楽天モバイルの端末が故障した時の対応方法

楽天モバイルのスマホが故障してしまったとき、どのように対処すればいいかご存知でしょうか?

近所にたくさん店舗がある大手キャリアと違い、格安スマホは故障などのトラブルがあったときの対処に困るという声はよく耳にします。
そこでこの記事では、楽天モバイルのスマホ端末が故障してしまったときの正しい対処方法についてご紹介します。

故障したときに役立つ端末補償オプション

楽天モバイルには「端末補償」(端末保証)というスマホが故障したときの補償サービスが用意されています。オプションとしての加入で料金は月額500円となっており、次のような故障の場合に補償してもらうことができます。

  • 自然故障で動かなくなった
  • 水没させてしまい電源が入らない
  • 落下させてしまい画面が破損した

このような故障は誰にでも起こり得ることで、メーカー保証では対象外となっていることも多い内容なので安心できますね。楽天モバイルの端末補償では、スマホの場合は一部機種を除き修理ではなく端末交換での対応となります。

この「端末補償」というサービスは楽天モバイルの端末とSIMを同時に契約した場合のみ入れるサービスで、SIMのみ申し込んだ場合は「つながる端末補償 by 楽天モバイル」という別サービスに加入できます。月額費用は同じく500円で、補償対象となる故障も同じ内容です。

「端末補償」と異なる点は修理・交換の対応方法で、iPhoneの場合は修理、Android端末の場合は修理または交換という対応になります。

補償の対象外となるケース

端末補償に加入していたとしても、補償の対象外となってしまうケースもあります。
次のようなケースでは補償が適用されないので注意が必要です。

  • 端末を改造するなど、保証書に記載されている利用方法以外の利用で故障した
  • 故障してから30日以上経過している
  • 過去1年間ですでに2回サービスを利用している
  • 故意に故障させた
  • 盗難や詐欺、紛失などによる損害
  • 火災や落雷、外部からの物体の衝突による故障

こういった理由の場合は端末補償を受けられない可能性があります。これらの対象となるかどうかは楽天モバイル側の判断となりますが、改造などせず普通に使っていての故障であれば、補償対象から外れることはないので安心して良いでしょう。

端末補償の利用方法

端末補償を利用する場合の手順について解説します。わかりにくい手続きなどなく、2ステップで簡単に完了します。

【Step1】

故障などトラブルを感じたら、まずは楽天モバイル端末補償センターに連絡しましょう。

楽天モバイル端末補償センターの詳細については、サービス申し込み後に楽天モバイルの会員サポートページである「メンバーズステーション」から確認できるようになっています。
連絡は通話料無料、年中無休で受付時間は9:00-18:00となっています

【Step2】

楽天モバイル端末補償センターにて受付が完了したら、集荷を行い故障した端末を発送しましょう。

交換対応の場合はこのタイミングで交換端末を発送してもらえます。
平日であれば16:00までの受付分、土日祝日であれば12:00までの受付分は当日中に発送してもらえるので、スマホがない期間を最小限に抑えることができます。仕事でもプライベートでもスマホがない生活は不便なので、迅速な対応をしてもらえるのは助かりますね。

端末補償の注意点

故障したときに頼りになる端末補償ですが、注意しなければならない点もあります。

端末補償に申し込めるのは新規契約時のみ

この端末補償に申し込めるのは新規契約時のみで、端末とSIMの同時契約者のみということです。

最初の契約の段階で申し込まなければ、後から申し込むことはできません。
ただし、楽天モバイルの新規契約時であれば、SIMのみの契約でも「つながる端末補償 by 楽天モバイル」には申し込めるので、他社で使用していた端末を引き続き使用したい場合などでも安心です。

交換サービス利用のたびに負担金が必要

もう一つの注意点としては、交換サービスの利用はその都度負担金が必要となり、利用できる回数の制限もあるということです。

端末補償の月額費用の他に、端末の交換となった場合は4,000~7,000円の実費負担が発生します。
負担金額は機種によって変わり、それぞれ次のように分かれています。

【4,000円負担の機種】
HUAWEI P10 lite、HUAWEI nova lite、ZenFone 3 Max、AQUOS SH-M04、AQUOS ケータイ SH-N01、P8max、Y6、ZTE BLADE E01、HUAWEI P9 lite、ZenFone Go、arrows RM02、arrows M02、P8 Lite、Desire 626、ZenFone2 Laser 16GB、ZenFone 5、ZenFone2 Laser 8GB、Liquid Z330、Ascend G620S、MediaPad T1 7.0 LTE、MediaPad T2 7.0 Pro、ASUS ZenPad 10(Z300CNL)、HUAWEI E5577、Aterm MR03LN、Aterm MR04LN、Aterm MR04LN RB、Aterm MR05LN
【5,000円負担の機種】
HUAWEI nova、honor 8、ZenFone 3、arrows M03、AQUOS mini SH-M03、Ascend Mate7、honor6 Plus、ZenFone 2 32GB/4GB、AQUOS SH-RM02、ZenFone Selfie、ARROWS M01、ZenFone 2 32GB/2GB、ZenFone 2 16GB/2GB、HUAWEI MediaPad M3、MeMO Pad7、LaVie Tab S
【7,000円負担の機種】
HUAWEI P10、HUAWEI P10 Plus、GRANBEAT、HUAWEI Mate 9、HUAWEI P9、VAIO Phone Biz、HUAWEI Mate S、Xperia J1 Compact、AQUOS SH-M01、ZenFone 2 64GB/4GB、YOGA Tablet

