ASUS ZenFone3は2016年に発売されたデュアルSIM対応(2枚のSIMが入る)のハイスペックなSIMフリースマホです。
前機種の ZenFone2と比較しても、大幅にスペックアップし、人気のiPhoneを意識しつつも、価格は抑えたユーザーニーズに訴える端末に進化しました。
ZenFone3は何が特徴なのか?ライバル機といえるMoto G4 Plusや人気のiPhone7とスペック比較など、購入前に検討したいことをまとめています。
また、注意しなければならないデメリットや、少しでも安くお得に購入するためのAmazonやMVNOでの購入価格の比較もまとめましたので参考にされてください。
この記事の目次
au系は利用できる?ZenFone3で利用できるMVNO
ZenFone3の対応周波数帯域は以下です。
通信方式 |
回線種類 |
バンド |
W-CDMA |
ドコモ・ソフトバンク /3G回線 |
1/2/5/6/8/19 |
CDMA2000 |
au /3G回線 |
非対応 |
LTE |
ドコモ・au・ ソフトバンク /4G回線 |
1/2/3/5/7/8/ 18/19/26/28/ 38/39/40/41 |
ドコモとソフトバンクの主要な3G、LTE回線の周波数帯域に対応しています。ドコモとソフトバンク系のMVNOの格安SIMが利用できます。
auの3G回線は対応していませんが、LTEとvolte対応しています。それで、au系のMVNOでもvolte対応SIMを申込めば通話回線もデータ回線も利用できます。
つまり、ドコモ/ソフトバンク/au系どの格安SIMでも上記の点を注意すれば利用可能です。
ベンチマークなど9つのポイントで比較するZenFone3
ベンチマーク |
63076 |
ハイレゾ |
○ |
防水機能 |
× |
デュアルスマホ |
○ |
防塵機能 |
× |
ワンセグ |
× |
耐衝撃 |
× |
お財布スマホ |
× |
バッテリー |
× |
|
この前のモデルのZenFone2よりも大幅にスペックが向上し、ZenFone2では48,000台だったベンチマークスコアも63,076と訳1.3倍に上がりました。サックサクです!
まだ、対応機種が少ない中「ハイレゾ対応」で、音源を生かした生演奏に近いクオリティを楽しむことができます。
一番の特徴はデュアルSIM対応です。2枚のSIMを入れて利用することができます。デュアルSIM対応機種といても使えるデュアルSIMと使えないデュアルSIMがありあす。以下は、ZenFone3の対応スペックです。
ZenFone3 デュアルSIMカードスロットスペック
- SIM 1: 2G/3G/4G microSIM スロット
- SIM 2: 2G/3G/4G nanoSIM スロット
- Dual SIM Dual Standby
このスペックのどこがすごいか?解説します。
デュアルSIM対応周波数がありがちな2G/4Gではなく3G/4G対応
このデュアルSIM対応スマホは今までもありましたが、いろいろ難ありのスマホばかりでした。例えば、2Gと3G。または2Gと4G(LTE)など日本では利用できない「2G」とのデュアルSIM対応だったんです。
これでは海外に行った時しか利用することができません。しかし、2G/3G/4Gすべてに対応しているので海外でも利用できますし、国内でも上手に活用できます。
活用方法としては、キャリアの時間無制限 通話し放題プランのSIMと、データ通信の安い格安SIMの2枚を入れて利用して、いいとこどりをすることができます。一番理想的な利用法かもしれません。
DSSSではなくDSDS!2枚のSIM WスタンバイOK&自動切替え
デュアルSIMであれば2枚のSIMがはいりますが、スタンバイのスタイルが3つにわかれています。
同時待ち受けできない、DSSS形式。同時待ち受けできるけど、利用時は片方しかできないDSDS。同時待ち受けでき、片方利用時でももう片方も同時利用できるDSDAです。
ZenFone3はDSDSでデータ通信を有効にしながら、通話回線も受信できる状態にWスタンバイさせておくことができます。自動切換えで必要に応じて利用するSIMを有効に勝手にしてくれますのでとっても便利。
ZenFone3のデメリット・注意点は?
デュアルSIMの両方同時利用できるDSDAでない(つまり通話中はデータ通信ができない)のは、国内でまだ対応端末がないので仕方がないとして(2017年3月時点)、ZenFone3はどんなデメリットというか注意点があるか?
