格安SIMに家族で乗り換えるとどんな割引や特典があるのか、メリットやデメリットから家族別の格安SIMのおすすめまで紹介していきます。
「そもそも格安SIMに”家族割”ってあるの?」、「家族で乗り換えると何か特典があるの?」
そのような疑問を持った家族での格安SIM乗り換えを検討中の人向けに、長年格安スマホの料金比較をしてきた当サイトがわかりやすく解説します。
この記事の目次
格安SIMで家族皆が安くなる方法は大きく分けて3つ
格安SIMを家族で契約する場合、家族向けの割引プランは大きく分けて3つあります。
- 「家族割」・・・・・・・・・・・・・・家族が同じ格安SIMに加入することで月額料金に割引が発生する
- データ容量のシェア・・・・・・・・・・家族みんなでひとつのデータ容量を分け合うことで月額料金を安くする
- データの分け合い・・・・・・・・・・・余ったデータを家族や友人と分け合い無駄をなくす
これらのプランは、使い方やニーズによって向いている人と向いていない人がいます。
特に「データ容量のシェア」は家族によっては損をする場合もあるので注意が必要です。
選び方ポイント
家族それぞれの使い方を保ちつつ少しでも安く使いたい人・・・「家族割」がおすすめ
家族内にデータ容量をいつも余らせている人とぎりぎりの人がいる・・・「データシェア」がおすすめ
格安SIMはもともと大手キャリアより料金が安いプランとなっています。
なので「家族割」自体に大きな割引は発生しません。そうなると、焦点は”データシェア”が家族に向いているかどうかになります。
家族内にデータ容量をたくさん使う人とあまり使わない人の両方がいるならば、”データシェア”はコスパの高いサービスとなるので「家族割」よりもずっとおすすめになります。
では、それぞれどういう仕組みで割引になるのか、シミュレーションや格安SIMの紹介も含めて解説していきます。
現在の使い方のシミュレート
イメージしやすいように、今現在ドコモの家族割、「ベーシックシェアプラン」に入っている4人家族のKさん一家を例として一緒に考えていきましょう。
Kさん一家
- 家族構成:父親、母親、長男、長女
- 現状:全員ドコモユーザーで家族でベーシックシェアパック(※ドコモの通信データサービス。当月1日から末日までのデータ利用量に応じて自動的に定額料が変動するパケットパックで、家族でデータを分け合えるのでお得)を利用している。(2年前から加入)
- ドコモ歴は10年
- 現在使用しているデータ量:10GBを契約していたが、最近足りなくなってきた。
- 家にはWi-Fi環境がある。
父親
職業上電話をよく使う、外回りの営業。スマホは営業先との電話や出先でのWeb閲覧、マップ、メールなどがメイン。通勤時間はニュースサイトを見たりゲームをすることも。
趣味はゴルフ。使用端末はAndroidでもうすぐ2年。月に3~5GBほど使用。
母親
普段は家にいることが多い専業主婦。週に3回パートで働いている。最近ジムに通い始めた。スマホはSNS(LINE、FaceBookなど)や料理アプリ、Web閲覧、ゲームなどに使うがWi-F環境で使うことが多い。
趣味は映画鑑賞。使用端末はAndroidでもうすぐ2年、月に1GB~2GBほど使用。
長男
現在高校生。今までより自由にスマホを使える時間が増えたので、普段からオンラインゲームをしたり音楽(Spotify)を聴いたりしている。最近動画(YouTube)にはまり始めた。
使用端末はiPhone、月に5~6GBほど使用。
長女
現在中学生。今はまだ学校にスマホを持ち込めないため、平日は塾に行く夕方以外、データ通信量は多くない。しかし休日にSNS向けの写真を撮りにいったり投稿することから少しずつ通信も増えてきている。
SNSは主にLINE、Instagramを使っている。使用端末はiPhone、月に3GBほど使用。
Kさん一家の月々のスマホ代金を見てみましょう。
お父さんは仕事で電話を使うため「カケホーダイプラン」に加入、お母さんも「カケホーダイライトプラン」に加入します。
データ容量は15GBのプランを選びますが、ドコモは長く契約すると「ずっとドコモ割」が適用されるので-1,000円で計算します。
基本プラン |
データ通信量 |
ネット接続 |
合計 |
|
父親 |
カケホーダイプラン2,700円 |
ベーシックシェアパック(15GB)12,000円-1,000円で11,000円 |
インターネット接続サービス300円 |
14,000円 |
母親 |
カケホーダイライトプランプラン1,700円 |
シェアオプション500円 |
インターネット接続サービス300円 |
2,500円 |
長男 |
シンプルプラン980円 |
シェアオプション500円 |
インターネット接続サービス300円 |
1,780円 |
長女 |
シンプルプラン980円 |
シェアオプション500円 |
インターネット接続サービス300円 |
1,780円 |
※税抜価格
=合計で月々20,060円かかっています。
では格安SIMに乗り換えて、それぞれの割引プランに加入するとどれくらい安くなるのか、みていきます。
家族で契約すると割引がきく「家族割」
「家族割」とは、家族がそれぞれ同じ格安SIMに加入することで割引などを受けられるサービスのことです。
格安SIMでは、一人が主回線として格安SIMと契約し、その副回線で契約したユーザーである家族に割引が発生するしくみになっています。
基本的に「家族割」では、副回線で契約した人にのみ割引が発生しますが、例外的に主回線で契約した人にも割引が発生するようになっている格安SIMも存在します。
当サイトでおすすめする格安SIM会社のなかでは「mineo」がそうです。
「家族割」のメリット
格安SIMで家族向けのプランを選ぶとき、「家族割」を選ぶメリットは3つあります。
- 家族がそれぞれの名義で契約できる
- 自分の使い方に合ったプランを選べる
- どのタイミングでも「家族割」を申し込むことが出来る
「家族割」の一番のメリットは、家族がそれぞれの名義で契約できることです。
名義が各々になっていれば支払いも分けることが可能なので、離れて暮らす家族やこの先一人立ちする家族と「家族割」に入っていても割引を受けることができます。
また、「家族割」を適用しても複数のプランを選択できるため、自分の使い方に合わせたプランを選ぶことも可能です。
特にデータ容量は自分に合わせたものを選べるので、誰かに遠慮したりせず使うことができます。
さらに、「家族割」は申し込むタイミングがいつでも大丈夫なので、後から契約した家族とも「家族割」を適用させることができます。
なので家族全員の解約月がそろっていなくても、それぞれのタイミングで契約したあと「家族割」を申し込むことも可能になります。
「家族割」のデメリット
格安SIMで「家族割」を選ぶデメリットは2つあります。
- 家族の中には選んだ格安SIMがあってないこともある
- 各々の契約なので初期費用が人数分かかる
「家族割」の一番のデメリットは、格安SIMによっては家族の中に合わないと感じてしまう人がいることです。
当たり前のことではありますが、「家族割」を適用させるには一つの格安SIMを選ばなければいけません。
格安SIMは、各会社によって特化したサービスがあるので、家族の使い方が一人は電話をたくさんかける、一人は動画をたくさん見る、など求める格安SIMのサービスが異なっていた場合、誰かが合わないプランで我慢しなければいけなくなってしまうのです。
また、「家族割」を適用させるには各々での契約が必要となるので、初期費用が人数分かかってしまうこともデメリットになります。
「家族割」を使って料金的に損をする、ということはまずありませんが、合わないプランになってしまう、ということはあると思います。
なので、自分の家族にはどのようなプランがあっているのか、一番いい格安SIMを探してみてください。
タイトル(全角15文字)
大手の「家族割」と格安SIMの「家族割」に違いはあるの?