また、交換ではなく修理対応となる機種や端末補償の対象外となっている機種も一部存在します。

【修理対応となる機種】
VAIO S11
【端末補償対象外機種】
MAVIC PRO FLY MORE COMBO、OSMO MOBILE

この端末補償は、負担金があるとはいえ故障した端末を新しい端末に交換してもらえる非常に便利なサービスですが、利用できるのは1年に2回までと決まっています。過去1年間を遡ってすでに2回利用している場合は利用できないので注意が必要です。
しかし不正な使用などをしなければ、1年に3回以上故障するといったことは考えにくいので、この点はそれほど気にする必要はないでしょう。

メーカー保証との違いについて

ここまでは楽天モバイルが提供している端末補償を解説してきましたが、それとは別に端末を製造しているメーカーの保証があることも忘れてはいけません。メーカー保証は購入から1年間なので、購入後1年以内の故障であればまずはメーカー保証の内容を確認してみましょう。

【メーカー保証の対象】
メーカー保証で無償修理の対象となるのは、基本的に自然故障のみです。水没や落下での破損などは有償での修理となってしまいます。

有償修理の場合の費用については、故障の種類やメーカーによっても異なるため一概にはいえませんが、その費用と端末補償の交換サービスで負担する金額を天秤にかけて、どちらを利用するかを決めるのも良いでしょう。

【無償修理であればメーカー優先】
自然故障でメーカーでの無償修理が可能な場合は、メーカー保証を利用することをおすすめします。

楽天モバイルの端末補償で端末交換をすると、最低でも4,000円の自己負担金が発生してしまうためです。しかも端末補償は1年に2回までという回数制限もあるので、メーカーで無償修理できるなら楽天モバイルの端末補償は利用しない方が得策です。
「月額料金を払ってオプション加入しているのだから使わないと損」という気持ちになるかもしれませんが、冷静に考えると無償修理を受ける方がお得だということが理解できるでしょう。

【新品との交換を望む場合は端末補償】
端末を1年近く使用していてある程度古くなってしまっているのであれば、新品と交換した方がいい場合もあります。

メーカー保証での無償修理は、当然ですが故障した部分を修理するだけです。機能的には問題なく使用できるようになっても、キズや汚れが綺麗になるわけではありません。
数千円の費用がかかってでも新しい端末との交換を望むのであれば、楽天モバイルの端末補償を利用すると良いでしょう。
ただし、端末補償は1年に2回までしか受けられないということも十分に考慮して決断する必要があります。

【急ぐ場合は端末補償での交換を優先】
メーカー保証を利用する際の難点としては、修理に長期間かかる可能性があることです。

仕事でスマホを利用している人などは、何日もスマホがないという状態は避けたい人も多いのではないでしょうか。そういった人には、連絡後最短でその日の内に交換端末を発送してもられる、端末補償の交換サービスを利用することがおすすめです。
メーカー修理にどれくらいの日数が必要かを確認し、長くかかりそうであれば端末補償を利用することも考えてみましょう。

端末を故障させないように使用する工夫

スマホが故障したときのための端末補償ですが、故障しないに越したことはありません。いくら端末補償に加入していても、交換には別途費用も必要となります。
まずは大切なスマホを故障させないような使い方をすることが大切です。故障を避けるための基本的な使用方法についてご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

【スマホケースを使う】
スマホにはそれぞれの端末用にソフトケースやハードケースなどが販売されています。そういったケースを付けておくと、誤って落下させてしまったときなどに衝撃を吸収してくれるので故障しにくくなるメリットがあります。
もし現在ケースを使用していないのであれば、ぜひ試しに使用してみてください
【保護シートを貼る】
液晶画面に保護シートを貼るだけでも、画面を割れにくくする効果が期待できます。端末購入と同時に貼る人も多い保護シートですが、最近は強度の高い保護シートもたくさん販売されています。
現在貼っていない人はもちろんですが、古いタイプの保護シートを貼っている人も強度の高い保護シートに貼り替えることがおすすめです
【水周りでは使用しない】
洗面所やトイレといった水周りにはなるべくスマホを近づけないようにしましょう。気をつけていても手が滑って水没させてしまったり、ポケットに入れていることを忘れて水没させてしまったりといったケースは少なくなりません。
こういったことを防ぐためにも、水周りにスマホを近づけないことを徹底するようにしましょう
【充電しながら使用しない】
充電しながらのスマホの使用はバッテリーに負担をかけることになります。緊急時などは仕方ありませんが、それ以外ではなるべく充電中は使用しないようにしましょう

まとめ

スマホは故障しないように使用することが一番ではありますが、自然故障などどうしても避けられない故障はあるものです。そんなときでも楽天モバイルは迅速に交換対応してもらえる端末補償があるので安心です。
しかし端末補償だけに頼るのではなく、メーカー保証の利用も考慮しつつ最適な方法を選択することをおすすめします。

ぴったりの格安スマホを15社から10秒で診断!

Q1
利用する人について教えてください

投稿日:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Copyright© 格安スマホ辞典 , 2024 All Rights Reserved.