さて、通信速度も安定していて月額料金がお得になるのは良いけれど、こういう格安SIMサービスってドコモ系やau系の契約ようにいたずら電話や売り込み電話、詐欺電話など、迷惑電話対策もきちんとされているのでしょうか?転送電話サービスを利用したら転送されてきたのは迷惑電話ばかりなんて困りますよね。
そこで、こちらのページではauプランのような着信拒否が出来るかなど、UQモバイルの迷惑電話や迷惑メールについてポイントをまとめました。スマホ代を節約しながら高速通信も利用し迷惑な通信を制限するためにも、是非チェックしてみてください。
嫌な電話を排除したい、そんな時は着信拒否がおすすめ
携帯電話を使っているとたまに身に覚えのない番号や非通知から電話がかかってくることがあります。もし、それに出てしまうと良く分からない勧誘のメールや単純な嫌がらせに引っかかってしまいます。受ける側は電話代がかからないとは言え、精神的にイヤですよね。
今は番号をネットで検索することやショートメールをすることで怪しい番号とそうでない番号を見分けられますが、それでもかかってくる電話に悩まされる状況は変わりません。
中には、かつての知り合いとの関係がこじれて困っている人もいるでしょう。ストーカーやネットワークビジネス・宗教の勧誘なども決して他人ごとではありません。
ある特定の番号からの着信に悩まされないためには電話番号を変える方法と、着信拒否をする方法があります。着信拒否はスマホ会社のサービスでもアプリでも利用可能ですし、UQモバイルではいくつかの機能の一環として使えます。
ただ、着信拒否をしても着信があったという記録は通知されるため、それすらいやだという場合や数10件にも及ぶ番号を着信拒否したいという場合は、UQモバイルに乗り換える時に電話番号も変えてしまうのが良いかもしれません。
UQモバイルではどんな着信拒否サービスを行っているの?
UQモバイルでも着信拒否を行うことはできますが、有料です。その着信拒否の方法はふたつあるので、それぞれ解説します。どちらも、着信拒否以外の機能が充実しているので検討する価値はあります。
電話基本パックの申し込み
まず、電話基本パックに申し込む方法です。こちらは
- 迷惑電話撃退サービス
- 三者通話サービス
- ボイスメールサービス
- 留守番電話サービス
がセットになったもので、月額380円です。
迷惑電話撃退サービス
こちらが着信拒否のサービスになります。番号を登録すると「おかけになった電話番号への通話は、お客様のご希望によりおつなぎできません。」というガイダンスを流すことができます。しかも、着信拒否の手順は通話が終了した後に「1442」へダイヤルするだけです。非通知の電話でも拒否できるメリットもあります。
ただ、このサービスには3つの注意点があります。
- 通常の音声通話SIMカードでなら10件、VoLTE対応でも30件という制限がある
- 着信拒否を解除する番号を指定できない
- 一度通話しないと着信拒否できない
着信拒否出来る件数が少ないといえば少ないですよね。もしも、それ以上の迷惑電話で悩んでいる時は他の選択肢も必要となります。
そして着信拒否を解除する番号を指定することが出来ず、実際に解除する時には「1448」へダイヤルしますが、最後に登録した番号から順番に削除されます。また、「1449」へダイヤルすると全件の削除が可能です。さらに、一度通話しないと着信拒否できないのも面倒ですね。つまり、かかってきた電話には一度出なくてはいけません。
三者通話サービス
こちらは2人以上での通話をするときに別の人も参加できるサービスです。通話料金は発信者の負担です。
ボイスメールサービス
留守番電話と合わせて3分の上限で99件まで伝言を残せます。48時間保持できます。ボイスメールの方法は電話番号の前に「1612」をつけるだけです。
留守番電話サービス
留守番電話は1件につき1週間保持することができます。ガイダンスは「141」、再生は「1417」へダイヤルします。通話中の着信については「1411」とダイヤルすれば対処できます。留守番電話を停止するときは通常のSIMで「1410」マルチSIMなら「1420」へダイヤルします。
ウイルスバスターの登録
着信拒否を設定するもう一つの方法としてウイルスバスターモバイルfor UQ mobileというアプリを使用することも可能です。こちらは普段PCにも使っているウイルスバスターをスマホにダウンロードできるものでウイルス対策の他にも様々なことができます。