格安SIMの「家族割」では、月額基本料金が安くなるサービスが一般的になっています。
大手キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)での「家族割」は、
- 家族間の電話やメールなどが安くなる
- 月額料金が割引になる
- 新規端末購入割引がある
などのサービスのことをいいましたが、格安SIMではサービスの内容が限定的になっていたり、そもそも「データシェア」のことを「家族割」としていることもあります。
「家族割」でおすすめの格安SIM3社
当サイトでは、「シェア上位」、「コスパが良い」、「特徴がある」といった項目からおすすめの格安SIM会社をえらんで紹介していきます。
紹介する格安SIM一覧と特徴
特徴 |
家族割 |
データシェア |
データギフト |
|
UQモバイル |
データが最大90日間繰り越し可能 |
〇 |
× |
× |
ワイモバイル |
完全なかけ放題オプションがある |
○ |
× |
× |
mineo |
三種類の回線に対応している |
〇 |
× |
〇 |
IIJmio |
最大10回線でシェア出来る(音声通話機能付きは5回線まで) |
× |
〇 |
× |
BIGLOBEモバイル |
動画視聴に特化したカウントフリーがある |
× |
〇 |
× |
OCNモバイルONE |
日にち単位のデータ容量プランがある |
× |
〇 |
× |
LINEモバイル |
SNS系アプリのカウントフリーがある |
× |
× |
〇 |
その中で
の三つの格安SIM会社が「家族割」のサービスを扱っているので、おすすめしていきます。
UQモバイル
「UQモバイル」では、「UQ家族割」という家族割サービスを提供しています。
この「家族割」は、おしゃべりプランかぴったりプランのどちらかを選ぶことで、主回線以降の2回線目からは「基本料金から毎月500円割引」になる、という内容になっています。
おしゃべりプランとぴったりプラン
おしゃべりプランとぴったりプランの内容は以下の通りです。※税抜
おしゃべりプラン |
ぴったりプラン |
|
オプション |
1回の通話に5分のかけ放題がつく |
無料通話がそれぞれ60~180分つく |
S(3GB) |
1,980円(2年目からは2,980円) |
1,980円(2年目からは2,980円) 60分かけ放題 |
M(9GB) |
2,980円(2年目からは3,980円) |
2,980円(2年目からは3,980円) 120分かけ放題 |
L(21GB) |
4,980円(2年目からは5,980円) |
4,980円(2年目からは5,980円) 180分かけ放題 |
おしゃべりプラン、ぴったりプランどちらにもS、M、Lのデータ容量別プランがあり、それぞれ3GB、9GB、21GBから選ぶことができます。
この二つのプランの特徴はどちらにもかけ放題オプションが元々ついていることにあり、
おしゃべりプランは、すべてのプランで共通して1回の通話に5分間の無料通話が
ぴったりプランは、それぞれのデータ容量別に月に60分、120分、180分の無料通話がついてきます。
初期費用とオプション
SIMパッケージ料金(初期費用):3,000円
オプション
- 電話基本パック(留守番電話サービス):380円/月
- 端末保証サービス:380円/月
- UQあんしんパック:500円/月
- 家族みまもりパック:380円/月
- メールサービス:200円/月
- 通話明細サービス:100円/月
基本的にこれらのサービスは不要です。端末保証サービス以外は後からの加入も出来るので、必要だと思ったタイミングで加入しましょう。
Kさん一家のシミュレーションとおすすめポイント
Kさん一家でもう少し詳しく解説してみましょう。
基本プラン |
データ通信量 |
ネット接続(オプション) |
合計 |
|
父親 |
ぴったりプランM2,980円(1年目) |
9GB |
120分/月かけ放題 |
2,980円 |
母親 |
おしゃべりプランS1,980円→(家族割で)1,480円(1年目) |
3GB |
5分以内なら何度でもかけ放題 |
1,480円 |
長男 |
ぴったりプランM2,980円→(家族割で)2,480円(1年目) |
9GB |
120分/月かけ放題 |
2,480円 |
長女 |
ぴったりプランS1,980円→(家族割で)1,480円(1年目) |
3GB |
60分/月かけ放題 |
1,480円 |
※UQモバイルは最初の一年目は1,000円引きのサービスがあるのでそれを適用して計算しています。
Kさん一家で、家族それぞれ今まで使っていたデータ容量を元にプランを選んでみました。
プランS:3GB/5分かけ放題or60分通話無料 プランM:9GB/5分かけ放題or120分通話無料 プランL:21GB/5分かけ放題or180分通話無料
「家族割」を適用しないと合計で9,920円、「家族割」適用で合計8,420円になりました。
「家族割」適用で月に1,500円、1年に18,000円のお得になる計算です。
親回線に割引はありませんが、他の家族の月額料金が月に500円割引になるのはかなりのメリットとなることが分かりますね。
ちなみに元のプランと比べると11,640円のお得になっています。
使えるデータ容量は増えていますし、「UQモバイル」は速度も格安SIMの中ではトップクラスを誇っており、大手キャリアに負けない快適さです。
もしデータを使い切っても、普通なら128kbpsか200kbpsに制限される速度が300kbpsも出ることも大きなメリットです。
さらに、「UQモバイル」は使わなかったデータ容量を最大90日間繰り越すことが可能です!
基本データ容量の余りの繰り返しは翌月末までとなりますが、追加で買ったデータ容量は90日間も繰り返し続けられるのです。
他の格安SIMでは追加購入のデータ容量も購入した翌日末まで、といったものが多いので、かなりのメリットになります。
データの通信速度を高速・低速で切り替えられることも魅力です。
低速でも300kbpsの速さは確保されていますし、何より低速通信は無料・無制限で使えるので必要な時だけ高速に切り替えて使う、なんてことも可能です!
おしゃべりプラン、ぴったりプランには端末代金は含まれていませんが、端末をセットで申し込むと「マンスリー割」という月額料金割引が発生します。
そうなると実質的には0円または実質100円で最新機種のAndroidやiPhoneが手に入るのです!
現在の格安SIMの「家族割」の中では、「ワイモバイル」と並んで一番の割引となるのが「UQモバイル」です。
「とにかく「家族割」で安くしたい!」という人は「UQモバイル」がもっともおすすめです。
ワイモバイル
「ワイモバイル」も主回線以降の2回線目から、「月額料金が500円引き」になる家族割サービスとなっています。
契約できる副回線の数も最大9回線であり、名義も家族ごとで契約できることから「UQモバイル」とかなり似通った格安SIMとなっています。
では違いは何かというと、契約できるプランとなっています。※違いの詳細は下記の「「UQモバイル」と「ワイモバイル」どちらを選ぶべき?」を参照ください。
選べる3つの「スマホプラン」
「ワイモバイル」の家族割適用プランは以下の通りです。
オプション |
月額料金 |
データ容量 |
|
スマホプランS |
1回の通話に10分のかけ放題がつく |
1,980円(2年目からは2,980円) |
3GB/月 |
スマホプランM |
2,980円(2年目からは3,980円) |
9GB/月 |
|
スマホプランL |
4,980円(2年目からは5,980円) |
21GB/月 |
※その他ポケットWi-Fiなどのプランも選べますがここでは家族向けの解説のため、スマホプランで説明します。
基本的に選べるGB数と料金は同じですが、無料通話に関する内容に違いがあります。
「ワイモバイル」は1回10分までの通話が月に何回でも無料であり、「UQモバイル」は「おしゃべりプラン」が1回5分までの通話が月に何回でも無料、「ぴったりプラン」が選んだGB数によって月に3GB/60分の無料通話、9GB/120分の無料通話、21GB/180分の無料通話となっています。
初期費用とオプション
契約事務手数料(初期費用):3,000円
オプション
- スーパー誰とでも定額(完全かけ放題オプション):スマホプラン1,000円/ケータイプラン1,500円
- 留守番電話サービス:機種によっては無料/108円/月
- ナンバーブロック:108円/月
「ワイモバイル」は完全なかけ放題オプションがある唯一の格安SIMです。
なので、仕事やプライベートでとにかく電話をかける、といった人にはスーパー誰とでも定額の加入をおすすめします。
Kさん一家のシミュレーションとおすすめポイント
「UQモバイル」とほぼ同じ料金ではありますが、Kさん一家でもう少し詳しく解説してみましょう。
基本プラン |
データ容量 |
オプション |
合計 |
|
父親 |
スマホプランM2,980円(1年目) |
9GB |
10分の国内通話無料 +スーパー誰とでも定額1,000円 |
3,980円 |
母親 |
スマホプランS1,980円→(家族割)1,480円(1年目) |
3GB |
10分の国内通話無料 |
1,480円 |
長男 |
スマホプランM2,980円→(家族割)2,480円(1年目) |
9GB |
10分の国内通話無料 |
2,480円 |
長女 |
スマホプランS1,980円→(家族割)1,480円(1年目) |
3GB |
10分の国内通話無料 |
1,480円 |
※「ワイモバイル」は最初の一年目は1,000円引きのサービスがあるのでそれを適用して計算しています。
Kさん一家で、家族がそれぞれ今まで使っていたデータ容量を元にプランを選んでみました。
さらにお父さんにはスーパー誰とでも定額のオプションをつけています。
家族割を適用しないと合計で10,920円、「家族割」を適用で合計9,420円になりました。
「UQモバイル」と同じく、「家族割」適用で月に1,500円、1年に18,000円のお得になる計算です。
ちなみに元のプランと比べると10,640円のお得になっています。
お父さんに完全なかけ放題はついたままで使えるデータ容量も増えているのでかなりのお得になります。
また、「ワイモバイル」もかなりの速さを誇っているので、格安SIMのデメリットである速度は気になりません。
また、「ワイモバイル」ではYahooショッピングをよく使う人向けのサービスも充実しています。
具体的には、Yahooプレミアム会員費の月額462円が無料になったりYahooショッピングの買い物でもらえるポイントが増えるなどのメリットがあります。
なので、家族でYahooショッピングでよく買い物をする場合もワイモバイルがオススメになります。
「UQモバイル」と「ワイモバイル」どちらを選ぶべき?