まずサイズが、5.2型で片手で持ちやすくはあるが(5.5型よりは)片手操作はできないので必ず両手で操作しなければなりません。サイズ感は当ページの一番上にある、片手で握っている写真を参照ください。
あとは、電池を交換したくても裏面が開けられず、ASUSに依頼しなければできません。2年か3年で電池劣化はするのでそれまでの利用と考えましょう。
ワンセグ、おサイフケータイ(NFC、FeliCa)非対応、防水・防塵・耐衝撃に対応していません。スイカなどが入るケースを買ってカスタマイズしましょう。
基本スペックをライバル MotoG4Plus& iPhone7と比較
基本スペックは何かと比較しなければ意味がわかりません。同じデュアルSIM搭載のライバル機「Moto G4 Plus」と、2017年最新機種の「iPhone7」と比較してみましょう。
ZenFone3 |
Moto G4 Plus (zen3ライバル機) |
iPhone7 |
定価(現価はこのページ下でチェックできます) |
||
34,800円 |
35,800円 |
72,800円 |
CPU |
||
Qualcomm Snapdragon 625 オクタコア/2.0GHz |
Qualcomm Snapdragon 617 オクタコア/1.5GHz |
A10 Fusionチップ |
RAM(メモリ)/ROM(内蔵ストリーム) |
||
3GB/32GB |
3GB/32GB |
2GB/32GB~ |
ベンチマークスコア |
||
63,076 |
46,000 |
170,124 |
外部メモリ最大容量 |
||
2TB |
128GB |
不可 |
カメラ(メイン/サブ/動画) |
||
1,600万画素 /800万画素 /4K動画 |
1,600万画素 /500万画素 /4K動画 |
1,200万画素 /700万画素 /4K動画 |
電池 |
||
2,650mAh |
3,000mAh |
1,960mAh |
対応周波数 |
||
【W-CDMA】 1/2/5/6/8/19 【LTE】 1/2/3/5/7/8 /18/19/26/28 /38/39/40/41 |
【W-CDMA】 B1/2/5/8/19 【LTE】 B1/3/5/7/8 /19/20/28/40 |
【W-CDMA】 1/2/5/6/8/19 【CDMA】 800/1,900 /2,100MHz 【LTE】 1/2/3/5/7/8 /11/12/13/17 /18/19/20/21 /25/26/27/28 /38/39/40/41 |
大きさ(mm) |
||
146.8×73.9×7.69 |
152.9×75×7.9 |
138.3×67.1×7.1 |
重さ |
||
144g |
157g |
138g |
発売時期 |
||
2016年10月 |
2016年7月 |
2016年9月 |
|
|
|
価格を見るとコスパに優れていることがよくわかります。ライバル機「Moto G4 Plus」と比べても、CPUが「QualcommSnapdragon625 オクタコア/2.0GHz」でありながら価格はちょっと安めです。
カメラ性能も、iPhone7が1,200万画素/700万画素なのに対し、ZenFone3は1,600万画素/800万画素とかなりの違いです。
もちろん、Moto G4 PlusYやiPhone7の方が優れている部分もあるので上記表でチェックしてみてください。
デザイン、質感、持ち心地は?写真でレビュー
ZenFone3は安っぽさのまったくない高級感あるデザイン設計がされています。
正面 |
背面:鏡面仕上げ |
高級な質感 |
ZenFone2は背面がゆるくカーブしていましたが、面をフラットにして持ちやすくなりました。また背面カバーはプラスチック製でしたが鏡面仕上げのガラス製に変わり上質な雰囲気を漂わせます。
側面フレームもメタル製になり、全体から安っぽさを感じさえないのは小さな積み重ねがたくさんあります。シックなデザインを好む方はきっと気に入るはずです。
背面に「指紋認証センサー」がついているので、指でそこに触れながら持ち上げるだけでロックが解除され操作性にすぐれています。サイズ感、エッヂの効き方からも落としずらくこの使いやすさは利用してみるとわかると思います。
ZenFone3の損をしないための購入方法
ZenFone3をお得に購入するには2つの点を考慮する必要があります。1つは購入価格。もう一つはサポートしてもらえるかです。
価格はまずASUS公式通販サイトとAmazon・楽天市場の現在価格をチェックしましょう。もう一つは楽天モバイルなどのMVNOのセット販売価格も確認する必要があります。
楽天モバイルなどMVNOは端末で利益を考えていないことが多々あります。継続利用してもらうことが目的なので端末を大幅に値引きしていることあります。お得なキャンペーンがあれば活用しましょう。
価格以外に考える必要があるのは”サポート”。端末をAmazonなど小売店で購入し、SIMだけMVNOで購入する場合、端末側で何か不明なことやトラブルが起きてもMVNOのサポートデスクでは対応してくれないことがあります。SIMや通信回線の問題ならばMVNOで対応してくれますが、自分で別購入したスマートフォンの操作方法については別扱いにされることがほとんどです。
そうなると、通信回線のことはMVNOに電話で相談。操作方法についてはASUSのカスタマーセンターに相談と2つの窓口に都度といあわせなければならずどちらに相談するか判断するのも一苦労することになりあMす。できればMVNOでセット購入しSIM・通信回線関連ととスマートフォンの操作方法、トータルで相談に応じてもらえる環境は意外と大切です。
以下のバナーから各径路で現在ZenFone3(定価34,800円)を購入した場合幾らになるのかをチェックできます。ご活用ください。
- ZenFone3の端末だけ購入する場合は以下をチェック!
- ZenFone3とSIM回線セットのMVNO価格は以下をチェック!