UQモバイルもワイモバイルも、他のMVNO各社とは一線を画し、それぞれauやソフトバンクのセカンドプランという立場です。特にUQモバイルは、キャリアメールも使えたり、無料通話分もがこれまでの3倍になる「おしゃべりプラン」も用意されています。
UQモバイルやワイモバイルに乗り換える時に必要なことなどをこちらのページでまとめましたので是非チェックしてみてください。
この記事の目次
UQモバイルは速度が安定するMVNO
auプランなどの大手キャリアの月額料金を高いと思っているのなら、安い料金プランの格安SIM会社に乗り換えてしまいましょう。格安SIMプランとは大手キャリアの通信回線を借りて運営するMVNO(仮想移動体通信事業者)が提供するSIMカードを利用するプランのことで、月々の使用料金を1000~2000円台まで抑えることが可能です。
しかし、格安SIMは基本使用料が手ごろなだけにデメリットも気になります。それが高速データ通信速度の遅さです。MVNOが保有している回線に比べてユーザーが増え続けている状況なので混雑している時の通信速度は遅くなってしまいます。
UQモバイルは他社に比べて速度が安定
そのような中、au系MVNOのUQモバイルはau回線を使用するので、大手キャリアと同じように混雑時も変わらない通信速度を保つことができています。
他の格安SIMが早くても10~20Mbps前後、遅いと1~3Mbpsになって動画が途切れがちになります。それに比べて、常に40~50Mbpsの通信速度を保てるのは素晴らしいことです。通信が安定しているMVNOは他に楽天モバイルやFREETELなどがあるものの通信速度はUQモバイルの方がはるかに上です。
UQモバイルのプランごとに他社と比較
格安SIMのスマートフォンといえば、Y!mobileも忘れてはいけません。かつてはEmobileという名前だった時から、今もソフトバンクの回線を使っていますがMVNOではありません。実はY!mobileも独自の回線も使っています。このことから、Y!mobileは3大キャリアと同じMNO(移動体通信事業者)となるわけです。
しかし、Y!mobileがSoftBankのセカンドブランドならUQモバイルはauのセカンドブランド!格安SIMの料金体系の中では、この2社が大手キャリアと他MVNOの間の価格です。
UQモバイルとワイモバイル共通の特徴
UQモバイルもワイモバイルも、大手キャリアのセカンドプランとして似たような格安SIMプランの特徴があります。
- 音声通話SIMの基本料金が3000円~6000円位
- 大手キャリアのように一部セット端末が端末購入アシストにより実質無料
- 通話プランは国内通話料金が無料になる分や、かけ放題サービスが標準装備
- 大手キャリアからのMNP利用者に対する大幅値引きがある
この結果、大手キャリアから乗り換えるユーザーにとって格安SIMと同じ価格の選択肢となっています。もちろんデータSIMプランにデータ高速プラン、音声通話プランも用意されています。しかし、、
- どちらも音声通話SIMの場合は2年しばりを前提
こういう点も大手キャリアと同じです。そのため、「大手キャリアと同じ使い心地で料金を安くしたい」という人がY!mobileまたはUQモバイルのおしゃべりプランを選ぶことになります。
UQモバイルだけの特徴
今度は、ワイモバイルには無い、UQモバイルおすすめの特徴をみてみましょう。
- 速度はそのままに他のMVNOと同じようなプランも選ぶことが可能
- 通信速度が最大500kbpsのデータ無制限プランが選べる
つまり、格安SIMと同じ土俵に立てばUQモバイルは圧倒的に通信スピードの速いau系格安SIMとなります。さらに無制限プランの場合は、通常画質の動画を観られるくらいの速度ですが、速度が安定するため不便は感じづらいです。これらの通信サービスはワイモバイルに差をつけていますね。
UQモバイルへの乗り換えはどのようにするの?