「UQモバイル」と「ワイモバイル」は、料金プラン的に見るとほぼ同じと言えます。
なのでこの2つの格安SIMで迷ったら、料金ではなく回線やサービスの違いで自分の家族に合った方を選んでみてください。
- au回線を使ったauのサブブランド
- 使わなかったギガ(データ量)は90日間繰り越し可能なので、どんどんギガが溜まっていく
- データの通信速度を高速・低速で切り替え可能、かつ低速通信は無料・無制限で使える
- 格安SIMの中で速度が群を抜いて早い!
- 「家族割」適用プランが「おしゃべりプラン」と「ぴったりプラン」から選べる
- セットで申し込めば端末代金が実質0or100円になることも
- ソフトバンク回線を使ったソフトバンクのサブブランド
- かけ放題が標準で10分無料、オプションの「スーパーだれとでも低額」(1,000円/月)をつければ完全にかけ放題
- Yahooショッピングをよく利用する人向けのサービスが充実!
- 取り扱い店舗は全国で約4,000店舗と充実してる
まとめると、データ通信機能(速さなど)を重視するなら「UQモバイル」、音声通話機能(かけ放題)を重視するなら「ワイモバイル」を選ぶのが良いでしょう。
データ通信の機能では、通信速度を切り替えられたり、ギガをためていけるなど「UQモバイル」の方が優れています。
逆に音声通話では、元々の無料通話の時間が長く、オプションを付ければ完全なかけ放題にすることも可能なので「ワイモバイル」の方が優れたサービスとなっています。
電話をたくさんかける人は「ワイモバイル」を選ぶべきですが、それ以外の人は、データを自由度の高い使い方をすることが出来る「UQモバイル」を選ぶべきです。
mineo
「mineo」では、各回線の月額基本料金から「50円割り引く」家族割サービスをおこなっています。
ここで注目したいのは、なんと「主回線も含む」月額料金に割引が生じることです。
料金も「家族割」のある格安SIMの中では一番安くなります。
選べる3回線ごとのプラン
「mineo」は数少ない3回線(ドコモ、au、ソフトバンク)に対応している格安SIMです。
回線に合わせた料金プランが用意されているので、今自分の使っているスマホを持ち込んで使いたい人にもおすすめです。
Dプラン(ドコモ)
シングルタイプ (データ通信のみ) |
デュアルタイプ (データ通信+音声通話) |
|
500MB |
700円 |
1,400円 |
3GB |
900円 |
1,600円 |
6GB |
1,580円 |
2,280円 |
10GB |
2,520円 |
3,220円 |
20GB |
3,980円 |
4,680円 |
30GB |
5,900円 |
6,600円 |
Aプラン(au)
シングルタイプ (データ通信のみ) |
デュアルタイプ (データ通信+音声通話) |
|
500MB |
700円 |
1,310円 |
3GB |
900円 |
1,510円 |
6GB |
1,580円 |
2,190円 |
10GB |
2,520円 |
3,130円 |
20GB |
3,980円 |
4,590円 |
30GB |
5,900円 |
6,510円 |
Sプラン(ソフトバンク)
シングルタイプ (データ通信のみ) |
デュアルタイプ (データ通信+音声通話) |
|
500MB |
790円 |
1,750円 |
3GB |
990円 |
1,950円 |
6GB |
1,670円 |
2,630円 |
10GB |
2,610円 |
3,570円 |
20GB |
4,070円 |
5,030円 |
30GB |
5,990円 |
6,950円 |
それぞれ回線によって値段も異なるので、今使用しているスマートフォンを持ち込みたい人は今のキャリア回線を、そうでない人は速度が優秀なドコモプランを選ぶことを選ぶことをおすすめします。
初期費用とオプション
契約事務手数料(初期費用):3,000円
SIMカード発行料 :Dプラン341円 / Aプラン230円 / Sプラン337円
オプション
- mineoでんわ10分かけ放題:850円/月
- mineo安心パック2:550円/月
- 端末安心保障サービス:370円/月
- ウイルスバスターモバイル月額版:270円/月
- スマート留守電:290円/月
これらのオプションは途中からつけたり外したりも可能なので、必要だと思ったタイミングで加入してみてください。
Kさん一家のシミュレーションとおすすめポイント
こちらの格安SIMも、Kさん一家でもう少し詳しく解説してみましょう。
基本プラン |
データ通信量 |
ネット接続(オプション) |
合計 |
|
父親 |
ドコモプラン(デュアルタイプ)2,280円→(家族割で)2,230円 |
6GB |
10分以内の電話がかけ放題850円 |
3,080円 |
母親 |
ドコモプラン(デュアルタイプ)1,600円→(家族割で)1,550円 |
3GB |
1,550円 |
|
長男 |
ドコモプラン(デュアルタイプ)2,280円→(家族割で)2,230円 |
6GB |
2,230円 |
|
長女 |
ドコモプラン(デュアルタイプ)1,600円→(家族割で)1,550円 |
3GB |
1,550円 |
Kさん一家はもともとドコモと契約していたので、Dプランを選びます。
今回は全員音声通話機能がついているSIMカードを選びましたが、電話をするのは大体LINEなどで行う、といった方はデータ通信のみのSIMカードプランである「シングルタイプ」を選ぶと700円/月お得になります。
「家族割」を適用しないと合計で8,610円、「家族割」適用で合計8,410円になりました。
「家族割」適用でこちらは月に200円、1年に2,400円のお得になります。
他の2つの格安SIMと比べると割引金額は少ないですが、mineoは元々の料金が安いので問題ありません。
ちなみに元のプランとの料金差は11,650円になります。
また、主回線も割引の対象であること、そして大手キャリアすべての回線に対応していることもmineoの大きな魅力になっています。
すべての回線に対応していると、今使っている端末を持ち込んで乗り換えても、SIMロックを解除せずに使えるので、手間が省けます。
簡単に乗り換えたい、といった方にもおすすめです。
副回線も最大4回線まで作ることができるので、同じく離れて暮らす家族も割引の対象とすることが可能です。
もちろん支払いも別に出来るので、家族の形に合わせた使い方をしつつ割引のみ適応させられる格安SIMの一つです。
さらにmineoは、後述する「データ容量のシェア」も同時に行っているめずらしい格安SIMです。
二つのサービスを活用することで、安く、かつ無駄なくデータ容量を使うことができるので、ぜひ検討してみてください。
「mineo」を選ぶポイント!
- 主回線も含めた割引が発生する
- 3キャリアすべての回線が使える!
- 元々の料金が安い!