こちらは、月額290円と電話基本パックより安いです。
ウイルスバスター for UQ mobile をダウンロードしよう
ウイルスバスターのダウンロードはUQ mobileの公式サイトから行いますが、その前にUQ mobileオンラインショップや電話・店頭でセキュリティサービスに申し込みが必要です。
申し込みが終わったら以下の手順で設定します。
ウィルスバスターの設定方法
- 「my UQ mobile」にログイン
- 「ご契約内容」をタップ
- 「契約一覧紹介/変更」をタップ
- セキュリティオプションの欄にライセンスキーとウイルスバスターのダウンロードurlが表示される
- ダウンロードのurlをタップすると自動でダウンロード開始
- その後「インストール」→「開く」の順番でタップ
- ウイルスバスターを開いたら、使用許諾契約書に同意しライセンスキーを入力
- アカウントを新規作成しユーザー情報を入力
※もし、提供元不明のアプリとして扱われたら出てきた画面の「設定」をタップし「提供元不明のアプリ」をタップし、最後に出てくるメッセージに同意します。
※my UQ mobileに表示されていたものをそのまま打ち込めばOK
ウイルスバスター for UQ mobileはiPhoneだと使えない
残念ながら、ウイルスバスター for UQ mobileはAndroid限定です。そのため、iPhoneをはじめとするiOS端末では利用できないため、別のアプリか電話基本パックで対応してください。
それでは、次に着信拒否をはじめとする色々な機能を見てみましょう。
着信拒否
ウイルスバスターでは、電話番号の着信拒否ができるので電話だけでなくSMSの受信拒否もできます。ウイルスバスターを起動して、着信ブロックを許可してから着信拒否リストに電話番号を登録していきます。こちらはとりあえず登録制限がありません。
着信拒否を解除する時は、
- 着信ブロックを解除する
- ブロックリストから電話番号を消す
という、どちらかの方法で解除出来ます。
不正アプリ対策
アプリ一覧からインストールする時にアプリの安全性をチェックし、インストール後にもスキャンを行います。他にはSDカードのスキャンも行います。
常時は不正アプリの削除や巧妙化するマルウェアへ対抗すべくアップデートを行っています。
Web脅威対策
これはPCと一緒で不正なサイトへのアクセスを制御します。有害サイトのブロックも設定できます。
盗難・紛失対策
盗難の被害を最小限にするため、スマホのロックやデータ消去を遠隔で行うことができます。GPSでの位置検索もできるため早く手元に戻りやすくなります。このような機能は別端末の操作で行います。
迷惑メールもブロックできる
UQモバイルはキャリアメールアドレスとして@uqmobile.jpというドメインが使えます。こちらのメールサービスは他のキャリアメールと同じく迷惑メール設定や特定アドレス、ドメインの受信拒否設定も可能です。
さらに、キャリアメールで受信したものを「meiwaku@web.uqc.jp」に転送することで迷惑メールの通報が可能です。これならワンタッチで操作が可能ですね。
その他のPCメールやフリーメールに関しても迷惑メール設定や受信拒否設定は標準装備されているため、迷惑メールを過度に恐れることはありません。
iPhoneは端末だけで着信拒否設定が可能
このようにUQモバイルには着信拒否のためのサービスが充実しています。しかし、着信拒否だけを希望の時は楽天でんわなどの電話アプリでも設定可能です。また、iPhoneなら端末のメニューから着信拒否を設定することができるため、電話基本パックもウイルスバスターも不要です。
iPhoneの着信拒否設定方法
- iPhoneのメイン画面で電話のアイコンをタップ
- 着信履歴の右にある「!」をタップ
- その番号についてのオプションメニューに移動
- 発信や電話帳登録などの項目がある中で最下部に「この発信者を着信拒否」とあるのでそこをタップ
※電話帳から着信拒否の相手を選ぶときも連絡先の右にある「!」マークをタップします。
ちなみに、着信拒否した連絡先は最下部が「この発信者の着信拒否設定を解除」と変わります。そこをタップすると着信拒否が解除されます。
また、連絡先の着信拒否を複数解除するときは「設定」→「電話」とタップして「着信拒否設定」をタップすると電話番号の一覧が出てきます。解除したいものを左にスライドし「着信拒否設定を解除」をタップすればOKです。