このように魅力的なUQモバイルですが、どのように乗り換えればよいのか、「新規で電話番号を取得する場合」と「MNPを利用する場合」をそれぞれ紹介します。
UQモバイルとプラン契約
UQモバイルとの契約は、オンラインとショップの2種類を選べます。ただ、ショップとは言っても大手キャリアのように専用のショップはないので、オンラインを利用しない場合は家電量販店等での契約となります。
オンライン契約をする場合
まず、オンラインでの契約をする場合を説明します。
オンラインでの申し込み方法
- UQコミュニケーションズの公式サイトにアクセス
- 画面上部の「料金・サービス」をクリック
- UQモバイルのメニューを選択
- 画面右側にメニューが出てくる
- そこから「今すぐお申込み」をクリック
- 画面を下までスクロールして「オンラインショップで申し込む」をクリック
- 端末とセットでの申し込みを選ぶ画面が表示される
- その中から欲しい機種をクリック
- プラン選択画面に移る
- SIMカードのみの購入をしたいときは画面を下にスクロール
- そこで端末に適合するSIMカードをクリック
プラン選択画面では、プランやオプションサービスなどの選択を行います。端末とセットで契約する場合は端末の支払方法を一括か分割か選択します。そして、最下部の「申し込み」をクリックすると申し込みサイトに移ります。
- 申し込みサイトでは契約条件の確認
- 個人情報とクレジットカードの登録
- 最終確認
申し込みサイトでは上記のように画面が進みます。最終確認画面で「登録を完了する」をクリックすれば操作完了です。その後、メールで本人確認書類を送れば端末やSIMカードが届くのを待つだけです。
店舗で契約をする場合
店舗での契約の場合は、まずUQモバイルを扱っているお店をUQコミュニケーションズの公式サイトで確認します。少なくとも大手家電量販店ではWiMAX2+と一緒に扱っているので念のため調べる程度でOKです。
エントリーパッケージを買った後は公式サイトの「店頭でご契約エントリーパッケージを購入いただいたお客様」をクリックしそれに書いてあるエントリーコードを入力します。そのあとの手続きはオンライン契約と変わらないため、わざわざ店舗まで出向いたのに損をしたように感じます。
しかし、エントリーパッケージを購入するとオンライン契約時にかかる事務手数料3000円を無料にできます。エントリーパッケージが1000円近くするのでおよそ2000円得することになります。
電話番号をそのまま使うなら
今まで使っていた電話番号を引き続き使いたいという場合は現在契約している会社に連絡してMNPという番号を発行してもらいます。大手キャリアからの乗り換えならショップでMNPを発行してもらうことも可能です。電話の場合は番号を口頭で教えてもらえます。
店頭契約では特に相違点はありませんし、オンライン契約においてもプランの選択画面で「他社からのお乗り換え(MNP)」を選択し、申し込みサイトでMNPを入力するだけです。大手キャリアからMNPを使った場合は基本料金が割引されます。
UQモバイルは格安SIM会社なのにキャリアメールが使える?
格安SIMで気になるのはキャリアメールが使えないことですが、UQモバイルはキャリアメールを200円/月で使うことができます。ドメインは「@uqmobile.jp」です。ただし、キャリアメールサービスの動作確認は一部端末でのみされています。そのため大手キャリアのスマホのようにメールをしたい場合は、対象端末をチェックしておきましょう。
ちなみに、UQモバイルから端末を購入する場合は問題なく使えます。しかし格安スマホでは、そもそもフリーメールを使用するのが一般的なので、UQモバイルでもフリーメールを利用するのならキャリアメールは不要です。キャリアメールの存在感としては、現在はフリーメール不可の場合に役立つツールというレベルになっています。
乗り換えの際に気を付けたい注意点とは?
さらに、乗り換えの際にはこのようなことに気を付けたいです。
プランごとの最低利用期間
ワイモバイルとも比較したように、UQモバイルの主力プランは2年しばりです。その分、追加で料金がかからないような配慮がされています。またおしゃべりプランでない音声通話SIMの場合は1年間の制定利用期間が設けられるので、1年は使うようにしましょう。
SIMロックの解除が必要なパターン
ドコモやソフトバンクの端末であればもちろんそうですが、auの場合もSIMロック解除が必要な場合があります。
これらのことからも、UQモバイルからVoLTE対応端末を購入するのが無難と言えますし、端末を同時購入すればマンスリー割(25か月)としてさらに基本料金が安くなります。(au以外からのMNPでおしゃべりプランを契約した人のみ)もちろん、SIMフリーiPhoneやAndroidのSIMフリー端末を自前で用意しても使えます。
SIMフリー版端末を持っているのでSIMカードのみの契約をする場合でも、おしゃべりプランを契約すればスマ特割(25か月)とイチキュッパ割(13か月)で基本料金が値引きされます。また、キャンペーン対象端末などもありますので、是非UQモバイル公式サイトをチェックしてみてください。