- 「家族割」と「データシェア」どちらも行っている
「家族割」で選ぶべき格安SIM会社まとめ
「家族割」が使える格安SIMの中で、一番安く契約出来るのは「mineo」です。
しかし、サービスや端末代金のことを考えると、少し割高になっても「UQモバイル」や「ワイモバイル」のほうが向いている人もいます。
を選ぶことをおすすめします。
データをみんなでシェアして使える「データシェアプラン」
データ容量のシェアとは、家族で一つのデータ容量(ギガ)を買い、それをみんなでシェアして使っていくことをいいます。
「家族割」のように総額が一見してわかるものではありませんが、使い方によってはかなりお得になるプランです。
仕組みとしては、1つの契約で複数枚のSIMを発行し、そのSIMを利用したユーザーでデータ容量を分け合っていくようになっています。
複雑に見えるかもしれませんが、ドコモのデータシェアパックと似た仕組みだとイメージするとわかりやすいです。
「データシェアプランのメリット」
格安SIMで家族向けのプランを選ぶとき、データシェアプランを選ぶメリットは3つあります。
- データ容量を無駄にしない
- 契約をまとめることができる
- 初期費用を一人分で済ませられる
家族によっては、データ容量がいつもぎりぎりの人といつも余らせてしまう人がいると思います。そんな家族にこそデータシェアプランはぴったりです。
データシェアプランは決められたデータ容量はありますが、誰がどれだけ使えるかは決まっていないのです。
個々に合った使い方をお得に提供できるところが、データシェアプランの一番のメリットとなっています。
また、データシェアプランでは名義をまとめる必要があるので、契約を一つですませられる利点があります。
請求が個別に来ると面倒くさい、なんて人には手間が省けてかなりのメリットになります。
名義がまとまっていれば初期費用も一人分で済む格安SIMもあるので、料金的にもお得です。
「データシェアプランのデメリット」
データシェアプランのデメリットは、6つあります。
- 支払いが分けられない
- 一度契約すると他社へ乗り換えしづらい
- 申し込み時の手続きも面倒くさい
- 一人がたくさん通信すると他の人にも制限がかかる
- 回線が混む時間帯は遅い(例外あり)
- 音声通話SIMカードは5枚までしか発行できない
データシェアプランでは、名義を一つ契約しての申し込みになるので、支払いをそれぞれに分けることができません。
なので、離れて住んでる家族のみ別払い、といった請求分離ができなくなってしまいます。
乗り換えや解約も、代表者の名義で統一しているので、契約した格安SIMが合わないと感じても、すべて家族単位となってしまいます。
そうなると手続きも増えるので、正直相当面倒になります。
同じく申し込み時にも、名義をそろえるために一度現在契約しているキャリアへ行かなければならないなど、手間がかかります。
タイミングによっては、名義になる人の解約月を待たないといけないというのデメリットも生まれてしまいます。
また、家族全員で一つのデータ容量を使っているので、一人が多く使いすぎてしまい速度制限にかかると、他の家族全員も一緒に速度制限にかかってしまう可能性があります。
現在はまだ一人当たりのパケット通信に制限をかける方法は存在しないので、ここは使用する側の意識が重要となってしまいます。
データシェアプラン自体のデメリットではありませんが、速度にも注意が必要です。
データシェアプランを行っている格安SIMは、お昼などの回線が込み合う時間帯になると、データ通信速度が遅くなる傾向にあります。
紹介する格安SIMのなかだと「BIGLOBEモバイル」のみ例外なので、速度が気になる人は「BIGLOBEモバイル」で検討してみてください。
デメリットというより決まり事ですが、音声通話SIMは最大5枚までしか発行できません。
これは法律で決まっているので仕方のないことではありますが、大家族での契約には向かないものとなります。
「データシェアプラン」は、家族の中でデータ容量を余らせている人がいるとデータ容量の無駄を省けて、家族みんなでお得に使えるプランです。
しかし使いすぎる人がいたり、家族全員が余らせずぴったり使っている場合は逆に足かせになってしまうものでもあります。
手続きも複雑なので、利用状況や格安SIMの情報をしっかり整理してから申し込みをしてください。
単独契約と比べるとどれくらいお得なの?
データシェアプランで契約するとどれくらいお得になるのか、Kさん一家でシミュレーションしてみましょう。
データシェアプランがある「IIJmio」で、計算してみます。
シェアプランと合計が同じデータ容量(12GB)になるようにミニマムスタートプラン(3GB)を4つ契約すると考えると、
1,600円×4人分=6,400円となります。
今度は逆にお父さんが代表名義として「IIJmio」のファミリーシェアプラン、音声通話機能付きSIMと契約したと考えてみましょう。
ファミリーシェアプランプラン(データシェアプラン)だと使えるデータ容量は12GBなので、一月に12GBを4人で分けて使っていくことになります。
料金は、お父さんがファミリーシェアプランプランの音声SIMで契約したので、まず3,260円かかります。
次に、データシェアプランを利用するためのSIMを発行します。
家族3人分のSIMを発行するので1枚につき700円/月、「IIJmio」は4枚目以降の発行に+400円かかるので
700円×3人分+400円=2,500円
つまり、3,260円+2,500円=5,760円が月にかかる料金となります。
比べてみると、普通に契約するよりファミリーシェアプランの方が640円得をしていることになります。
さらにデータシェアプランならそれぞれが使えるデータ容量が決まっていないので、一人が3GBと定まらず使うことができます。
「IIJmio」については詳しく後述するので参考にしてみてください。
忘れちゃいけない「初期費用」!
シェアプランのお得な一面として、忘れていけないのが初期費用です。
シェアプランを契約する場合は、名義が一つのため契約も一つとなり、初期費用は一人分で済む場合があります。
しかし複数の契約をそれぞれ行った場合は、契約の数だけ初期費用がかかってくるのです。
「IIJmio」の場合は初期費用は3,000円なので、もしシェアプランを契約した場合は3,000円+SIMカード追加手数料2,000円(新規契約の場合は無料)の5,000円で済みます。
しかし単独契約となると、4人家族なら3,000円×4人分=12,000円もかかってしまうのです。
月額料金も含めてシェアプランでの契約の方がかなり安くなるので、家族で格安SIMの契約を考えているならぜひデータシェアプランを活用してみてください。
「データシェアプラン」でおすすめの格安SIM3社
「家族割」と同じく、当サイトが「シェア上位」、「コスパが良い」、「特徴がある」といった項目から厳選したおすすめの格安SIM会社を紹介していきます。
特徴 |
家族割 |
データシェア |
データギフト |
|
UQモバイル |
データが最大90日間繰り越し可能 |
〇 |
× |
× |
ワイモバイル |
完全なかけ放題オプションがある |
○ |
× |
× |
mineo |
三種類の回線に対応している |
〇 |
× |
〇 |
IIJmio |
最大10回線でシェア出来る(音声通話機能付きは5回線まで) |
× |
〇 |
× |
BIGLOBEモバイル |
動画視聴に特化したカウントフリーがある |
× |
〇 |
× |
OCNモバイルONE |
日にち単位のデータ容量プランがある |
× |
〇 |
× |
LINEモバイル |
SNS系アプリのカウントフリーがある |
× |
× |
〇 |
データシェアプランでは、
の3つの格安SIM会社をおすすめします。
IIJmio
「IIJmio」は、高い信頼性を誇る人気の格安SIMです。
家族向けのお得なプランとして、3種類のデータシェアプランを提供しています。
家族向けの「ファミリーシェアプラン」
ミニマムスタートプランやライトスタートプランでもシェアは可能ですが、シェアが可能な数がSIMカード2枚までとなっているのでファミリーシェアプランがおすすめです。
ミニマムスタートプラン(3GB) |
ライトスタートプラン(6GB) |
ファミリーシェアプラン(12GB) |
||
データ通信専用SIM |
タイプD(ドコモ網) |
900円 |
1,520円 |
2,560円 |
SMS機能付きSIM |
タイプD |
1,040円 |
1,660円 |
2,700円(SMS機能付帯料140円+月額料金2,560円) |
タイプA(au網) |
900円 |
1,520円 |
2,560円(SMS機能付帯料0円+月額料金2,560円) |
|
音声通話機能付きSIM |
1,600円 |
2,220円 |
3,260円(音声通話機能付帯料700円+月額料金2,560円) |
※「IIJmio」の料金表(税抜価格)
ファミリーシェアプランは、12GBのデータ通信量を分け合えるプランです。
SIMカード最大10枚(音声通話機能付きは最大5枚)でのデータシェアが可能であり、離れた家族やタブレットともデータをシェアすることができます。
SMS機能付きSIMカードは一枚追加につき140円/月。音声通話SIMカードは一枚追加につき700円/月ですが、4枚目以降ではさらに+400円/月で追加できるようになります。
初期費用とオプション
パッケージ価格(初期費用):3,000円
追加SIM:1枚2,000円(追加SIMには初期費用はかからない)
オプション
- 留守番電話:300円/月
- 通話定額オプション(10分以内の国内通話無料かつ家族と30分のかけ放題):830円/月
- 通話定額オプション(3分以内の国内通話無料かつ家族と10分のかけ放題):600円/月
- ウイルスバスターモバイル月額版:250円/月
- スマート留守電:290円/月
通話定額オプションでは決められた時間の無料通話に加えて家族間にも無料通話がつきます。
Kさん一家のシミュレーションとおすすめポイント
Kさん一家が契約した場合は、12GBのデータシェア(音声通話SIM付き)で3,260円+音声通話機能付きSIMカード700円×3人分+400円で2,500円、合計で5,760円になります。
お父さんに誰とでも10分&家族と30分のかけ放題オプションをつけても+830円で合計6,590円。
元の大手キャリア契約時よりも使えるデータ容量は下がってしまいますが、13,470円のお得になるので一考の価値はあります。
どうしてもデータ容量が多い方がいい人には、さらにデータを追加できる「データオプション」があるのでそれを使いましょう。
「データオプション」は20GBで月額+3,100円、30GBで月額+5,000円となります。
もし20GBの「データオプション」を追加しても合計9,690円、元の大手キャリアの金額より10,370円のお得になって32GBのデータ容量をつかえるようになります。
さらに、「IIJmio」は同一名義での契約が必要な格安SIMなので、初期費用が契約した名義一人分のみで済むお得な仕様となっています!
