhoneの標準の通話アプリを起動して着信履歴を開き、番号をコピーして、それを格安SIMの通話アプリにペーストしてかけ直すという手間が必要になります。もちろん、節約を追求するのであれば、これくらいの手間は甘受するという人も多いと思いますが、今回は「最強の格安運用」を考えたいため、やはり標準の通話アプリから、何も考えずにそのまま折返し電話ができるようにしたいと思います。実際、格安SIMをiPhoneで利用していると、こうした通話アプリを利用するのを忘れて何度か標準アプリから通話してしまって課金されてしまったことがある経験から導いた結論です。この不便を解消したいという理由だけで、デュアルSIM版iPhoneを首を長くして待っていたくらいです。

専用の通話アプリを使わずとも音声通話定額になるSIM、それを実現できるのは「大手キャリア3社」と「UQ mobile・Y!mobileの2大サブブランド」のいずれかとなります。

 

面倒を厭わなければ大手キャリアの「ガラホ」プランと組み合わせたいが…

格安SIMをメインに取り扱う当サイトですが、デュアルSIM端末での究極的な最安値を追い求めるとなると、音声通話部分のSIMには、難解な各種条件を満たすことで手に入れることができるキャッシュバックや割引を利用して大手キャリアを使うのがおすすめです。

ここでは、家族シェアを前提としているドコモと違って1人でも底値を追い求めることができるauの事例を紹介します。

結論から言うと、auのガラホを店頭にてキャンペーン価格で契約し、そのSIMを差し替えて音声SIMとして利用するという流れになります。

auのガラホ「GRATINA 4G」を町の携帯ショップなどで一括価格で契約して、音声プランとしてカケホやスーパーカケホを選び、データ通信部分は従量制の「ダブル定額」を契約することで、5分定額カケホの場合で2年間月996円~、完全定額カケホで月2076円~で音声通話が可能になります。ショップのキャンペーンによっては、MNP+端末下取りといった条件がつくものの2~4万のキャッシュバックがつくので、乗り換えに伴う解約金もキャッシュバックで賄うことができます。

参考:【2018年版】GRATINA 4G の最低維持費・月額料金|MNPau購入サポート考慮・キャッシュバックで儲ける方法

ただし、この方法は所謂「MNP乞食」と呼ばれる人たちの手法のため、販売店のTwitterやブログなどをチェックしてキャンペーンを実施中の店舗を探す必要があることに加え、店頭での不用意なオプション契約、契約後の各種コンテンツの解約し忘れなどをしてしまうと予定よりも逆に高額になってしまうことも多く、なかなか初心者にはおすすめすることができません。

サブブランドの「UQ mobile」か「Y!mobile」なら簡単に音声定額が実現可能

 

 

デメリットとしては、これらの金額は、あくまで契約して1年目だけの割引となるという点です。2年目になると毎月1,000円ほど値上がってしまうので、2年目に入るタイミングでUQ moible→Y!mobile、もしくは、Y!mobile→UQ mobileへと乗り換えてしまうことも一つの方法となります。MNPを優遇するキャッシュバックキャンペーンなどは、来年も実施されるはずですので、特に負担なく乗り換えることができるはずです。

また、これらのサブブランドを契約するメリットとしては、データ通信用に契約する格安SIMが遅くなる時間帯(通勤時の午前8時頃、お昼時の12~13時、帰宅時の18時~19時)には、データ通信用のSIMをサブブランド側に切り替えて使うことで、混雑時でも「快適な通信」をすることができるという点です。

2つ目の鍵:格安SIMのキャンペーンを生かして大容量データSIMを手に入れよう

データSIMをキャンペーン対象にしている格安SIMは少なくなりつつある

格安SIMが登場したばかりの2013~2015年ごろとは違って、今では格安SIM各社の大規模なキャンペーンに「データSIM」が含まれることは少なくなってきました。音声通話SIMを契約するユーザーは、SIMをメイン用途で使うユーザーが多いため、より上位のプランやオプションを契約することが多く格安SIM事業者にとってより儲かる顧客のためだと思われます。また通常1年未満の解約に短期解約金が設定されることが多い音声SIMと違って、データSIMの場合はこうした違約金が設定されていることが少ないため、データSIMのキャンペーンを次から次へと乗り換えるユーザーが多いというのも理由のようです。

しかし、今回はデュアルSIMのiPhoneを使って究極の最強最安を追い求める記事です。もう音声通話SIMは契約してしまっているので、それでもおすすめな「データSIM」を紹介したいと思います。

IIJmio: 6ヶ月間データ容量2倍 12GBが1,520円、24GBが2,560円

IIJmioが、2018/10/3まで半年間データ容量2倍をやっています。データ増量後でいうと、1,520円で12GB、24GBで2,560円とかなり安い金額となっています。

 

 

 

iPhoneではMVNOの「音声通話オプション」が不便な理由

料金の比較をしてみましょう。

3つ目の鍵:「デュアルSIM版iPhone」を手に入れよう

デュアルSIM版iPhoneを手に入れる必要があります。まず、docomo,au,SoftBankといった大手キャリアから発売されるiPhoneは、シングルSIM版のため、今回の裏技を使うことはできません。大手キャリアからしたら、コストのかかる音声通話定額だけ契約されて、儲けの源泉である割高なデータ通信部分を格安SIMで契約するなどといういいところどりをされたらたまったものではないので、致し方ないことだと思います。

AppleStoreで販売される「デュアルSIM版」を手に入れる

大手キャリアでは購入できなくても、Apple StoreでデュアルSIM版のSIMフリーiPhoneが販売されるのではないかと思いますが、今回は難しそうです

iPhoneXs

SIMフリー版

iPhoneXs Plus

SIMフリー版

海外からの輸入品を手に入れる(中国版iPhone XS Maxのみ)

かつて日本のAppleが大手キャリアに忖度してまだSIMフリー版のiPhoneを販売していなかったときによく見られた方法ですが、香港などで販売される海外版のiPhoneを個人輸入するという手がありました。

海外版スマートフォンだと日本で使うための技適を取得しておらず国内使用が違法になってしまうことも多いですが、Apple製品の場合は海外版であっても大抵日本国内の技適を取得しているため、そこは安心して使うことができます。また、サポート対応についてもApple Storeに行けば、国内版に限らず海外版を含めてサポートしてくれますので全く問題はありません。

唯一の問題はマージンがいくらのるか、という点でしょう。おそらく、1万円くらいは輸入業者のマージンとしてのってしまうため、なかなかおすすめは難しいですが、日本のApple StoreでデュアルSIM版が発売されなかった場合の最終手段となるでしょう。

もし、たまたま香港旅行などをする機会があったら香港のAppleStoreでデュアルSIM版iPhoneを購入してくると幸せになれます。

https://support.apple.com/ja-jp/HT209086

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