支払いを分けることはできませんが、その分最初にかかる値段が節約できるので、決して損には感じません。
また、「IIJmio」では同一名義で契約した家族間での通話料金が20%OFFとなるサービスがあります。
そこに専用の無料アプリ「みおふぉんダイアル」の誰とでも通話料50%OFFのサービスを合わせれば、家族間での通話が最大60%OFFとなることも魅力の一つです。
もし高速通信にこだわらないのであれば、高速通信をOFFにして使うことも可能です。
OFFになっているときは通信容量にカウントされないため、家族同士でデータ容量を節約して使うなどの応用にもなります。
家族のだれかが使いすぎたら全員が通信制限を受けてしまう、そんなデメリットにも対応しているのが「バースト機能」。
低速通信時にも、通信しはじめの一定量は高速通信できる機能なので、テキストメインのサイトであれば数秒で読み込みが完了するなどかなり快適に使うことができます。
- 選べるデータ容量は限られている(3GB・6GB・12GB)
- 最大10枚のSIMカードでシェア可能
- 4枚目以降のSIMカード購入がお得!
- 同一名義での契約なので初期費用が一人分!
- シェアプランを契約した家族間なら通話料が20%OFF、「IIJmio」専用の無料アプリみおふぉんダイアルと併用すれば60%OFFに!
- 高速通信のON/OFF切り替えができ、OFF時は通信容量にカウントされない仕様!
- バースト機能あり
BIGLOBEモバイル
「BIGLOBEモバイル」は、動画をたくさん見る人におすすめの格安SIMです。
家族や二台持ちの端末でデータ容量を分け合えるシェアプランがあり、3GB~30GBと豊富な種類からデータ容量を選ぶことができます。
好きなデータ容量を選べるセレクトプラン
「BIGLOBEモバイル」では3GB~30GBのデータ容量を好きに選ぶことができます。(1GBのプランもありますが、データシェアを行えないのでここでは省略します。)
種類が豊富なので家族の使い方に合わせたデータ容量を選べます。
データSIM |
SMS+データSIM |
音声通話SIM |
|
3GB |
900円 |
1,020円 |
1,600円 |
6GB |
1,450円 |
1,570円 |
2,150円 |
12GB |
2,700円 |
2,820円 |
3,400円 |
20GB |
4,500円 |
4,620円 |
5,200円 |
30GB |
6,750円 |
6,870円 |
7,450円 |
※「BIGLOBEモバイル」の料金表(税抜価格)
「BIGLOBEモバイル」では最大5枚のSIMカードとシェアすることが出来るので、動画をみるようにタブレットも契約、なんてことも可能です。
シェア用のSIMカードは、
- データのみ:200円/月
- SMS付き:320円/月
- 音声通話付き:900円/月
で追加することができます。
今までの格安SIMの中だと少し割高に感じるかもしれませんが、「BIGLOBEモバイル」にはカウントフリーオプションがあるので、”動画をたくさん見る”人がいるならかなりお得にすることが出来る格安SIMです。
Kさん一家のシミュレーションとおすすめポイント
Kさん一家でシミュレーションしてみましょう。
通信量 |
3,400円 |
音声通話SIM12ギガプラン |
|
追加SIM |
900円×3=2,700円 |
シェアSIMカード(音声通話)3枚 |
|
追加オプション |
830円 480×2=960円 |
10分かけ放題 エンタメフリー×2(子供たち用) |
|
合計:7,890円 |
「BIGLOBEモバイル」はカウントフリー(下記で説明)がある格安SIMなので、少し少な目のデータ容量で計算してみました。
しっかりお父さんにはかけ放題オプションをつけ、子供たちには「エンタメフリー」のオプションをつけて合計は7,890円。
元の月額料金より12,170円もお得になっています。
+1,800円すればデータ容量を20GBにすることもできるので、余裕を持った使い方も可能です。
データの余りを翌月に繰り越せるサービスもあるので、逆に普段余らせがちな家族や月によって使うデータ通信量が変わる家族にも対応できます。
最大30GBまで選べるので、普段からたくさんのデータ通信量を必要とする家族にも対応できる数少ない格安SIMのひとつとなります。
そして「BIGLOBEモバイル」最大の魅力であるオプション「エンタメフリー」も、各SIMカードにつけられることも強味です。
「エンタメフリー」は、YouTubeやAmebaTVといった動画視聴アプリやGoogle Play Musicといった音楽再生アプリを使用した際にデータ容量を消費しない、といったカウントフリーオプションです。
動画 |
YouTube Abema TV U-NEXT YouTube Kids |
音楽 |
Google Play Music Apple Music Spotify AWA radiko.jp Amazon Music |
※カウントフリーになるアプリ一覧
動画を見るにはかなりのデータ通信量を消費します。YouTubeなら普通画質(360p)で1日1時間見るとなんと約7.2GBも消費するのです。(「BIGLOBEモバイル」公式調べ)
しかし「エンタメフリー」をつけていればこのデータ通信量が0になるので、かなりデータ容量を節約することができます。
動画をたくさん見ていたり音楽をずっと聞いていることで大量のデータ容量を消費している家族がいるなら、これ以外にはない!といえる格安SIMが「BIGLOBEモバイル」です。
格安SIMの弱点になりがちな通話にも対応しています。
「BIGLOBEでんわ」というアプリを使えば国内電話は半額になることに加え、かけ放題や通話パックなどのオプションも豊富です。
そしてこのオプションは、月ごとに申し込みと解約が可能となっています。通話が増える時期だけ申し込むなどもできるので、手軽に利用していけます。
あとから通話が多かった、と後悔することもありません。月末に申し込んでも申し込み月初までさかのぼってオプション料金が適用されるので、忘れずに申し込みをしましょう。
- 選べるデータ容量が豊富で家族にあった使い方を考えられる
- 30GBの大容量も扱っている
- SIMカードは最大5枚までシェア可能
- データの余りは来月に繰り越せる
- YouTubeなどがカウントフリーになるオプションをつけられる
- 通話オプションも豊富
OCNモバイルONE
「OCNモバイルONE」もまた、シェア上位にいる知名度の高い格安SIMです。
同じく家族や複数の端末でデータ容量をシェア出来るプランを提供していますが、すべての料金プランで容量シェアを行えることが魅力です。
月単位と日にち単位を選べるデータプラン
「OCNモバイルONE」の特徴の一つは、月単位だけでなく日にち単位のデータプランがあることです。
データSIM |
音声通話対応SIM(音声機能付帯料+700円) |
||
日単位 |
110MB/日 |
900円 |
1,600円 |
170MN/日 |
1,380円 |
2,080円 |
|
月単位 |
3GB/月 |
1,100円 |
1,800円 |
6GB/月 |
1,450円 |
2,150円 |
|
10GB/月 |
2,300円 |
3,000円 |
|
20GB/月 |
4,150円 |
4,850円 |
|
30GB/月 |
6,050円 |
6,750円 |
|
500kbps(15GB/月) |
1,800円 |
2,500円 |
※「OCNモバイルONE」の料金表(税抜価格)
月単位は先にデータ容量を渡されて自分で管理していて、日にち単位はデータ容量を小分けに支給されている、と考えるとイメージしやすいと思います。
この日にち単位のプランのいいところは、家族でもし誰かがデータ容量を使いすぎても通信制限を受けても、次の日にはその制限が解かれるところにあります。
日にち単位のデータ管理なので、次の月のデータ容量を待たなくても、一日待てば新しいデータ容量をもらえて高速通信できるようになるのです。
家族でデータをシェアして使いたいけど誰かのとばっちりを受けるのは嫌、といった人におすすめです。
また、シェア用のSIMカードは
- データのみ:400円/月
- SMS付き:520円/月
- 音声通話付き:1,100円/月
で追加が可能です。
初期費用とオプション
初期工事費用(初期費用):3,000円
SIMカード手配料 :394円/月
オプション
- 10分かけ放題オプション:850円/月
- トップ3かけ放題オプション:850円/月
- かけ放題ダブルオプション:1,300円/月
- 留守番電話:300円/月
- あんしん保証:500円/月(音声通話SIMのみ対応)
Kさん一家のシミュレーションとおすすめポイント
Kさん一家でシミュレーションしてみましょう。
通信量 |
2,080円 |
音声通話170MB/日プラン |
|
追加SIM |
3,300円 |
音声通話SIM×3枚 |
|
追加オプション |
1,300円 |
かけ放題ダブルオプション |
|
合計:6,680円 |
特徴的な、通信制限がかかっても次の日に解除される170MB/日プランで計算してみました。
お父さんにかけ放題オプションをつけても合計は6,680円。
元の月額料金より13,380円お得になりました。
元のキャリアよりだいぶ使えるデータ容量はさがってしまいますが、速度制限を受けて残りの一か月を過ごすのは嫌だ!という方にはこのプランがおすすめです。
また、その日のデータが余れば次の日まで繰り越せるので、110MBのプランの場合は一日に最大220MBまで、170MBのプランなら一日に最大340MBまで使えるようになることも魅力です。
電話代が安くなるオプションも豊富にあります。
- 10分以内の通話が無料になる「10分かけ放題オプション」は850円/月
- その月の通話料上位3位までの番号の通話料が無料な「トップ3かけ放題オプション」も850円/月
- 「10分かけ放題オプション」、「トップ3かけ放題オプション」両方を兼ね備えた「かけ放題ダブルオプション」は1,300円/月
用途に合わせた通話オプションなので、仕事用、プライベート用どちらにも対応可能です!
フィルタリングサービスもあるので、子供にスマホを持たせているけど危険なサイトは見てほしくない、なんて場合にも安心して持たせることができます。
- 他にはない日にち単位のデータ容量プランがある
- 家族で使うデメリット、通信制限が解かれるのが早い!
- データが余れば繰り越せる
- 電話代が安くなる通話オプションが豊富
- 子供向けフィルタリングサービスもある
「データシェア」で選ぶべき格安SIM会社まとめ
格安SIM会社の「データシェア」プランは、値段はそこまで大きく変わりません。
なので選ぶときに迷ったら、プランの特徴や選べるデータ容量、付けられるオプションで選ぶようにしましょう。
- それでもできるだけ安く使いたい人・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・かけ放題オプションをつけても一番安くなる「IIJmio」(3~12GB)
- よりたくさんのデータ容量を確保したい人・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・データの大容量オプションがある「IIJmio」(追加で20GBor30GB)
- 動画をたくさん見る家族がいる、もしくは選ぶデータ容量の種類が豊富なのがいい・・・・・動画のカウントフリーオプションがあり、選べるデータ容量が豊富な「BIGLOBEモバイル」(3~30GB)
- 通信制限ができるだけ早く解けるほうがいい人・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・日にち単位のデータで使える「OCNモバイルONE」(110~170MB/日or3~30GB/月)
余ったデータを融通できる「データギフト」
決まったデータ容量を分け合って使うのが「データシェア」でしたが、「データギフト」では余ったデータ容量をプレゼントしたり、翌月に皆でシェアして使うことができます。
仕組みや条件は格安SIMごとに異なりますが、大きく分けると
- 先月余ったデータ容量を皆で使えるようにする
- 今月余ったデータ容量をプレゼントする
の二種類のサービスとなっています。
「データギフト」のメリット・デメリット
「データギフト」はプランというよりもおまけのくくりに入るシステムです。
「いつもデータを余らせていてもったいない」、なんて人が身内にいればとても便利なサービスですが、データ容量を分け与える側が得をするわけではないので大きなメリットがあるとは言えません。
かわりにデメリットの面もほとんどないので、おまけ程度の認識で使うことをおすすめします。
mineo
「mineo」では、3種類の分け合い方を提供しています。
(1). 家族や友達と分け合う「パケットギフト」
今あるデータ容量が余りそうだと感じた時に、同じ「mineo」ユーザーであれば誰にでもデータ容量をプレゼントできるサービスです。
貰えたデータ容量の有効期限は、手続きした月の翌月末までなので余裕をもって使うことができます。
(2). グループで分け合える「パケットシェア」
余らせたデータ容量を翌月に繰り越し、そのデータ容量を最大10回線までのあらかじめ登録していたグループでシェアして使うことが出来るサービスです。
繰り越したデータ容量は優先して使われていくので、結局使い切れずに消滅してしまった、なんてことにもなりません。
(3). 「mineo」ユーザー同士で分け合う「フリータンク」「チップ」
「mineo」では、ユーザー同士で助けあえるように、”全国のmineoのユーザー”が使えるデータ容量タンクがあります。それが「フリータンク」です。
条件はありますが、好きなタイミングで余ったデータ容量を提供でき、足りなくなれば分けてもらえるしくみとなっています。
「チップ」では、「mineo」が運営するコミュニティサイト「マイネ王」で、役に立った情報をくれた人や面白い、と感じたアイデアに「いいね!」のかわりにデータ容量をプレゼントするサービスです。
1回に10MB送れるので、ちょっとした心遣いとしてプレゼントすることができます。
LINEモバイル
「LINEモバイル」では、1つの端末から他の端末にデータ容量をプレゼントするサービスとなっています。
1回にプレゼント出来るデータ容量は、500MB/1,000MB/1,500MB/2,000MB/2,500MBと決まってはいますが、契約しているデータ容量内であれば制限がないので、好きにプレゼントすることが可能です。
また、「LINEモバイル」はドコモ回線とソフトバンク回線の2種類の回線を扱っている格安SIMですが、回線をまたいでのデータプレゼントも可能なので家族がそれぞれ違う回線を使っていてもデータをプレゼントすることができます。
注意すべき点は、プレゼントでやり取りしたデータは当月内に使い切らないと消滅してしまうことです。
なので月の初めに送っておくか、必要最低限のやり取りがおすすめです。
「LINE」は確実にカウントフリー!「LINEモバイル」のプラン
「データプレゼント」のサービスはおまけ程度のものですが、「LINEモバイル」自体安くて優秀な格安SIMなので紹介していきます。
LINEフリープラン
容量 |
データSIM |
データ+SMS付SIM |
音声通話付SIM |
1GB |
500円/月 |
620円/月 |
1,200円/月 |
コミュニケーションフリープラン
容量 |
データ+SMS付SIM |
音声通話付SIM |
3GB |
1,110円/月 |
1,690円/月 |
5GB |
1,640円/月 |
2,220円/月 |
7GB |
2,300円/月 |
2,880円/月 |
10GB |
2,649円/月 |
3,220円/月 |
「LINEモバイル」の一番の魅力は、すべてのプランでコミュニケーションアプリである「LINE」がカウントフリーになるところにあります。
また、3GB以上のプランを選ぶと、「LINE」の他に「Twitter」や「Facebook」、「Instagram」といったSNSが通信量を消費せずに使えるようになるので、
”普段データ容量を使うのが「SNS」メイン”という人はこれ以外にない!という格安SIM会社になります。
初期費用とオプション
登録事務手数料(初期費用): 3,000円
SIMカード発行手数料 :400円
オプション
10分電話かけ放題オプション:880円/月
端末保証オプション:450円/月(「LINEモバイル」で端末を購入した場合)/500円/月(自分で端末を用意した場合)
LINE MUSICオプション:500円/月(これから「LINEモバイル」を申し込む場合)/750円/月(すでに「LINEモバイル」を使っている場合)
フィルタリングオプション:無料
留守番電話:300円/月(グレードアップの場合、3日間20件までの保存は無料)
Kさん一家のシミュレーションとおすすめポイント
Kさん一家でシミュレーションしてみましょう。
基本プラン |
データ容量 |
オプション |
合計 |
|
父親 |
音声通話SIM コミュニケーションフリープラン2,220円 |
5GB |
10分かけ放題880円 |
3,100円 |
母親 |
音声通話SIM LINEフリープラン1,200円 |
1GB |
1,200円 |
|
長男 |
音声通話SIM コミュニケーションフリープラン2,220円 |
5GB |
2,220円 |
|
長女 |
音声通話SIM LINEフリープラン1,690円 |
3GB |
1,690円 |
Kさん一家でSNSや音楽を聴いていた分のデータ容量を引いたプランを選び、お父さんにはかけ放題オプションをつけてみました。
お父さんはいつも通りのデータ容量を確保し、お母さんはSNS分を引き一番安いプランに。
長男も音楽分のデータ容量を引き一つ小さいデータ容量プランにし、長女もすべてのSNS系アプリがカウントフリーになる3GBのプランにします。
合計は8,210円、元の月額料金より11,850円もお得になります。
また、速さも格安SIMとは思えない速さを誇っています。
「LINEモバイル」はソフトバンクの子会社なこともあってか、ドコモ回線よりソフトバンク回線のほうが安定した速度をたもっています。※参照:https://keisoku.io/mobile/provider/line_mobile_s.html
最近では2018年8月2日から2018年12月31日までの間に、
”「LINEモバイル」のソフトバンク回線の通信速度がもし1Mbpsを下回った場合、1GBがもらえるキャンペーン”を行うなどかなりの自信をもっているようです。
もちろん余ったデータ容量を繰り越すことも可能です。
「データプレゼント」では貰ったデータを翌月に繰り越すことはできませんでしたが、基本プランに含まれているデータ容量と追加で購入したデータ容量は翌月末まで繰り越すことができます。
子供向けのフィルタリングオプションがあることも特徴の一つです。
- 見れるサイトを制限できる
- インターネットの利用状況(検索キーワードなど)が他のPCから把握できる
- 利用時間を制限できる
といった3つの安心機能がついてるアプリを、無料でつけることができるのです。
子供向けのスマホ、といった面だけで考えれば「TONEモバイル」などの格安SIMがおすすめになりますが、子供も一緒に家族で同じ格安SIMにしたい、といった人なら「LINEモバイル」をおすすめします。
選び方ポイント!
- LINEやInstagramといったSNSがカウントフリーになる!
- ドコモ回線とソフトバンク回線の二つに対応
- ソフトバンク回線はかなり早い!
- データを翌月末まで繰り越せる
- フィルタリングが無料でつけられる
結論:「家族割」と「データシェアプラン」どっちが使いやすい?
今までKさん一家で計算してきた金額を見ると、金額的には「データシェアプラン」に加入した方が安くなっています。
しかし、「データシェアプラン」には
- 他社へ乗り換えがしづらくなる
- 一人が多く使いすぎた場合、家族全員が速度制限を受ける
- 申し込みも解約も手続きが面倒くさい
などのデメリットが存在します。
加えて、家族の中でデータを余らせている人がいて初めて満足感を得られるプランでもあるので、それ以外の家族なら各々の使い方ができる「家族割」のほうが使いやすいです。
金額だけで選ぶのではなく、付けられるオプション、格安SIMの特徴、家族の使い方といった面からも検討してみてください。
家族のニーズに合わせた格安SIM
「家族割」、「データシェアプラン」ごとに紹介してきた格安SIMですが、あらためて、家族のニーズに合わせて紹介していきます。
家族のニーズ |
選ぶ格安SIM |
速さをたもちたい |
「UQモバイル」・「ワイモバイル」 |
動画をたくさん見る |
「BIGLOBEモバイル」 |
電話をたくさんする |
「ワイモバイル」 |
子供のためのフィルタリングがほしい |
「LINEモバイル」 |
今まで通りの速さを保ちつつ安く使いたいなら
「家族で格安SIMに乗り換えたい」、「安くしたい」けど「通信速度が遅くなるのは嫌」といった家族には、「UQモバイル」か「ワイモバイル」がおすすめです。
UQモバイル
「UQモバイル」はau回線を使ったauのサブブランドです。
格安SIMの中では最高速度を誇っており、お昼休みや通勤時間を含めた全時間帯で安定しているので「遅くてストレス」なんてことにはなりません。参照:MVNOの通信速度を一斉調査!格安SIM速度比較ランキング
後から加入した家族とも「家族割」を適用させ、500円割引にすることが出来るので魅力的です。
もう一度確認ポイント!
- au回線を使ったauのサブブランド
- 使わなかったギガ(データ量)は90日間繰り越し可能なので、どんどんギガが溜まっていく
- データの通信速度を高速・低速で切り替え可能、かつ低速通信は無料・無制限で使える
- 格安SIMの中で速度が群を抜いて早い!
- 「家族割」適用プランが「おしゃべりプラン」と「ぴったりプラン」から選べる(デフォルトでかけ放題オプションがついている)
- セットで申し込めば端末代金が実質0or100円になることも
「UQモバイル」詳細はこちら
ワイモバイル
「ワイモバイル」はソフトバンク回線を使ったソフトバンクのサブブランドです。
低速モードとの切り替えは出来ませんが、格安SIMの中でもかなり早い速度を保っているのでストレスを感じさせません。
金額や家族割などは基本「UQモバイル」と同じですが、データ通信のサービスなら「UQモバイル」、電話のサービスなら「ワイモバイル」がおすすめです。
もう一度ポイント!
- ソフトバンク回線を使ったソフトバンクのサブブランド
- かけ放題が標準で10分無料、オプションの「スーパーだれとでも低額」(1,000円/月)をつければ完全にかけ放題
- Yahooショッピングをよく利用する人向けのサービスが充実!
- 取り扱い店舗は全国で約4,000店舗と充実してる
「ワイモバイル」詳細はこちら
家族で動画をたくさん見ていて容量を使っているなら
家族の中で「YouTube」や「Ameba TV」などで動画を見て、データ容量をたくさん消費している人がいるなら、「BIGLOBEモバイル」一択になります。
BIGLOBEモバイル
「BIGLOBEモバイル」には「エンタメフリー」というカウントフリーのオプションがあります。
これはYouTubeやAmebaTVといった動画視聴アプリやGoogle Play Musicといった音楽再生アプリを使用した際にデータ容量を消費しない、といったオプションです。
音楽通話SIMなら480円/月、データSIMなら980円/月でつけられるオプションなので、かなりコスパのいいサービスとなっています。
カウントフリーになるアプリの一覧は以下の通りです。
動画 |
YouTube Abema TV U-NEXT YouTube Kids |
音楽 |
Google Play Music Apple Music Spotify AWA radiko.jp Amazon Music |
この中に普段よく使っているアプリがあるのなら、まず損をすることはないのでぜひ検討してみてください。
もう一度確認ポイント!
- 選べるデータ容量が豊富で家族にあった使い方を考えられる
- 30GBの大容量も扱っている
- SIMカードは最大5枚までシェア可能
- データの余りは来月に繰り越せる
- YouTubeなどがカウントフリーになるオプションをつけられる
- 通話オプションも豊富
「BIGLOBEモバイル」詳細はこちら
たくさん電話をするなら
たくさん電話をする人が家族にいるなら、「ワイモバイル」一択になります。
他の格安SIMのにはない、「完全なかけ放題」オプションをつけられるのは「ワイモバイル」だけになります。
もちろん「10分までの通話が無料」なかけ放題オプションや「月々180分までの通話が無料」なかけ放題オプションは他の格安SIMにも存在するので、その範囲でおさまる電話の使い方であるのなら他の格安SIMを選ぶ方が様々な特典を受けることができます。
それでも「完全なかけ放題」がいいという方は、「ワイモバイル」で検討してみてください。
「ワイモバイル」詳細はこちら
まだ小さい子供いてフィルタリングをかけたいなら
まだ子供が小さいから、見れるサイトを制限したり使える時間を決めておいたりしたい!という家族には、「LINEモバイル」がおすすめです。
LINEモバイル
「LINEモバイル」では、
- 見れるサイトを制限できる
- インターネットの利用状況(検索キーワードなど)が他のPCから把握できる
- 利用時間を制限できる
といったフィルタリングオプションを付けることが出来る格安SIMです。
フィルタリングオプションは有料なところが多いのですが、「LINEモバイル」では無料でつけることができます。
速度や金額、サービスも申し分ないので、子供以外の家族も満足して使うことができます。
もう一度確認ポイント!
- LINEやInstagramといったSNSがカウントフリーになる!
- ドコモ回線とソフトバンク回線の二つに対応
- ソフトバンク回線はかなり早い!
- データを翌月末まで繰り越せる
- フィルタリングが無料でつけられる
「LINEモバイル」詳細はこちら
まとめ
「家族割」や「データシェアプラン」など、家族で安くなる方法を紹介してきましたが、家族で格安SIMに乗り換えする場合、値段よりも家族の使い方、付けられるオプション、格安SIMの特徴で選ぶほうがよりぴったりなプランを選ぶことが出来ます。
ぜひ家族のスマートフォンの使い方を見直し、もっともお得な自分の家族だけのプランを選んでみてください。
よくある質問
Q. 支払い方法は?
格安SIMは、基本的にはクレジットカードでの支払いになります。
ですが例外的に口座振替やその他の支払い方法を実施している格安SIMもあるので解説します。
クレジットカード |
口座振替 |
その他 |
|
UQモバイル |
〇 |
△ |
× |
ワイモバイル |
〇 |
△ |
× |
Mineo |
〇 |
△ |
× |
IIJmio |
〇 |
× |
× |
BIGLOBEモバイル |
〇 |
△ |
× |
OCNモバイルONE |
〇 |
△ |
× |
LINEモバイル |
〇 |
× |
〇 |
※〇=可能、△=条件付きで可能、×=不可能
- 「UQモバイル」はクレジットカードと口座振替での支払いが可能です。しかしオンラインショップや電話での新規申し込みでは口座振替での支払いに設定ができません。
- 「ワイモバイル」もクレジットカードと口座振替での支払いが可能です。しかし口座振替の場合登録までに1~2ヶ月かかってしまい、かつショップに足を運んだり郵送での手続きが必要になります。
- 「mineo」もクレジットカードと口座振替での支払いが可能です。ただし口座振替は現在eo光ネット利用中でその支払いが口座振替で登録されている場合のみになります。
- 「IIJmio」はクレジットカードのみの支払いです。
- 「BIGLOBEモバイル」はクレジットカードと口座振替での支払いが可能ですが、口座振替はBIGLOBE会員かつ光回線利用中の方だけとなります。
- 「OCNモバイルONE」もクレジットカードと口座振替での支払いが可能です。しかし口座振替は時間がかなりかかる上に端末とセット購入した人は不可能になります。
- 「LINEモバイル」はクレジットカードかLINE Payでの支払いになります。
Q. 子供はいずれ独立させたいんだけど・・・
いずれ子供が独立し、支払いも別にしたいと考えているなら、名義を別に登録できる「UQモバイル」、「ワイモバイル」、「mineo」、「BIGLOBEモバイル」「LINEモバイル」での契約をおすすめします。
「IIJmio」や「OCNモバイルONE」は契約上名義を統一しないと家族割のプランやサービスを受けられません。
しかし名義を統一していると支払いも分けることが出来なくなってしまいます。
もちろん解約すればいい話ではありますが、そうなると手続きも大変になってくるので最初から名義を分けられる格安SIMに入っていたほうが楽に済みます。
Q. 今のキャリアの解約費ってかかるの?
「解約月」と呼ばれる期間以外で解約をすると、解約料金が発生します。
大手キャリアにはいわゆる「2年縛り」といわれる期間が存在します。
これは
- 契約期間が2年間(端末代金も2年で分割払い)
- 契約期間中に解約すると違約金が発生
- 2年経過後は解約しない限り契約は自動更新
という理由でキャリアから動けない期間のことをいいます。
もしこの期間中に他のキャリアへ乗り換えた場合は違約金と分割払い中の端末代金の残りを一括で払わなくてはいけなくなるので注意が必要です。
しかしあまりにも今のキャリアに支払っている金額と乗り換え先の金額の差が大きい場合は、違約金を払ってでも乗り換えた方が最終的にお得になることがあります。
例えば違約金が10,000円だった場合、現在支払っている月額料金と乗り換え先の月額料金に4,000円も差があれば3ヶ月後には元が取れる計算になります。
もし解約月が3ヶ月以上先なら違約金を払ってでも乗り換えた方が安く済みますね。
- 解約月がいつか
- 違約金はいくらになるか
- 現在の月額料金はいくらか
- 乗り換えた場合の月額料金はいくらになるか
の4つを確認してからいつ解約するのか検討してみてください。
Q. 家族の使い方がなかなか合わない・・・
家族割やデータシェアを使いたいけど、家族の中に動画をたくさんみている人やSNSをたくさん使う人、電話をかける人など個性がばらばらで合う格安SIMがわからない、といった人もいると思います。
そんな人は、家族ばらばらで格安SIMに入ることをおすすめします。
例えばKさん一家の場合、
- お父さんは電話をたくさんかけたいから「ワイモバイル」
- お母さんも家族割を使って安くするため「ワイモバイル」
- 長男は動画や音楽を楽しめる「BIGLOBEモバイル」
- 長女はSNSを思いっきり使える「LINEモバイル」
にそれぞれ入るとします。
基本プラン |
データ容量 |
オプション |
合計 |
|
父親(ワイモバイル) |
スマホプランM2,980円(1年目) |
9GB |
10分の国内通話無料 +スーパー誰とでも定額1,000円 |
3,980円 |
母親(ワイモバイル) |
スマホプランS1,980円→(家族割)1,480円(1年目) |
3GB |
10分の国内通話無料 |
1,480円 |
長男(BIGLOBEモバイル) |
セレクトプラン3GB1,600円 |
3GB |
エンタメフリー480円 |
2,080円 |
長女(LINEモバイル) |
コミュニケーションフリープラン1,690円 |
3GB |
SNSアプリカウントフリー |
1,690円 |
合計9,230円、元の月額料金より10,830円もお得になっています。
家族の使い方がばらばらで家族向けのプランを選びにくい場合は、このように各自合う格安SIMと契約したとしても十分お得になります。